【連載全14話】第3話 トヨタ・スプリンターカリブ・・・クロスオーバーSUVの先駆車たち

自動車の世界では、今やすっかり主役となった感のあるSUV。今回は、その概念をつくったといえる、懐かしいクロスオーバーモデルを特集。週替わりで紹介します。

トヨタ・スプリンターカリブ

「面白4WD」をキャッチコピーに掲げ、「ニューアクティブビークル」として1982年に誕生したトヨタスプリンターカリブ。前年の東京モーターショーにRV-5の名で参考出品された多目的4WD車を市販化したもので、既存車種からの流用ではなく、全高1500mmというやや背高の独自の5ドアワゴンボディーを持っていた。つまりは専用ボディーを持つクロスオーバーSUVの先駆けといっていいだろう。

車名からはカローラの姉妹車だったスプリンターの派生モデルのようだが、これは販売戦略上命名されたもの。ベースはエンジン縦置きFF機構を持つひとクラス下のターセル/コルサ/カローラIIで、輸出仕様はターセル ワゴンと名乗っていた。パワーユニットは1.5リッター直4 SOHCで、4WD機構は走行中にFFと4WDを切り替え可能なパートタイム式。変速機は5段MTでジープのような副変速機は持たないものの、4WD走行時のみに使える非常用のエクストラローを備えていた。

1988年にフルモデルチェンジを迎えるが、2代目のシャシーは5代目カローラ/スプリンターのエンジン横置きフルタイム4WD車をベースとしており、名実ともにスプリンターの兄弟車となった。その後1995年に登場した3代目の、2002年の生産終了をもってスプリンターカリブの名は消滅した。

[GAZOO編集部] 

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