ジンクス、あれ?と夏コス… ~SUPER GT第4戦~

暑い暑い毎日、いかがお過ごしでしょうか?お久しぶりです!決勝日、12500人を動員したツインリンクもてぎより帰還。二カ月半ぶりのSUPER GTは、暑さとシビレるバトルとでヘロヘロでした。Hondaさんのホームコースでのレース、最後に出た言葉はチャンピオンはホント何もかもすごいね!それでしたね。GRスープラに関しては、TGRコラムでも、振り返っていますので、かぶらないネタでお送りします。

ジンクス

いやーチャンピオンコンビ強し!でしたね。バトルをしていましたが、山本選手の横綱相撲でもありました。お見事です!

でもってジンクス。決勝前のスターティンググリッドあるじゃないですか。だいたい、ちゃちゃっと写真を撮って制限時間前という言い方もおかしいですが、その時間前に私はグリッドから立ち去ることが多いんです。

今回は、急ぎはなく、じっくりグリッドを見渡していました。写真を撮り損ねた感じもあります。きっとぼーっとしてたんでしょうね。精彩を欠くというと、まるでいつもバッチリみたいだけどね(苦笑)。最後に話した方がドライバーさんだったんです。

ええ何が言いたいかというと、決勝前、最後に話した方のドライバーが優勝するジンクスがあるんですよねー弊社比のニッチな話題ですが。最近はドライバーさんと話さないことも多いかな、いや話しませんあまり。でもタイミングが大丈夫そうなら、ひとこと声かけたり…。現場が長くなって応援しているドライバーさんがいっぱいで、みんな頑張れになっていますけどね。声をかけることは、ポーズでも何でもなく素直な気持ちです、はい。

そして、今回は14号車のグリッドで山下健太選手と豊田チームオーナー代行とゆるいお話しを少しだけしてからグリッド前方に向かい、わたしは退場を始めました。ホームストレートから出てピットロードに入ったときに、ピットビルから今回優勝の牧野任祐選手がやって来ました。スタートドライバーだったのに気づいてない私。2人しかいないシチュエーションだったので、フツーに少しだけお話をしました。

  • 一時トップに立ち優勝争いを繰り広げた19号車

予選でポールを獲った時点でこりゃー大本命だな思っていました。GRスープラ19号車も果敢に挑み頑張りましたよね~。2位表彰台おめでとうございました。戦えたレース!きっと自信に繋がったと思います。拍手ですよ!

でも結局、ジンクス通りになったんですけどね(汗)。1号車ポールトゥウィンでした。久々にジンクス通りになりびっくり。意識しないでも何気にそんなことになります。

ポールからだからそうなのかなと思うじゃないですか、6位からだったかな、中段からスタートのドライバーが優勝したときは、自分で怖くなりました(笑)。ジンクス~ってね。ま、不確かなものではありますが、自分の中にそんなジンクスがあります。

元気ないなあ

今回、ベテランの2台の活躍に期待しました。それは、GRスープラ38号車と、GT-Rの23号車です。

38号車は、昨年の最初のもてぎでポール、決勝は2位で終えています。当然期待しますよね。今回は、走り出しで14番手で慌てました。GRスープラのブリヂストン勢が最初下位に沈んだので、そういう流れなのかと一瞬思ったのですが、サクセスウェイトも10kgですから、踏ん張ってこれは来るだろうと予想していたんです。

予想はハズレまして、8位フィニッシュ。ポイントこそ獲得していますが、違う違うそうじゃない。違う絶対違う。もっともっと前にいて欲しいです。

そして、23号車。GT-Rのエースは、不本意なウェイト「0」でもてぎラウンドに臨みました。この状態だけでも残念に感じますが、まあ、仕方ないリタイアもありで今回はサクセスウェイト0kgのスタート。

だからこそ、38号車同様にチャンスと思いました。何があったのかわからないけど。予選10番手もあれ?決勝も9位と私には信じらない結果でしたね。GT500クラスは、それぞれの戦いでもありますがメーカー同士の戦いでもあります。残念ながら、最近はGT-Rが3メーカーの三つ巴に加われていません。

トヨタさん運営のポータルサイトのここ「GAZOO」でコラムを書いておりますが、トヨタ一人勝ちのレースを見たところで萌えませんし、最近はHondaさんNSXが強いからトヨタ勢は追いかける立場でもあります。とにかく手に汗握る、終わってみれば敗者にも拍手を送りたくなるような戦いが見たいのです。

そして、23号車とは恨まれるほど強いクルマじゃないとダメと何度か書いております(インスタにだったかな)。勝ち続けて、ちょっと勘弁して~と言いたいのですよ。昔そうだった。まあ昔話を得意げに話すつもりはないけど、そういう存在だったの23号車は。鈴鹿は昨年優勝しておりますので、頑張って欲しいね。

この2台に共通するのはベテランドライバーの駆るクルマであること。何にせよ、成績不振それでドライバー生命が縮まってしまっては悲しいのです。若手の台頭もあるかもしれませんが、F1だってキミ・ライコネン選手のように41歳で頑張る現役ドライバーがいます。

若手がGT500クラスにステップアップして来るのも頼もしいですし、立川祐路選手のように46歳でもスキルもルックスもイケてるドライバーさんが若手に負けない戦いも見たい。
みなさん同じ思いだと思っております。体力など諸々の環境にもよると思いますが、元祖日本一早い男星野一義さんのように、55歳、いやそれ以上乗って欲しいです。

絶対この4人ドライバーさんたちのスキルが衰えていると思えないのですよ。走る限りずっと応援し続けますので、がんばってください!チカラ入りすぎかしらね私…。

次の鈴鹿、ココも本命かな

そうですよ、ARTA!8号車!野尻智紀選手と福住仁嶺選手のコンビと言えば、スーパーフォーミュラでもその速さを発揮し、優勝しちゃっている旬なドライバー。一気に実力が花開いた今季(前からか…)、何かこう秘めたチカラがあって怖いんですよね。

5月の富士ラウンドでペナルティで優勝を逃した8号車の、レース後の雰囲気が良かった。書いたっけな。

凹む仁嶺くんをのじりんが肩抱いてピットに歩いて行くシーン。昨年もいろいろあったけど、包み込むチームとチームへの信頼がなんとなく見えることがあるんですよね。私に何がわかるというんだと、自分でツッコミたくなりますが、ほんとそれ。鈴鹿は、このクルマも来そうですよ。

夏コス

お客様はスターティンググリッドに入れないですし、ピットウォークではファンサービス禁止とコロナ過で来場されるお客様がかわいそう。スポンサーさんも人数が絞られていて、ゲストも通常通りには入れないという状況。いつもと違う環境でレースが開催されているのは変わらないので、すこし写真をアップします。

駆け足で振り返りまだ全然振り返りも足りないので、残りはInstagramで。次のラウンドで前半戦が終了。でも一か月に一回レースが見られるので、さみしくない?かな?これから夏休みを取ってそこからまた萌え萌えで、後半楽しんで参りましょ!では、また!

(写真 折原弘之、大谷幸子 テキスト 大谷幸子)

[ガズー編集部]

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