チョコレートやサブレ、柿の種まで クルマ型お菓子大集合!
クルマ好きにはもちろん、可愛いものが好き、珍しいお菓子が好きという方にも注目してほしいクルマをかたどったお菓子たち。形も味も楽しみたいクルマ型のお菓子4種と番外編1種をご紹介します。
トミカ立体チョコ(株式会社ハート)
子どもにはもちろん、大人にもファンの多いタカラトミーのミニカー「トミカ」がそのままの姿でチョコレートになった「トミカ立体チョコ」。トミカの中でもロンドンバスやホイールローダーなど人気の車種を中心に、6種を選んでつくられています。
こちらはバレンタイン時期を中心に販売されています。その時期にしか手に入らない特別感や限定感があって、クルマ好きの子どもたちへのプレゼントとして喜んでもらえるようなものを作りたい! という思いが商品誕生のきっかけだったそうです。
内部に空洞のない塊のチョコなので、見た目のカッコよさばかりではなく食べごたえも十分にあります。実際にトミカで遊んでいる年頃の子どもたちから大人のトミカファンまで幅広い層に人気だそうです。
立体チョコシリーズの他に、パトカーや消防車、救急車などの「トミカ緊急車両チョコ」シリーズもあります。
サブレのクルマ博物館・かたぬきバウム(トヨタ博物館)
1989年に開館のトヨタ博物館は、ガソリン自動車誕生から現代までに至る世界のクルマの歴史とクルマにまつわる文化を紹介する博物館です。こちらのミュージアムショップにもクルマ型のお菓子の数々が並んでいます。その中から、2つをご紹介します。
「サブレのクルマ博物館」はクラシックカーをかたどったサブレ。プレーン、ココア味、抹茶味の3種の味と、かわいくデフォルメされたクラシックカーの姿が楽しめます。
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プレーンのベンツ、ジャガー、ココア味のフォード、MG、そして、抹茶味のトヨタ2000GT
箱に入ったタイプにはトヨダAA型乗用車も1枚入っているそう。
クルマの周りを線に沿ってはずしながら食べるとトヨタの名車が立体的に現れる「かたぬきバウム」は、しっとり塩キャラメル味。
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2022年春には若干の仕様変更が行われる予定。新しい仕様も楽しみ(写真は現在の仕様)
精巧なプリントと精緻な形状のカットで往年の名車がおいしく飛び出します。サブレとかたぬきバウムの2点は、トヨタ博物館のミュージアムショップで購入できるそうです。博物館に訪れたら手に取ってみたいですね。
新型カキノタネ(龍屋物産株式会社)
神奈川県伊勢原市の地域特産品PR活動「伊勢原うまいものセレクト」の一環として誕生したのが「新型カキノタネ」です。
伊勢原市の龍屋物産株式会社と日産自動車株式会社が共同で企画・製作にあたって、クルマ型に型抜きしたカキノタネはなんと23車種。それに伊勢原市のシンボルである大山をかたどったものと合わせて24種類の形状のカキノタネがびっしり詰まっています。
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1933年製ダットサン12型フェートンから2021年製アリアまで日産のクルマ全23車種が勢ぞろい!
カキノタネを形づくる抜型は日産総合研究所の試作部が最新の技術を駆使し、CAD/CAM 設計(※)と自動切削機を活用して作り出したもの。多数の形状のものを同時に型抜きできる抜型はカキノタネ史上初なのだとか。
(※CADは形状モデリング設計、CAMは切削加工の工具経路設計のこと)
パッケージも350ml缶と同様のサイズですので、持ち運びやドリンクホルダーに収納して車内でつまむのにも便利です。
新型カキノタネは通販サイトニシハラオンラインストアから購入できるそうです。
番外編・ネジチョコ(ネジチョコラボラトリー)
最後にご紹介するのは、クルマをつくるのに不可欠なネジをモチーフにした「ネジチョコ」です。
北九州の官営八幡製鉄所関連の施設が2015年に世界文化遺産に登録されたのを機に、「北九州らしいお土産を」という思いから生まれた「ネジチョコ」。
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錆の状態もリアル
3Dプリンターを活用してつくり出された形はリアルであるとともに、ボルトとナットの組み合わせで実際に回すことができる精巧さ。
北九州は、近代日本の発展を支えた製鉄の街。ネジチョコラボラトリーは、この「ネジチョコ」を量産できる工場と学生たちとともに研究を進められています
ラボ機能を備えている施設です。ものづくりの街としての歴史を引き継ぎ、新時代の未来を開こうとしています。「ネジチョコ」に続くお菓子の誕生にも期待です。
クルマの形のお菓子にもさまざまなバリエーションがありました。目にも楽しく、おいしいクルマ型のお菓子たち。クルマ好きの方へのプレゼントに、自分へのごほうびに購入してみてはいかがでしょうか。
<取材協力(掲載順)>
株式会社ハート
トヨタ博物館
龍屋物産株式会社
ネジチョコラボラトリー
(取材・文:わたなべひろみ/写真:株式会社ハート・トヨタ博物館・龍屋物産株式会社・ネジチョコラボラトリー/編集:奥村みよ+ノオト)
[GAZOO編集部]