2020年シーズン終了! ~スーパーフォーミュラ最終戦フォトレポート~

終わりました!スーパーフォーミュラもシーズン終了!レースウィークは、極寒だったけど、なぜか私はとてもレースに集中できました。振り返ります。

レースウィークに滞在する御殿場、師走も終盤に差し掛かり朝は氷点下…。ホテルの青空駐車場には朝食の時間を削り(大げさ)早めに行き、ほとんど使用したことのないニョロニョロと心の中で呼んでいたデフロスター、デフォッガーのボタンをオンするところからスタートしました。何十年と運転をしていても、知らないことは多く、御殿場に冬のイベントで訪れる際、朝、慌てる訳です。

今回は、心して臨んだので早めに行動できましたが、初めてフロントガラスが凍った時は、ウィンドウォッシャー液をシャーっとやるなど、外気温の事など何も考えてませんでした。ほんとクルマは自由で便利。どんな天候でも私をどこへでもいざなってくれる相棒の認識でクルマの構造もわかってなかったですし、それはいまだにですが、気候に非常に無頓着というのを感じます。大きな変化を体感することが日常あまりないので。

凍っていたクルマを見て予想通りとワクワク(えっ)。せっかくなので、真冬の御殿場記念にハッシュタグを残してみました。Lが腕が伸びなくて短いけどね。

これは日曜の朝だったかな。前日は私のクルマの向かいに停まっていたYarisの姿が見えたのですが、フロントガラスが予想以上にカチカチでした。

富士スピードウェイまでのいつもの道でクルマを停めて富士山を撮るも、例年ならウェディングドレスをまとっているくらいの純白の姿を魅せてくれるのですが、今年は少ないですね。

そしてこの霜(スマホいい仕事しますねえ)、北国育ちのわたしは子どもの頃、この霜をバリバリ踏みながら歩いたりするのが好きでね。北国生まれなので、冬にわざわざ霜のある場所やスキー場とか行かないので懐かしくなりました。ちなみに、スキーとかソリとか小学校の授業でやっていたので(笑)。

土曜の午後は、ほんと寒くて富士山も凍えてました。

さて、最終決戦はもうご存じだと思います。ビッグレース最後にふさわしい、何か清々しい気持ちで私は今年最後の現場を終えました。

DOCOMO TEAM DANDELION RACING山本尚貴選手、おめでとうございます!抜かれたら抜き返す…どこかで聞いたフレーズ。今季はびっしりのスケジュールでしたが録画して見続けましたのでね…。

オーバーテイクシステムを駆使した戦いもありますが、彼は今季もとにかく速くそして強く、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮選手との攻防は、毎戦、ドラマを見に行っているようでしたね。
ん~昭和の私だと、金曜22時のTBSかなあ(わからないですよね…)。フジテレビの月9でもないんだよね…、同世代に発信した独り言です。

ラウンドのインターバルも短かったので、毎回ドラマがありすぎてね。バタバタでまとめきれませんでしたが、見る側としては非常に凝縮して興奮さめやらぬを地で行くシーズンでした。

VANTELIN TEAM TOM’Sはチームタイトルを獲得しましたが、ニック・キャシディ選手、来季はフォーミュラEということで日本ラストランになりましたね。

  • グリッドにて、ニック・キャシディ選手、石浦宏明選手と記念撮影

    グリッドにて、ニック・キャシディ選手、石浦宏明選手と記念撮影

もう既に日本にいないようですが、彼の小さな追っかけさんがかわいくてね。誰に言われるでもなくニックの大ファンとなったとお母様がおっしゃっていましたが、ピットの前などでじーっと待っている姿を昨年の開幕戦で見かけたのが私は最初かな。彼がいなくなるとどうなるんだろうとおばあちゃんとして心配しています。お子様の心にはどんなふうに映っているのでしょう?聞いてみたい。

大人(私)は、ニックいなくなるから、今度はサッシャくん(サッシャ・フェネストラズ選手)もいいんじゃない?とか、日本人ドライバーにもアイドル系いるぞ!ベテラン系もいいよとか、何か進言してあげたいけど大きなお世話ですね…。

とにかくサーキットでの癒しでした。コロナ過でサーキットに来られなかった時期は、テレビにくぎ付けだったでしょう。せつないのとかわいらしいのと…。クルマが見たい発言は、ほんとミニサイズですが真(?)の追っかけ。来年も会えるといいな…。元気でね!ニックも頑張って!

