砂子塾 限界超えトレーニング、タイヤの限界とクルマの特性を学ぶ

濡れた路面でタイヤの限界とクルマの特性を学ぶことができる。砂子塾長を始め、豪華講師の同乗走行に複数回乗れるのが大きな魅力。

スクールの概要

主催 砂子塾事務局
場所 富士スピードウェイ駐車場 レーシングコース、筑波サーキット コース2000、1000、ジムカーナ場 東京バーチャルサーキット
時間 9:00~16:00
人数 15名程度(レッスこなる)
レッスン 公式HP参照
https://sunakojukuchou.com/
講師 砂子塾長、東風谷高史
ゲスト講師 荒聖治、大井貴之、木下隆之、木下みつひろ(2021年実績)
車両 マイカー、レンタカーあり(マツダロードスター BMW M4 レンタル金額=30,000~)
連絡先 kochiya@pls-1.net

注意:掲載内容は異なる可能性があります。公式HPで詳細情報を必ず事前に確認ください

走る楽しさを提供

レーシングドライバーとして全日本GT選手権、スーパー耐久などで活躍。2008年に引退したが、2018年に現役復帰。2019年にはブランパンワールドチャレンジアジアGT4クラスで、日本人初のシリーズチャンピオンに輝いた砂子塾長。

砂子塾長は2012年より日本初となるレーシングシミュレータートレーニングジム「東京バーチャルサーキット」を運営。そこで、レーシングシミュレーターを使ってドライビングレッスンを行っている。日々、プロとしてドライビングを教える砂子塾長が、実戦的なトレーニングとして吟味して組み立てたカリキュラムが「砂子塾 限界超えトレーニング」だ。

いわゆるコースを攻略するドライビングレッスンとは異なり、その名の通りタイヤとクルマの限界を超えてみるというのが目的のレッスン。

開催場所は富士スピードウェイP2駐車場や筑波サーキットジムカーナ場などだが、共通しているのは、広場を舞台に散水した路面でタイヤグリップを感じ取り、カウンターステアを当てられるようにするレッスンであるということ。
いずれの会場でも散水することで低μ路を作り出し、そこでシンプルなコースを走る。タイヤの限界とクルマの特性を体感することを目的としている。その理論については走行前に60分間の座学できっちりと学ぶ。

レクチャーは砂子塾長はもちろん、豪華な講師陣による同乗走行を複数回実施。2021年は荒聖治、大井貴之、木下隆之、木下みつひろ選手がゲスト講師として登場した。繰り返しプロのドライブを同乗走行で体験することで、クルマの動かし方をカラダで学んでいくことができる。

「速く走るだけでなく、運転が上手になる。クルマの危険を正しく理解して楽しく遊ぶ」ということを砂子塾では提案しているのだ。

限界超えトレーニングで車の挙動を学ぶ

路面は濡れているので滑りやすく、その状況でいかにタイヤをグリップさせるかを体験する。

スムーズで丁寧な操作でなければ、グリップはすぐに失われてアンダーステアやオーバーステアが起きてしまう。そのタイヤが限界を超える感覚を、何度もチャレンジしてつかめば、今後の走行にも役立つし、普段乗りでの余裕にもつながる。速くなるだけでなく、上手くなることを目指すわけだ。

ブレーキングからターンインしてリアを少しだけ滑らせながら向きを変えるような高等テクニックも、サーキットで練習するとなるとコースアウトの危険性がある。また、後続車に迷惑を掛けることもあるので、そう簡単には練習できないし、するべきでもない。低ミュー路+パイロンコースというシチュエーションなら練習しやすい。

冬季は長野県・女神湖での氷上トレーニングも開催。さらに滑りやすい氷上でタイヤの限界とクルマの挙動を学ぶことができる。

参加はマイカーが基本だが、レンタル車両も準備されている。リア駆動でオーバーステアの練習がしやすいマツダロードスター、BMW M4を用意。レンタル価格は3万円〜で事前予約制となる。FF車や4WDに乗っていて、リア駆動特有の動きを学びたいという人には嬉しいサービスだ。

座学を60分間行った後は終日走行が行われる。1日みっちりと走り込むことで、カラダにタイヤの限界と正しい操作を教え込もうというスクールなのだ。

砂子塾 限界超えトレーニングは2022年上半期だけで9回開催を予定している。何度もレッスンを受けて正しいドライビングを叩き込む。それらを復習するには、また「東京バーチャルサーキット」でのシミュレーターレッスンがある。いつでも上達できる環境が整えられているのだ。

<オススメ度>
初心者★★★☆☆
中級者★★★★★
上級者★★★☆☆
速くなりたい★★★★☆
上手くなりたい★★★★★

[GAZOO編集部]

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