大通りへ上手に合流するコツ(クルマの運転 苦手克服)

狭い路地から交通量の多い大通りに出る時は緊張するもの。慣れた人でも、視界が悪い場所では、右から走ってきたクルマが見えなくてぶつかりそうになる場面がよくありますね。今回は、広い道への合流を安全に行うコツを紹介します!

信号がない交差点では、自分の目で交通状況を確認するしかありません。2車線、3車線ある広い道路ではクルマが速いスピードで流れているので、合流するにはうまくタイミングをつかむ必要があります。慣れないうちは怖いものですが、安全を第一にこのコツをつかめば、ヒヤリとすることはなくなります。

ステップ1 まずは一旦停止、停止線にクルマの前端をピッタリ止めるためにクルマと白線の関係をつかんでおく

まずは白線にクルマの前端部を合わせて停止

見通しの悪い場所ではとにかく徐行運転するのが鉄則。危険防止のためには何よりもゆっくり進むことが大切です。

大通りに出るところには、「止まれ」の標識とともに、道路には白い停止線が引かれています。まずはこの線にクルマの前端部を合わせて止まってください。その時、運転席からは停止線を直接目視することができませんから、自分のクルマと地面の白線の関係をつかんでおく必要があります。

慣れてくれば感覚でわかるようになりますが、最初は自分の目で確かめることが大切です。たとえば駐車場などの安全な場所で、地面に引かれた白線ピッタリに止める練習をするなどして、あらかじめ感覚をつかんでおきましょう。クルマから降りて確認し、何度か繰り返しているうちに正確な位置を把握することができるようになります。

ステップ2 一旦停止ではなく二旦停止、三旦停止でこちらの姿を見せながら徐行する

二旦停止、三旦停止でこちらの姿を見せながらじりじり進む

一時停止した後、いきなり前進してはいけません。停止線は合流する道の手前に引かれていますから、そこでは状況が見えにくいのです。最徐行でじりじりと進んでいきましょう。

クルマの鼻先を少し出して、走ってくるクルマにこちらの姿を見せるようにします。合流する意思があることを知らせるわけです。歩行者や自転車にも注意しなければなりません。植え込みなどで見にくい時は特に慎重に。

次にもう少し前進し、右側から走ってくるクルマを自分の目で確かめます。発進するのは、右を見て左を見て、もう一度右を見てから。カーブミラーも活用しましょう。一時停止とはいっても、2段階、3段階で止まるわけです。トヨタの運転技術教育では「一旦停止ではなく二旦停止」と教えられます。「三旦停止」すればパーフェクトですね。

ステップ3 大通りに合流する際は、クルマを斜めにして待機

よほど狭い道でなければ、クルマを少し斜めにして待機します。真っすぐで待っている時に比べて確認できる視野が広がることに加え、ハンドル操作を少なくし、スムーズに合流することができます。ウインカーを点灯させ、クルマの流れが途切れるまで待ちましょう。後続車がいても、焦りは禁物です。

ステップ4 右側車線のクルマにも注意! 車線内で曲がり切って速やかに加速

タイミングを見計らって左側の車線に左折し、道路の流れに合わせて素早く加速します。もたついていると、後続のクルマにブレーキを踏ませることになってしまうかもしれません。

また、大回りしすぎると右側の車線を走るクルマに接触する危険があります。右側車線のクルマのスピードを確認しながら、はみ出さないように確実なハンドル操作を心がけましょう。さらに、右から車線変更してくるクルマを見極めることも大切です。

ただし、ハンドルを切りながらガツンとアクセルを踏むのはNG。ハンドルを戻して直進状態になってから、じわ~っと滑らかに加速することを心がけてください。

大通りへの合流がうまくできるようになれば、ドライブがもっと楽しくなりますね!

ワンポイントアドバイス
アクセル操作はじわ~っと踏み、あとは踏み増して速やかに加速

滑らかに加速させる重要なポイントは、アクセルペダルの踏み始めを、じわ~っと柔らかく行うことです。加速し始めたら、ペダルをしっかりと踏み込んで、滑らかに加速していきましょう。


【詳しくはこちら】
「ペダル操作」 I Love Cars! ドライビングスクール (4話/5話)
クルマの運転の基本 ~上手なアクセルとブレーキ操作(オートマ編)~

[ガズー編集部]

【監修・解説者】

ドライビングエキスパート(トヨタの元テストドライバー)
滝本 良夫(たきもと・よしお)
約40年にわたりトヨタの運転技術指導員として活躍しながら、車両実験部でハイエース、ダイナ、コースターなどの商用車系開発の実験および商品監査に携わる。2014年に定年退社。