【GAZOO車クイズ Q.109】1959年に「BMC MINI（オースチン・セブン／モーリス・ミニ・マイナー）」が誕生するきっかけとなった、1956年の国際的な出来事は？

Cスエズ危機

1956年10月29日、イスラエル軍がシナイ半島に侵攻。紛争は拡大し、エジプトはイギリスが支配していたスエズ運河を国有化します。

石油の輸送が妨げられたことにより、ヨーロッパではガソリン供給の不安が広がりました。燃費のいいバブルカーが人気を集める中、イギリスのブリティッシュ・モーター・コーポレーション（BMC）は本格的なスモールカーの開発を進めます。

指揮をとったのはアレック・イシゴニス。彼はエンジンルームを最小化するために画期的な方法を考案しました。横置きFF方式を採用してエンジンの下にあるオイルパンの中にギアボックスを組み込み、2階建てにしてスペースを節約したのです。サスペンションは金属バネの代わりにラバーコーンを採用。3mをわずかに超える全長で、4人乗車を可能にしました。

「オースチン・セブン」と「モーリス・ミニ・マイナー」の名で2つのブランドから発売された革命的な小型車は、モータースポーツでも活躍することになります。

※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《MINI（ミニ）（1959年）》
https://gazoo.com/article/car_history/140808_1.html