【連載全14話】第13話 ホンダ HR-V・・・クロスオーバーSUVの先駆車たち

自動車の世界では、今やすっかり主役となった感のあるSUV。今回は、その概念をつくったといえる、懐かしいクロスオーバーモデルを特集。週替わりで紹介します。

ホンダ HR-V

「ワゴンでもクーペでもクロカンでもない、アーバンクールなハイライダー」を名乗って1998年にデビュー。その前年の東京モーターショーに「若者をターゲットにした新ジャンルのハイライダー・ライトクロカン」をうたって出展されたコンセプトカーのJ-WJ(ワイルド&ジョイフルワゴン)を市販化したものである。

コンパクトハッチバックのロゴをベースとしたシャシーに、“ワンダーシビック”こと3代目シビックをほうふつさせるロングルーフの3ドアハッチバックボディーを架装。スタイリングはシャープな印象だが、ハイライダーと名乗るとおりロードクリアランスは190mmを確保していた。パワーユニットは1.6リッター直4 SOHC 16バルブで、チューンは標準とVTEC(可変バルブタイミングリフト機構)付きの2種。前者には5段MTとCVTが用意され、駆動方式もFFと4WDが選択可能だったが、後者はCVTと4WDの組み合わせのみだった。

ホンダが主張するとおり、既存のカテゴリーには当てはまらないフレッシュなモデルだったが、市場では苦戦。だが翌1999年に5ドア版が追加されるとセールスは上向いた。2003年にはスタイリッシュな3ドアがラインナップから落とされたが、5ドアは2006年まで販売された。その後、HR-Vという名称は2014年にヴェゼルの海外仕様として復活した。

[GAZOO編集部]

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