クルマ好きオーナーのカーライフを充実させてくれるハイエース スーパーGL
商用バンだけでなくワゴン仕様など本当に様々なモデルが存在し、法人ユーザーだけでなくキャンピングカーのベース車としてなど個人ユーザーからの需要も高いトヨタ・ハイエース バン。
その中でも仕事と遊びの両方で使い勝手の良さから長い間支持を集めてきたのが、2列目のシートがミニバンのようなゆったりできる『スーパーGL』。普段は仕事用として荷物を積めるし、休みの日にはファミリーカーや広い車内空間や積載量を生かしてキャンプやレジャーにも活躍してくれる便利な存在というわけだ。
そして、そんなハイエース スーパーGLの特別仕様車として2018年8月に登場したのが『ダークプライムⅡ』。この車は、ダークメッキ仕様のグリルやガーニッシュ、クリアスモーク仕様のLEDヘッドランプ、黒革や黒木目マホガニー調の加飾が施された質感の高いインテリアなど、豪華装備が満載なのだ。
商用バンのイメージが払拭されたハイエースの特別仕様車に、さらにこだわりのオプションカスタムを施したコンプリートカーを購入し、愛用しているのが沖縄県在住の渡口直人さん(45才)。
渡口さんは、仕事の相棒としての役割はもちろん、趣味のサーキット走行、そしてファミリーカーとして、ハイエースをフル活用しているという。
中学生のころから従兄弟のお兄さんとクルマのエンジンの載せ替え作業を一緒にするほどクルマが大好きだった渡口さんは、18才で免許を取得してからは半年に1度くらいの間隔でいろいろなクルマを乗り継いでいたそう。
「スポーツカーや軽自動車、四駆も乗りましたね。一番よかったのは踏んで楽しいインテグラとシビックでした。ハイエースの前はエブリィやデリカにも乗っていましたね。クルマはジャンル問わずオールマイティに好きなんですよ。スピーカーなどのオーディオカスタムもやるし、走行系のチューニングも好きです」
そんな渡口さんがハイエースを選んだ理由を伺ってみると「本当だったらアルファードがいいなと思ったんだけど、仕事用としてはもちろん、プライベートでサーキット走行に行く際にタイヤや工具を積んだりするサービスカーとして使う時の積載量を考えるとハイエースの方が優れているかなと。それに家族でのドライブや買い物にもゆったり使えると思ったからです」とのこと。
さらに、ハイルーフやスーパーロングなど用途に応じてさまざまな選択肢があるハイエースの中で、渡口さんが購入時にこだわったのが、小型貨物車扱いの4ナンバーであることだという。
「前は1ナンバー車に乗っていたんですけど、最寄りのスマートICが使えるのが4ナンバー車までだったたんですよ。だからそのスマートICが使えず、高速道路に乗るために遠回りするので早く家を出ないといけなくて。そういうわけで、4ナンバーを選びました。それに沖縄の道にはワイドやスーパーロングのハイエースは大きすぎるから、標準ボディのほうが使い勝手がいいんです」
今回の新車は購入時にカスタムした状態で購入をしたいと考えていたが、沖縄にはそのようなショップが少ないのでインターネットで検索。お気に入りのエアロを扱っていた大阪のショップを見つけ、最上級グレードの特別仕様車“ダークプライムⅡ"をベースに自分の好きなカスタムを盛り込んだフルコンプリートカーとして購入したという。
「一番気に入っているのはフロント周りで、ライトが釣り上がった目のように見えるデザインのボンネットとリップスポイラーを装着しています。それからメッキパーツを増やしたかったので、ワイパーカバーとフォグランプカバーをメッキ仕様にしています。」
そしてそんなフロント周りに負けないくらいこだわったのがホイールだという。
「深リムのホイールが欲しくて、20種類くらいのなかから念入りに選びました。おかげでとても気に入っています。クルマの色はこれまで乗ってきたクルマはブラック系が多かったんですが、仕事でも使うので汚れが目立たないしすぐに洗える白にしました」
後ろ姿にアクセントを加えるリヤウイングもお気に入りとのことだ。
車内で注目したいポイントは、純正より画面サイズの大きい社外品モニター。そして、後部スペースの窓を覆うサンシェードにもこだわりがあるという。
商売道具が外から見えにくいようにすることで防犯効果もあるほか、ドライブに出かけた先などで子供が遊んだり着替えたりとプライベートな空間を確保できるのも便利なのだという。
外装も車内もとにかく綺麗で整っているようすから、愛情がひしひしと伝わってくるハイエース。
メインの仕事で使用する以外にも、家族でのドライブやサーキット走行のサポートなどに使ったりと、購入前の想定通り、彼のカーライフを縁の下から支えてくれているという。
「ハイエースは仕事用とファミリーカーという位置付けだから、乗り心地や使い勝手がよくてお気に入りですが、思い入れがある愛車という意味ではサーキットでドリフトさせている180SXもすごく大切にしています。メンテナンスからカスタムまで自分で作業しているんですよ」
クルマ好きな渡口さんにとって、自身が精魂込めて作り上げた思い入れの深い180SXもまた、欠かすことのできない存在というわけだ。
ちなみに渡口家には他にも奥様の180SXや親のクルマもあるため、自宅の近くに専用のクルマ置き場を借りているそう。またクルマいじりのための作業スペースは自宅にあるものの、別にコンテナを借りて保管するほど工具や道具を所有しているという。
「ハイエースのカスタムはもうこの状態で十分かな。今は子供が5才と2才なのであまり出かけられないけど、もう少し大きくなったらこのハイエースでキャンプとかにいきたいです」
仕事の相棒として、快適なファミリーカーとして、さらにはサーキット走行時のサービスカーとして、ハイエースは渡口さんのカーライフを全方位からサポートしてくれる大切な存在というわけだ。
取材協力:オリオンECO 美らSUNビーチ
(⽂:西本尚恵 / 撮影:土屋勇人 / 編集:GAZOO編集部)
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