織戸学 ドライバーズコラム 第10回 GAZOO Racing 86/BRZ RACE
早いもので、今期で4年目を迎えるGAZOO Racing 86/BRZ RACE。今では、多くのプロドライバーも参戦し、毎回熾烈なバトルを繰り返しています。優勝するドライバーも毎回違う、誰が勝つのか?全然わかりません。優勝するドライバーも、本気で喜んでいるのがいつも印象にあります。
そんな僕も、初年度最終戦のツインリンクもてぎでブリヂストンタイヤしか勝てないという中、YOKOHAMAに初優勝をプレゼントできました。2年目は、富士とオートポリスで2回優勝したかな?
チームを移籍した2015年は、最初は苦しみましたが、後半には巻き返してきてトップ争いこそしたものの、残念な2位が2回、優勝をチームにプレゼントすることができませんでした(泣)。
とにかく、順位に関係が無く多くのバトルが見られるこのレース。見応えも十分で、レース後もパドックでプチバトルがあったりと、本来のレースの姿が良い意味で出ているような気がします(笑)。
そして、なんと言っても、他のレースでは最近あまり見られなくなった、タイヤメーカー戦争です。これは本当に凄いですよ。 YOKOHAMA、BRIDGESTONE、 GOODYEAR、DUNLOPとYOKOHAMAは、2年目以降に向けてターゲットを絞り、ADVAN A08Bと言うタイヤを発売しました。ドライでもウエットででも乗りやすいタイヤで多くの結果を出しています。その間2年間、仕様変更は行っておりません。
が、
他のタイヤメーカーは、数回の仕様変更を繰り返し、タイヤメーカーも、とにかく半端なく熱いです。
1年目はBRIDGESTONE 、2年目3年目はYOKOHAMAがチャンピオンを決めております。そして4年目を迎える今年は、どうでしょうか?
答えはYOKOHAMAです。
なぜなら??
そう! 僕がチャンピオンを取るからです。本気。
過去、シリーズに全戦出場はしたことが無く、今期はすべて参戦する予定です。チームも2年目のK-ONEレーシングチーム。名古屋のYOKOHAMA タイヤディーラーで、ジムカーナやラリーや多くのモータースポーツに参戦するチームです。
カラーリングは、去年はイニシャルDの看板を背負わせて頂き、懐かしいAE86カラーの赤黒でした。僕の印象は、この赤黒は新しい86にもかなりマッチし、意外にコース上でも目立っていたと感じます。派手派手は、無いところもよかったんだと感じます。
さて、今年はどんなカラーリングで参戦するのでしょうか???
僕もまだわかりません。86の事もだいぶ理解出来てきた今期は、今まで以上に本気です。実車でのTESTも行きたいし、それをベースに130R-YOKOHAMAのシミュレーターで多くのトレーニングを積みます。
止めすぎない、アクセルを踏みすぎない、抵抗をかけずにタイヤを丁寧に丁寧に転がすようなちょっと特殊なドライビングが求められる86レース。去年はあまり練習できなかったので、とにかく今期は、シミュレーターも実車も練習させてもらいたいな。
今から楽しみです。
待ってろよ、ライバルの大勢。
応援よろしくお願いいたします。
MAX織戸。
織戸 学 ドライバーズコラム
第1回 プロドライバーとしての半生(前編)
第2回 プロドライバーとしての半生(後編)
第3回 大好きなドリフトのお話 その1
第4回 大好きなドリフトのお話 その2
第5回 人生楽しんいでるか~い?
第6回 東京オートサロン
第7回 僕の大好きな80スープラ
第8回 祝 MAX ORIDO RACING ガレージオープン
第9回 タイヤテスト
第10回 GAZOO Racing 86/BRZ RACE
第11回 130R YOKOHAMA(レーシングシミュレーターSHOP)
第12回 そのマシンの名はcheetah(チーター)
第13回 2016年レースシーズン
第14回 子どもたちのクルマ離れ?
第15回 モータースポーツ開幕
第16回 僕の履歴書 そして未来ある多くの子供たちへ
[ガズー編集部]