【GAZOO車クイズ Q.44】1955年に通商産業省が計画した、日本にモータリゼーションを普及させるためのプランの名は?

1955年に通商産業省が計画した、日本にモータリゼーションを普及させるためのプランの名は?

A道路運送車両法

B成長戦略実行計画案

C国民車構想

D自動車倍増計画

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C国民車構想

GAZOO車クイズ C 国民車構想

1950年代半ばから日本は高度経済成長時代に入りますが、モータリゼーションは進んでいませんでした。さらなる発展のために、政府は自動車の大衆化を進めるプランを探ります。1955年に通商産業省自動車課が作成したのが「国民車育成要綱案」でした。

メーカーに、最高速100km/h以上、定員4人、エンジン排気量350~500cc、燃費30km/リッター以上、販売価格25万円以下などの条件を満たすクルマの開発を求めるもので、国民車構想と呼ばれます。開発に成功すれば、政府が製造と販売を支援するとされていました。

自動車業界からは消極的な反応が多く、正式な政策にはなりませんでした。それ以前に軽自動車の規格が改定されており、富士重工業が1958年に発売した「スバル360」は国民車構想の条件にかなり近づいていました。

小型車でも1960年に三菱が「500」を、1961年にトヨタが「パブリカ」を発売します。自動車メーカーは政府の支援を受けずに、独自の“国民車”を開発していきました。

[GAZOO編集部]

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