【連載全14話】第11話 トヨタ・ハリアー・・・クロスオーバーSUVの先駆車たち

自動車の世界では、今やすっかり主役となった感のあるSUV。今回は、その概念をつくったといえる、懐かしいクロスオーバーモデルを特集。週替わりで紹介します。

トヨタ・ハリアー

「WILD but FORMAL」というキャッチコピーを掲げて、1997年にデビューしたアッパーミドル級のSUV。うたい文句はセダンの快適性とSUVの機動性を兼ね備えた“スポーツ・ユーティリティ・サルーン”で、ハリアー(harrier)という車名は英語で「チュウヒ」(タカの一種)という意味。その姿をあしらったエンブレムがフロントグリルに装着されていた。

6代目カムリと共通のプラットフォームに3リッターV6または2.2リッター直4エンジンを搭載し、駆動方式は4WDとFFを設定。SUVとしての最低地上高を確保しながらもシート高を抑えて悪路走破性と乗降性を両立。左右ウオークスルーを可能にした前席や多彩なシートアレンジによって、ゆとりある居住空間と荷室を実現していた。とりわけレクサスブランドからRXの名で販売された北米市場では大ヒットし、世界中のプレミアムメーカーが参入することになる高級クロスオーバーSUV市場を開拓したモデルといえる。

1998年にはイタリアのカロッツェリアであるザガートとコラボレーションしたハリアーザガートを200台限定でリリースし、2000年のマイナーチェンジの際に直4エンジンを2.4リッターに変更。2003年には2代目に進化し、3.3リッターV6とモーターを組み合わせたハイブリッドが設定された。2013年に登場した3代目からは、レクサスRXとは独立した車種となり、現行モデルは2020年デビューの4代目となる。

[GAZOO編集部] 

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