おー、ちょっとちょっと~と追いかけました。某アイドル事務所さんのファンと見紛うほど熱いですね。今年で解散するアイドルグループを彷彿とさせるボードですね。いいなあ。わたしもやってみたい(笑)!

ちょうどJMS P.MU/CERUMO・INGINGの坪井翔選手が予選2位となったあとのピットビューイングで遭遇しました。2勝目見られてよかったですね!おめでとうございます!

その坪井選手です。タイトル争いが最終戦はもちろんメインですが、ここにシーズン2年目で大活躍をしたドライバーがいますね。岡山大会に続き2勝目。今回の方が、予選で速さを見せての勝利でうれしかったとのことです。もろもろ詳細はTOYOTA GAZOO Racingのコラムでエンジニアのお話も掲載しましたので、長すぎるコラムですがいつかどうぞ。

ルーキーオブザイヤー、TCS NAKAJIMA RACING大湯都史樹選手。今季初優勝を遂げ最終戦では2位。坪井選手同様素晴らしい戦績。大湯選手は、個性的でなかなか業界にいないタイプと思うのですがいかがでしょう。個性に加え速いんですよね。そして、おしゃれでヘアスタイルが特徴的ですが、いちいち何もかも新鮮に感じるドライバーさん。

チームメイトは今季2年目の牧野任祐選手です。彼も速い。
牧野選手は、最終戦をご病気ということで欠場。髄膜炎と発表になっていましたが残念でした。スーパーGTチャンピオンを今季輝き、ほんと手強いドライバーさん。F4から見ていて、このコはおもしろいと勝手に注目していたドライバーさんです。そこへ大湯選手加入とホンダさん若手の層が厚くなっています。

スーパーフォーミュラでは山本選手のチームメイトの福住仁嶺選手も大注目。今回3位になったBuzz Racing with B-Maxの松下信治選手もホンダエンジン!ポールは、駿足のTEAM MUGEN野尻智紀選手とシーズン後半、ホンダ勢に押されっぱなしのトヨタ勢。これからどんどん若手が育っていって欲しいです。ルーキーテスト情報もネットには出てますので、来季のラインナップにも注目ですね!

トピックを1つ。現役の頃からレジェンドと呼ばれていた本山哲選手。スーパーフォーミュラでは、Buzz Racing with B-Maxの監督をされています。でも本山監督というのが、私はまだしっくりこなくてね…。そう本山選手!ですよ。

最終戦、スーパーフォーミュラと併催のスーパーフォーミュラ・ライツにスポット参戦して走られましたよ。勝つとかそういう事ではなく、スーパーフォーミュラ・リージョナルのオートポリスラウンドで走ったのもそうですが、後輩たちとレースを楽しむという姿を披露。レーシングスーツを着用するために、少しカラダを絞ったと以前おしゃっていましたが、まあかっこいいです。現役時代を思い出しますね。お顔、まったく変わってないですしね。

本山選手、15年から10年前くらいは私はライバルチームで仕事をしていて、彼らが勝つとため息出てました。強すぎる!ってね。こちらにもそんなドライバー脇阪寿一、アンドレ・ロッテラーという素晴らしいドライバーがいたのですがね。サーキットで見かけると、うれいしものです。しかも、ヘルメットかぶってる姿なんてね。素敵過ぎますよ。グリッドには関係者が応援に訪れてましたね。また機会があればスーツ姿みたいですね。お疲れさまでした!

コロナ過で大変な中、それだけでも試練でしたが、全部ひっくるめて記憶に残るシーズンでしたね!現場に行くことができ、多方面に感謝。また取材活動ができるよう昇進します。今年もお世話になりました!良いお年を!

(写真:折原弘之 大谷幸子、テキスト:大谷幸子)

[ガズー編集部]

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