【GAZOO車クイズ Q.118】1948年に登場した「シトロエン2CV」の開発コンセプトとして、ピエール・ブーランジェが示したテーマは?
1948年に登場した「シトロエン2CV」の開発コンセプトとして、ピエール・ブーランジェが示したテーマは?
Aゆりかごに4つの座席をつける
Bこうもり傘に4つの車輪をつける
C納屋にエンジンをつける
Dトロッコにハンドルをつける
- 答えはこちら
Bこうもり傘に4つの車輪をつける
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第2次大戦において、戦勝国、敗戦国を問わず甚大なダメージを負ったヨーロッパの自動車メーカー。当然のこと民生用自動車の開発もストップしていたので、終戦後も彼らの多くは戦前型のリファインでしのぐしかありませんでした。
やがて大衆向けの新型自動車が現れます。フランス車で言えば「ルノー4CV」「プジョー203」などがそれで、シトロエンも1948年のパリサロンに新型車「2CV」を出展します。
FFの駆動方式を採用した意欲作ですが、あまりにも簡素な設(しつら)えだったため、高い評価は得られなかったようです。しかし、このクルマには先進的な思想が込められていました。社長のピエール・ブーランジェは、農民たちがいまだに馬車や手押し車に頼っていることを知り、彼らが必要とする小型車開発を指示したのです。
テーマは「こうもり傘に4つの車輪をつける」というもので、合理的な小型車の理想を言い表していました。この考えが次第に理解されるようになり、2CVは累計生産台数が400万台を超える大ヒット作となりました。
※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《欧州大衆車の勃興(1957年)》
https://gazoo.com/article/car_history/140711_1.html
[ガズー編集部]
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