【GAZOO車クイズ Q.112】日本で1987年から保安基準によりフロントウィンドウの素材として使うことが義務化されたガラスとは?

日本で1987年から保安基準によりフロントウィンドウの素材として使うことが義務化されたガラスとは?

A合わせガラス

Bスモークガラス

C紫外線カットガラス

D防弾ガラス

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A合わせガラス

19世紀末の誕生当時、自動車にはキャビンがなく、乗員は吹きさらしの状態でした。技術が進歩してスピードが上がっていくと前方からの強い風にさらされるようになり、ドライバーは目を守るために風防メガネを付けるようになります。

さらに快適性を高めたのがフロントウィンドウでした。英語ではwindshieldやwindscreenと呼ばれます。最初は平面ガラスが使われていましたが、1948年のキャデラックから曲面ガラスが採用されるようになりました。

ガラスの構造にも改良が施されます。交通事故が発生した際、割れたガラスの破片でケガをすることを防ぐために開発されたのが合わせガラスです。2枚以上のガラスを樹脂膜で接着して一体化したもので、割れても破片は樹脂膜でつながったまま。ガラス片によるケガの危険を減らすだけでなく、ガラスを突き破って人体が外に飛び出るのを防止する役割もあります。

日本では、1987年から保安基準によって前面に合わせガラスを使うことが義務化されました。

※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《フロントウィンドウ――視界を広く、安全に(1944年)》
https://gazoo.com/article/car_history/150626_1.html

[ガズー編集部]

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