アルファード エグゼクティブラウンジの2列目が“女王のシート”と感じる理由(まるも亜希子)

  • トヨタ・アルファード

「ここに座って移動できる人は、なんて幸せ者なんだ!」と思わずため息が出ちゃう、新型「アルファード」の2列目シート。特に、電動オットマン付きの「エグゼクティブラウンジシート」は“女王のシート”といっていいレベルだと感心しました。

私はこれまでも、先代のアルファードだけでなく「センチュリー(セダン)」や、欧米のゴージャスなシートを持つ数々のクルマに試乗してきましたが、この新型アルファードのエグゼクティブラウンジシートが一番、全身のチカラを抜いてリラックスできるシートだと感じました。しかも、オットマンが収縮するので身長が高い人でも、足先のほうまでしっかりのせられるのがすごいところ。シートヒーターは足からお尻、腰、背中、肩、さらに腕まで温めてくれるというのだから、冷え性の人にとっては温泉以上に魅力的です。

そして注目は、「上げ下げしにくい」と感じている人も多いであろう、ロールサンシェードの操作。これが窓の上から下へと出てくる電動式になっているのもすごいし、2列目だけでなく3列目シートの窓にまで装備されているなんて、ほかに見たことがないような……。

シートにはヒーターに加えてシートベンチレーションもあるし、リクライニングやオットマンの調整はすべて電動調節式。マッサージ機能もあって、一度座ったら動きたくなくなりそう……。目的地に早く到着したら、「もう着いちゃったの?」なんて文句をいわれるかもしれないですね。

しかも、飛行機のシートのように格納されているテーブルを出せば、優雅なティーパーティーも開けます。ハイブリッド車は電源も確保できるので、電気ポットはもちろん、ポータブル冷蔵庫まで積むオーナーさん、いるでしょうね。タブレットやノートPCでささっと仕事を片づけることもできるし。人が「移動しながらできたらいいなと思うこと」や「出かけた先でやりたいこと」をすべてかなえてくれそうなのが、新型アルファードだと思います。 

(文:カーライフ・ジャーナリスト まるも亜希子)

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