【懐かし自動車ダイアリー】2010年(平成22年)~クルマで振り返るちょっと懐かしい日本

日産リーフ
日産リーフ

2010年(平成22年)| 自動車 ~ 量産EV第2弾の日産リーフがデビュー

日産が、2009年に横浜のグローバル本社が完成した際に公開していたリーフの製造販売を開始。三菱i-MiEV(アイミーブ)に続く量産電気自動車(EV)である。最高出力80kW、最大トルク280Nmのモーターで前輪を駆動し、最高速度は145km/h。JC08モードの一充電あたりの航続可能距離は200kmだった。価格は376万5000円で、補助金制度を利用すると300万円以下で購入できた。

日産は「ゼロ・エミッション車でリーダーになる」と宣言し、2016年度までに世界で150万台を販売するという目標を掲げたが、達成には遠く及んでいない。トヨタがテスラとEVの開発で業務提携することを発表するなど次世代自動車への動きが注目されていたにもかかわらず、インフラが整わない状況ではユーザーの反応は鈍かった。ハイブリッドモデルは引き続き支持されており、ホンダが発売したスポーツモデルのCR-Zは日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。

SUV人気も根強く、日産が発売したジュークはクーペのようなフォルムとポップな内装が若者から人気に。日本とイギリスで生産されるグローバルモデルである。三菱は2002年に販売が終了していたRVRをコンパクトSUVとして復活させた。

  • ホンダCR-Z
    ホンダCR-Z
  • 日産ジューク
    日産ジューク
  • 三菱RVR
    三菱RVR

2010年(平成22年)| 世相と文化 ~ AKB48と池上 彰が大人気

70%を超える高支持率で始まった鳩山由紀夫内閣は、マニフェストで掲げた子ども手当の支給や高速道路無料化などの政策をめぐって混乱。普天間基地移設問題では県外移設を目指したものの不成功に終わり、求心力を失っていった。6月に総辞職し、菅 直人政権が発足する。

バンクーバー冬季オリンピックでは日本の金メダル獲得はならず。サッカー南アフリカワールドカップで日本代表はブブゼラが鳴り響く中でグループリーグを戦い、2勝1敗で決勝トーナメントに進出。パラグアイとの1回戦は引き分けとなったが、PK戦で涙をのんだ。大相撲では野球賭博問題が発覚し、関与した力士や親方に解雇を含む処分が下る。横綱朝青龍は泥酔して暴行事件を起こし、引退を余儀なくされた。

9月に尖閣諸島で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突。漁船の船長を逮捕するが、中国の猛反発を受けて処分保留で釈放する。この措置に反発した海上保安官が衝突時の映像を流出させ、事件処理に関わった仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国交相に対する問責決議案が可決された。

2005年に小惑星イトカワに到達していた宇宙探査機はやぶさが60億kmの旅を終えて帰還。快挙を題材とした映画が4本作られることに。根岸英一と鈴木 章がクロスカップリング反応の研究によりノーベル化学賞を受賞。2005年に結成されたAKB48が『ヘビーローテーション』で大ブレイク。硬軟のニュースを池上 彰がわかりやすく解説して「いい質問ですねぇ」を連発した。

プレイバック2010年(平成22年)

★アカデミー賞
『英国王のスピーチ』
★日本アカデミー賞
『告白』
★NHK朝ドラ/大河ドラマ
『ゲゲゲの女房』『てっぱん』/『龍馬伝』
★日本レコード大賞
『I Wish For You』EXILE
★日本ダービー馬
エイシンフラッシュ
★日本カー・オブ・ザ・イヤー
ホンダCR-Z
★新語・流行語大賞
「ゲゲゲの〜」

[ガズー編集部]

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