【連載全14話】第5話 フォルクスワーゲン・ゴルフ カントリー・・・クロスオーバーSUVの先駆車たち

自動車の世界では、今やすっかり主役となった感のあるSUV。今回は、その概念をつくったといえる、懐かしいクロスオーバーモデルを特集。週替わりで紹介します。

フォルクスワーゲン・ゴルフ カントリー

1974年に誕生し、ジウジアーロによるコンパクトながらパッケージ効率の高いボディーに優れた走行性能と経済性を備え、FFハッチバックひいては小型実用車のベンチマークとなったフォルクスワーゲン・ゴルフ。1983年にはゴルフIIこと2代目に進化した。

そのゴルフIIに1986年に加えられたモデルがゴルフ シンクロ。1.8リッター直4 SOHCエンジン+5段MTに、この連載の前回で紹介したフィアット・パンダ4×4と同様、オーストリアのシュタイア・プフ(現マグナ・シュタイヤー)と共同開発したビスカスカップリングによるフルタイム4WDシステムを組み合わせていた。

さらにそのゴルフ シンクロをベースとして、1990年に登場したのがゴルフ カントリー。ロードクリアランスを190mmにまで高め、プロテクトバーやアンダーガード、オーバーフェンダーなどを装着してオフロードビークル風に装い、悪路走破性を高めた仕様である。生産もシュタイア・プフが担当して8000台弱がつくられたが、日本では110台が限定販売された。ゴルフ カントリーは一代限りで終わったが、ロードクリアランスを高めてオフローダー風に装うという手法は、2006年に登場したクロスポロに始まるフォルクスワーゲンのクロスオーバーモデルで復活した。

[GAZOO編集部]

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