【連載全16話】第7話 フェラーリ550マラネロ…地名が車名になっているクルマ
いったいどんな理由で付けられたのか? 今回は、国内外の地名がそのままモデル名やグレード名になっているクルマ、16車種をピックアップ。週替わりで紹介します。
フェラーリ 550 マラネロ
フェラーリとしては、通称デイトナこと365GTB/4の生産終了以来、23年ぶりにフロントエンジンに回帰した2座クーペとして1996年にデビュー。マラネロはロマーニャ州モデナ県にあるフェラーリの本拠地の町名で、クルマの世界ではフェラーリ本社を意味するものと言っていいだろう。ちなみにフェラーリがロードカーに地名を冠したのは、1966年にリリースされた365カリフォルニア以来のことだった。
伝統に従いピニンファリーナの手になるボディーは、クラシックなテイストを感じさせつつも、Cd値0.33という空力性能を誇った。5.5リッターV12 DOHC 48バルブエンジンは、基本的には2+2の456GTのものと同じだが、最高出力は442PSから485PSへと向上。メーカー公表値で最高速320km/h、0-100km/h加速4.4秒というパフォーマンスを発揮。運動性能にも優れ、テストコースのラップタイムも先代のフラッグシップであるミドシップのF512Mを上回った。
2000年にはオープントップバージョンの550バルケッタを加え、2002年にはエンジンを5.75リッターに拡大するなどの改良を施した575Mマラネロに進化し、2005年までつくられた。なお550マラネロ以降、フェラーリは360モデナ、458イタリアやカリフォルニアなど地名を冠したモデルをリリース。現行ラインナップではローマ、ポルトフィーノ(北イタリアの高級リゾート地)、モンツァSP1/SP2が挙げられる。
[ガズー編集部]
【連載全16話】地名が車名になっているクルマ特集
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