【連載全12話】第4話 ランボルギーニ・カウンタック・・・個性的なドアのクルマ特集
「前開き」に「跳ね上げ式」、なかには「上下スライド式」なんてクルマも……。今回は、ドアの開閉方式が個性のひとつとなっている世界の名車を週替わりで紹介します。
ランボルギーニ・カウンタック
誕生から半世紀以上を経た今なお、何物にも似ていない姿で色あせぬインパクトを放つ、スーパーカーの代名詞的存在。ミウラの後継として1971年にプロトタイプのLP500がデビューし、1973年に市販型のLP400が発表された。鋼管スペースフレームに、カロッツェリア・ベルトーネに在籍していたデザイナー、マルチェロ・ガンディーニが手がけた大胆なウエッジシェイプのボディーを架装。ミウラの横置きに対して縦置きにミドシップされた4リッターV12 DOHCエンジンは最高出力375PSを発生し、最高速度は300km/hを豪語したが、かなり楽観的な数字だった。
だが、そうした動力性能など超越した次元でカウンタックがスーパーカーの頂点に君臨し続けている理由は、その強烈な存在感にある。類いまれなプレゼンスに欠かせない要素のひとつが、前方にあるひとつのヒンジを支点に前に向かってせり上がるように開閉するドア。その動きがハサミのように見えることから、シザーズドア(シザードア)と呼ばれるようになった。
このドアを最初に採用したのは、1968年のパリモーターショーに出展された、やはりガンディーニの手になるコンセプトカーのアルファ・ロメオ・カラボ。市販車ではカウンタックが世界初採用で、後継モデルとなるディアブロ、ムルシエラゴ、アヴェンタドール、レヴエルトといったV12ユニットをミドシップしたランボルギーニのフラッグシップの系譜に受け継がれている。またランボルギーニ以外のメイクのスーパーカー、例えばブガッティ(EB110、ヴェイロン、シロン)などにも同種のドアは採用されている。
[GAZOO編集部]
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