【働くクルマ 大集合!】消防車両 -街で活躍するクルマ-

はしご車 (30m級先端屈折式)

はしご車は、ビルの高層階での消防活動等を容易にする為に製作されたクルマです。その中でも先端屈折式はしご車は、先端が屈折することで架線障害に対応しやすいほか、屋上面や高架の道路上に近づけることが可能です。運転席とは別に、はしごの隣に操作台があり、隊員がモニターを見ながら操作することで、はしごが動きます。はしごが届く階数は、建物等の周囲の状況にもよりますが、50m級で14~15階・40m級で12~13階・30m級で9~10階となります。(写真協力:名古屋市消防局)

化学車 (特殊災害対策型)

水による消火が難しい火災に対応する消防車両。主に、石油コンビナートでの事故や航空事故などで出動することが多く、消火剤が搭載されています。普通化学車、大型化学車、特殊化学車など、消火場所や薬剤の積載量によって様々な化学車があります。(写真協力:名古屋市消防局)

大型水槽車

約10000リットルの水を積載することができる大型消防車両。消火用の水を他の消防車に配給したり、放水銃を装備している場合には自ら消火活動も行います。タンク給水コックを開いてから、放水銃のノズル操作(手動コック、またはスイッチ)で放水します。大型水槽車は、災害時の機動性のある水源として活躍する重要な車両です。(写真協力:名古屋市消防局)

クレーン車

災害現場での障害物の撤去や救助活動、故障や交通事故によって動かなくなった車両の移動など多目的に活用される消防車両。クレーン車の台数は少なく、トラックにクレーン装置を装備して使用されている場合が多いです。(写真協力:名古屋市消防局)

指揮車

効率よく消火ができるよう指示をする責任者が乗車し、災害現場等で指揮を執っている消防車。各消防署の「指揮隊」によって運用され、出動と同時に、現場の詳細や出動隊の状態など多くの情報を取り入れることが特徴。(写真協力:名古屋市消防局)

大型ブロアー車

強力な大型ファンを搭載することにより、ある一定空間内の煙、有毒ガス、蒸気、熱等を素早く排除して、換気が可能な消防車両。換気といっても実際に風で有毒ガス等を吹き飛ばすのではなく、ファンで空気を送り込むことによる気圧差で、排除をします。(写真協力:名古屋市消防局)

[ガズー編集部]