トヨタ・9代目 クラウン (1991年~) 歴代クラウン特集9話
- 生産:1991年~1995年
昭和から平成になり、バブルも崩壊して世の中が変わりつつあった1991年、クラウンも大きな変化を遂げ9代目に進化した。ボディーは従来と同じく4ドアハードトップ、4ドアセダン、5ドアワゴンの3種だが、フルモデルチェンジされたのは全車3ナンバー化され、新たに「ロイヤル」シリーズと呼ばれるようになった4ドアハードトップのみで、セダンとワゴンは先代をマイナーチェンジして継続生産される。
またV8エンジン搭載車は「マジェスタ」のサブネームを冠した別建ての上級シリーズとなり、ペリメーターフレームを捨てモノコックボディーを採用した。主力となるロイヤルは、空力を意識した丸みを帯びたスタイリングが、20年前の4代目と同様裏目に出て市場での評判は芳しくなく、マイナーチェンジでリアエンドを角張らせるなどの化粧直しが施された。機構面ではトヨタ初となる5段AT、装備関係ではGPSカーナビゲーションの採用が特筆される。
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