織戸学 ドライバーズコラム 第7回 僕の大好きな80スープラ
TOYOTA80スープラ。
僕の大好きなクルマだ。もう古いクルマですが、こんなに良いクルマはそうは無いと僕は思います。1993年より2002年まで販売された車両です。設計もボディーも内装もしっかりと高級感があり、運転席に全てが向いているコクピットが印象的です。エンジンは、6気筒3000CCのNAやターボから。この6気筒ターボは本当に最高のエンジンだと感じます。
僕は2000年の全日本GT選手権(現在のSUPER GT)のGT500クラスのスープラに乗れることになった時に購入し、レーシングカーと同じようなポジションにして、毎日がGT選手権みたいな雰囲気を楽しんでいました。レーシングと同じクルマに普段から乗ることによって、練習になると思っていたんだね。
そして、あまりカッコの良いスタイルのエアロも無く、自分でエアロパーツのデザインを描き、実際に細かいところは自分で削ってオリジナルエアロパーツ RIDOXを完成させました。15年以上も前のデザインですが、今見てもカッコ良い。今年は、バージョン2を作りたいな。
色は、5回くらい塗り替えたな~。
スープラって不思議なクルマで、レースでは活躍したけどドリフトをスープラで走る選手は少ないのよ、なぜだろう?
2005年には、D1車両ボディーを当時乗っていた土屋エンジニアリングに製作してもらい、ボディー勉強をさせてもらいました。しなやかにハリのあるボディーだったな~。
スープラは、アメリカや海外でも人気が高く多くのファンがいます。86のD1車両を製作する時に一度手放してしまったけれど、去年程度の良い車両が見つかり、もう一度スープラをMAX仕様に作り上げている最中です。
とは言っても、古さは否めず…、要所要所に手を入れていかなければいけません。今回の車両は、RIDOXのエアロパーツはそのままに、オリジナルで調合したMAX REDに全塗装仕直し、ドライカーボンルーフやロールケージにもMAX RED色を入れたり、内装のパーツもどんどん作っていってみようかな~って計画しております。
簡単なスペックは、エンジンオーバーホール3.1L 大きめなタービンにコンピューターセットで、燃費はノーマルよりも普段乗りは良いかもです。もちろん触媒は付いております。
室内は、カーボンのドア内張りに、BRIDEシートにリアシート張替、オリジナルトランクマットに、ヘッドライト、テールライトも加工しました。ドリンクホルダーをカーボンで新規に製作。スープラはドリンクを置くところが無かったので、とても便利ですよ。
これからさらに、丁寧にメンテナンスをし、コンディションを整えてストリートを気持ちよく走れる仕様を目指します。良い車両が見つかれば、僕の経営する新しいガレージにてMAX仕様のコンプリートカー製作も考えております。
そんなカーライフを楽しみながら、愛着のある一台をとことん仕上げていく楽しみ、皆様もどうですか?? 新しい車も良いですが、味のある古い車に興味が湧いて来ているのかも。
MAX ORIDO
[ガズー編集部]
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