[S耐のスーパーな人]Vol.6荒木颯太郎さん レースメカニックという仕事は自分にとって熱中できる場所

さて、Vol.5 のフリーのベテランレースメカニックである篠原輝雄さんからご紹介いただいたのは、RS中春の荒木颯太郎さん、若手のイケメンメカニックさんです。レース界の大先輩篠原輝雄さんから、今後を有望視された荒木颯太郎さんに、レースメカニックになった理由、そして心境と将来像についてお話を伺いました。

ものづくりに興味があることが、レースメカニックになった原点

GAZOO編集部
「レースメカニックになるまでの経緯を教えていただけますか?」

荒木さん
「自分は、物をつくったり、改造したりすることが好き、かつクルマにも興味がありました。そんなわけで高校卒業後にNATS 日本自動車大学校に入学しました。でも、その時点でレースに興味はなかったですね。学校では最初の2年間は自動車の基本、整備の勉強を行うんですが、その時に、レース業界のメカニックには職人の技術が必要であると知ったんです。3年生の時に専門を選択する必要があり、もちろんモータースポーツ科を選択しました。でも、この時点でレースメカニックになる決意をしていたかは怪しいです」

GAZOO編集部
「でも卒業後にレースのメンテナンスガレージであるRS中春を選びましたよね?」

荒木さん
「はい、NATS 日本自動車大学校のモータースポーツ科では、スーパー耐久などで実戦の授業があります。そこで、レースの楽しさに気づいてしまったんです。クルマを一からつくって、それを走らせる・・・もっとやってみたいとなっていました。いくつかの会社を検討させて頂きましたが、NATSの金井先生とも相談し、凄い技術力があるところに行きたいとの想いでRS中春さんに入社させて頂いたしだいです」

一人前のメカニックと認められ、自分にクルマをまかせてもらえるようになりたい

  • ROOKIE Racing(ルーキーレーシング)28号車スープラ

    ROOKIE Racing(ルーキーレーシング)28号車スープラ

GAZOO編集部
「RS中春さんに入社してどうですか?」

荒木さん
「他のレースのメンテナンスガレージについてはわかりませんが、自分はRS中春に入社して本当によかったです。社長(Vol.4でお話を伺った荻野さん)が、レースで勝ちたいという想いが半端なく強い人で、そのため妥協は全くなく、凄く厳しい人なんです。自分が尊敬できる人であり、そこで働かせて頂いて大変ありがたいです」

GAZOO編集部
「実際にレース現場を職場にしてみて自分のやりたいことはできてますか?」

荒木さん
「今日は、ROOKIE Racing(ルーキーレーシング)の28号車スープラ担当でSUGOに来てます。エンドレスでスーパー耐久やMaxRacingでスーパーGTのメカニックをさせて頂いております。レースは同じような時期に行われるので、スケジュールがつまって体力的に大変な面もあります。でも、自分が担当したクルマが“走って”“完走して”“結果を残す”と、この仕事にたずさわることができて良かったなと思います。当然、そこまでの苦労も吹き飛びます」

GAZOO編集部
「数年後、そしてもっと先の野望ってあります?」

荒木さん
「もっといろんな仕事を任せてもらって、自分にクルマをまかせてもらえるようなメカニックになりたいです。道半ばですがね。S耐としてはは、レース時間が長いので、トラブルなく安心して走れる、でもはやいクルマをつくれるメカニックになりたいです」

ものづくりが好きな人には、レースメカニックは最高の仕事

  • 荒木颯太郎メカニック

    荒木颯太郎メカニック

GAZOO編集部
「愛車はお持ちですか?」

荒木さん
「黒の91年式のホンダCR-Xに乗ってます。自分なりに気になる部分を少しいじってます」

GAZOO編集部
「愛車を楽しむ時間あります?」

荒木さん
「レースメカニックの仕事は、サーキットへの遠征での出張、新車をつくる時は夜遅くまで没頭してしまいます。自分は、凄く面白いと感じていて熱中できるので、とても自分にあっていると思っています。だから今は、愛車より、仕事優先ですね」

 

荒木さんは20代半ばで、自分のやりたい仕事をみつけ、しっかり邁進している若手イケメンメカニックであると感じました。中春社長の荻野さんを尊敬できる人と言われてましたが、早く肩を並べたいと言う想いがヒシヒシ伝わってくる気がしたインタビューでした。

そん荒木さんから紹介いただいたのは、「沖縄からレースメカニック目指して上京したNATSの同期」神谷至郎さんです。お楽しみに~

(GAZOO編集部 文:岡本淳 編集/写真:山崎真)