バイト三昧の日々は、車内で過ごす極上の時間で乗り切れる。アリストに乗る20歳のカーライフ
何のクルマに乗ろうか?と考えていた時に、ふと父親が乗っていたアリストを思い出したという「裕大さん」。
早速ネットで調べてみると、4灯のヘッドライト、4灯のテールランプを持つアリストが見つかったそうだ。
「なんでテールランプまで4灯にしたんだろう……。面白い……」と感じ、“なんか”カッコイイから購入したと話してくれた。
今回は、 裕大さん×アリスト の奮闘記をお話します。
――“なんか”カッコイイって大事ですよね!
そうなんです。どこが…という明確な答えはなくて……、僕の中では“なんか”なんです(笑)。インタビューしてもらっているのに、“なんか”すみません。
――あはは(笑)!全然大丈夫です!ところで、アリストを選んだ理由はなんだったんですか?
かっこ良いクルマって沢山ありますが、それって当たり前だと思うんです。だから、その上で面白い個性があると感じたクルマを選びました。
あとは、王道を攻めたくない、人と被るのが嫌だというのもあります。街中で見かけたことがなかったし、これならと思ったんです。
それで購入したんですけど……、なんと友達の同級生が乗っていたという。友達から、僕を紹介して欲しいって言っているアリスト乗りがいると連絡がきたんです。
えぇ!?こんなに近くにアリスト乗りいるじゃん!ってなりました。被らないと思って買ったのに……(笑)。
――それはそれは……。まぁ、でも素敵なアクシデントということにしておきましょう!
ですね!というか、こういうのが多いんですよ。えっ?意外と……みたいなこと。
――例えばどんなことですか?
僕がアリストを選んだ理由の1つに、3000ccのツインターボエンジンというのがあったんです。スープラと同じエンジンだから、速いだろうなと思いました。
実際、アクセル踏めば力強い加速をしてくれて速かったんですけど……
曲がらないんですよ……。直線番長だったんです。
確かにスピードは出るんです。だけど、カーブはフラフラするから、怖くて……。結果、飛ばせません(笑)。
クネクネ道を走っていたら、コンパクトカーに乗った後輩に置いていかれるんですよ。正直なところ、攻める車じゃないということが分かった時は少し嫌でした。
でも、去年の夏休みに車高調のバネをしっかりしたものに交換して、安いタイヤを、ちょっと良いスポーツタイヤに替えたら走りが変わりました!
なので、今後は足回りのアーム類やキャンバーもいじってみようかなと思っています。ただ、全部で何十万とかするから、頑張ってお金を貯めなきゃ。
――私も学生の頃、バイトしたなぁ……。クルマを維持するのって、結構お金がかかるんですよね。
ですよねぇ。僕はガソリンスタンドと焼肉屋を掛け持ちしていて、週6か週7でバイトしています。車両の購入代を親に借りているから、早く返さないとと思っているんです。
――え!?週6か週7!?遊ぶ時間ないじゃないですか!
そうですね。月に5日くらい休みがあったらいいな~くらいで、就職した友達より働いてますからね(笑)。そして、職場の人には「お前は就職しても、絶対にめげずに働いていける」と言われてます。
でも、辛いと思ってやっていないんですよ。毎日働いてると慣れてきますから。逆に、休んじゃうと次の日行きたくなくなるから、これでいいんです。父も18歳の頃にセルシオを無理して買ったと言っていたので、そこは親子だなぁと思います(笑)。
――すごい……。私は辛かったなぁ……。“働きたくない”と書かれたTシャツを着てバイトに行ったことありますもん。
自分で全て払わないと、自分のクルマにならないと思っているんです。節約できる所はして、上手くアリストと付き合っていってますね。
――節約って、どんなことをしているんですか?
工賃を払う余裕がないので、出来る所は自分でするようにしています。タイミングベルト、ウォーターポンプなどの消耗品は基本的に自分でしますね。
あとは、友達にクルマ好きが多いので、みんなで協力しあってなんとかやりくりしています。
ついこの前も、どうしても取り付けたいパーツがあって、友達にバイトがあるし全然時間ないんだよね~と話していたんです。そしたら、「暇だからやっといてやるよ」と言ってくれて、バイトから戻ってきたら完成していました。
――持つべきものは友ですね。ちなみに、お気に入りのカスタムはありますか?
スピーカーですね。純正のものを取り外して、JBLシステムの付いたスピーカーに替えたんです。タイム・アライメント機能といって、左右同じタイミングで音が耳に届くので、半端じゃないくらい“いい音”を出してくれるんです。
取り付けるのは結構大変だったんですけどね。ドアの内張りを剥がすのはまぁいいとして……、配線が難しくて。車高調を変えるなどの機械的なことは大丈夫なんですけど、電気系が苦手なんです。
中学生のとき、父のバイクいじりを手伝ったことがあったんですけど、右ウインカーを光らせたいのに、左がついたということもありました(笑)。
今回のスピーカーはどうかな?と心配していたけど、なんとかなって良かったです。たまたまかな?
――クルマの中で音楽を聞くって、ホッと出来ますよね。
車内で音楽を聞いてる時が、僕にとっては最高の時間なんです。バイトから帰ってきてエンジンをかけたまま、20分くらい音楽を聞いていることもあります。
家からバイト先まで10分かからないくらいなんですけど、うっかり音楽をかけ忘れると、やってしまった……貴重なリラックスタイムが……と本気で後悔します(笑)。
家の周りを1周したら帰ろうと思っていたのに、まだ降りたくないなと2、3周することも。プライベートな時間、貴重な時間、特別な時間、そんな感じですね。
バイト三昧で、カーライフを楽しむ時間はありますか?という問に、「運転する時間は結構あるんですよ。いじる時間はないけど、運転中に楽しめるような環境は作っています。楽しい時間がないわけじゃないですよ」と語ってくれた裕大さん。
きっと今頃、好きな90年代のR&Bやボーイなどの音楽を聞きながら、焼肉屋さんかガソリンスタンドに向かっているでしょう。
【Instagram】
ゆうだい さん
(文:矢田部明子)
[GAZOO編集部]
色褪せないスポーツセダンで楽しむカーライフ
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