トヨタ・7代目 クラウン (1983年~) 歴代クラウン特集7話
- 生産:1983年~1987年
日本人にとって、豊かな生活を象徴するステータスシンボルであり、オーナーカーの頂点に君臨する存在であることを端的に表現した、「いつかはクラウン」という傑作コピーを掲げて1983年に登場した7代目。ボディーは2ドアハードトップが消滅して、4ドアセダンと4ドアハードトップ、5ドアワゴンの3種となった。
シャシーは伝統のペリメーターフレームを使うが、小型車規格の変更によりホイールベースが延長され、上位グレードにクラウンとしては初めて4輪独立懸架を導入。またABSの先駆けとなる4輪ESCを採用するなど格段の進化を遂げた。85年には日本初のスーパーチャージャー付きエンジン搭載車が加えられ、「アスリート」を名乗るスポーティーグレードが登場したのもこの代からである。折からのハイソカーブームに乗って人気を集めた白い4ドアハードトップを中心に販売は好調で、オーナー層を若年層まで広げたことも記憶に残る。
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