【GAZOO車クイズ Q.155】「ホンダ・シビック」が「フォルクスワーゲン・ビートル」を追い抜くシーンが印象的な芥川賞受賞作は?

「ホンダ・シビック」が「フォルクスワーゲン・ビートル」を追い抜くシーンが印象的な芥川賞受賞作は?

A砂川文次『ブラックボックス』

B大道珠貴『しょっぱいドライブ』

C吉田修一『パーク・ライフ』

D長嶋 有『猛スピードで母は』

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D長嶋 有『猛スピードで母は』

GAZOO車クイズ D 長嶋 有『猛スピードで母は』

長嶋 有の『猛スピードで母は』は、2001年下半期の芥川賞受賞作です。少年の目線で母子家庭の生活を描いていました。母は強くて明るいキャラクターで、クルマの知識も豊富。冒頭では自分でタイヤ交換する様子が描かれていました。

「計四カ所あるナットのうち、対角線上の二カ所ずつを交互にしめないと均等に絞りきることができない」といった細かい説明も書かれていますが、当時の著者は運転免許を持っていませんでした。後に免許を取得し、2016年の『愛のようだ』には「日産ラシーン」でドライブする場面があります。

『猛スピードで母は』のラストでは、母親が「ホンダシビック」で10台の「フォルクスワーゲン・ビートル」を追い越していきます。人生に立ち向かうポジティブな気持ちが象徴された印象深いシーンでした。

吉田修一『パーク・ライフ』と大道珠貴『しょっぱいドライブ』は2002年の受賞作。砂川文次『ブラックボックス』は最新の受賞作で、自転車メッセンジャーが主人公です。

[GAZOO編集部]

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