ホンダ フィット×MT車は最高! キビキビした乗り味とともに得た最高の思い出たち

  • ホンダ・フィット

お父さんと一緒に「頭文字D」にハマったというfit_rs_gk5さんは、高校生になると「MT車に乗りたい」という思いを抱いていました。

免許を取得し最初は自宅にあった軽自動車に乗っていましたが、初めての自分で購入するクルマとして選んだのはホンダ フィットRS。念願のMT車、初マイカーという最高の相棒を手にしたfit_rs_gk5さんの行動範囲はまさに縦横無尽に。最初の年から3万キロほど走ったとのこと。そんなドライブ三昧の日々で大切なものを得たそうです。

今回は、fit_rs_gk5さん×フィットのお話です。

――初めて自分で購入するクルマにフィットRSを選んだ理由は?

父がホンダの販売店で働いているということもあり、ホンダの中でコスパのいいクルマは何だろう?ということでフィットの中古車を検討しました。

MT車なのは絶対条件だったのですが、あとはクルマのデザインとして好みの後期型でRSグレード、そしてカラーリングもグレーに乗っている人はあまりいないし、僕も好きな色だったのでその色のクルマを探すようにしていました。

条件はだいぶ絞ったのですが、父の協力もあって比較的早く見つかりましたし、父も実車をチェックして「状態に問題はない」と言ってくれたので、買うことにしました。

――MTでRSグレードを選んだということはスポーティなクルマが好きなんですね

そうですね。「頭文字D」を父とともに小学生のころから見ていてクルマが好きになったので、高校に入るころには「初マイカーはMT車!」って決めていました! 免許もMTで取りましたが、みんなAT車よりは大変というけれど、父もシビックタイプRのMT車に乗っていてそれを見ながら育ったからか、全然苦労することなく取得できました。

――初めての自分のクルマだと納車の時にドキドキしちゃいますよね

しましたね。写真で見た時よりもカッコよく思えたし、僕好みのボディカラーだったので「ホントに僕のクルマなのかな?」って夢のような気持ちになりました(笑)。

  • 納車当時のホンダ・フィット

――そんな初マイカー、最初に乗ってみての印象はどうでしたか?

最初は「エンストさせないようにしないと」という気持ちの方が強かったですね。当時、MT車に乗るのは教習車以来3年ぶりくらいで、それまでは家にあった軽自動車を少し乗ったくらいだったので「軽自動車よりも加速感が違う」とも感じたのは覚えています。

ただ、クルマの運転自体はすごく好きなので1週間もするころにはMT車の運転に不安はなくなりました。

――初マイカーを持つと、行動の範囲も広がるのでお出かけの頻度も増えたのでは?

増えましたね。電車に乗って出かけることも減りましたし。県外への遠出が増えて、よく行くようになったのは奥多摩とか大山とかの山や峠も行きましたし、由比ガ浜とかの海も行くきます。昔に比べて自然の美しいところによく行くようになりました。

それで写真を撮るようになったり、山道とかのワインディングロードは運転するのが楽しいですね。

  • ホンダ・フィットと富士山

おかげで、最初の1年は3万kmくらい走りましたね。その分オイルもよく交換していたし、メンテナンスはしっかりしています。

――周りの友達の反応はどうでしたか?

周りの友達はあまりクルマに興味がないのか、これといった反応がなくて。MT車だってことにも気づかない子もいるくらいです。どちらかというとSNSを始めてフォロワーさんたちと繋がるようになってからの方がこのクルマの話をすることが増えました。

――それでオフ会やコラボ撮影にも参加するようになったのですね

はい、まずは小規模のオフ会に参加しました。そのオフ会は人に会うというよりはクルマを見に行くみたいなイベント感覚で楽しんできて、そこで知り合った方たちと後日、コラボ撮影をすることになったので参加しました。

――コラボ撮影で特に覚えていることや感想などはありましたか?

この時集まったメンバーとは今でもつながっている方もいるくらいに仲良くなれたのが印象的ですね。同じフィットなのにそれぞれの個性が出ていて楽しかったです。

  • ホンダ・フィットとのコラボ撮影

――こうした会に参加するとカスタム熱が上がりませんか?

上がりました。なのでちょこちょこ始めています。コンセプトとしては「快適重視」ということで車高はあまり下げ過ぎないようにしたいと思っています。

今は見た目のカスタムを進めていて、あまりギラギラさせたくなかったのでメッキパーツはすべて外して自分で塗装してブラックアウトしたりしています。

――カスタムしているとき、お父様は何かアドバイスされることはありますか?

父は特には言ってこないです。音が大きくなるようなカスタムには「うるさいぞ」とは注意してきそうですけど。ただ、取り付けるのが難しいパーツを手伝ってくれたのは助かりましたね。

――それは助かりましたね。では、このフィットでの印象に残っていることは?

行動範囲が広がったことでいろいろなところに行ったことですね。1番遠くだと長野の上高地に行きました。この時は思い付きでのドライブでしたが、現地の名物を食べたり、景色を見たりして、けっこう長い距離のドライブでも全然苦にならないことも分かりましたし、とても楽しい旅になりました。

――では、そんなフィットの気に入っているところは?

  • ホンダ・フィットのリヤ

無限のエアロです。それと、僕は前より後ろのデザインが好みですね。

――これからこのクルマでやってみたいことは?

バケットシートにしたり、車高調を入れたりホイールを換えたいと思っています。より走りを楽しめる仕様にして、特に足回りをカッコよくしたいです。

行きたいところとしては、自分のクルマで鹿児島まで行けたらと考えています。せっかくだから九州の最南端まで走ってみたいと思っています。

――では、このフィットはどんな存在ですか?

  • ドライブ先で撮影したホンダ・フィット

ちょっとベタかもしれませんが、「離れられない相棒」という感じです。休みの日は何をするにしてもどこに行くにしてもこのクルマと一緒だし、日常の仕事もクルマがあるから頑張れるというか、クルマが生活の軸になっているので。友人と食事するときも、クルマを運転するのが一番なのでお酒を飲むことも減りましたね。

まだまだこのクルマとはたくさん思い出を作っていきたいですし、大切な相棒です。

【Instagram】
fit_rs_gk5さん

(文:福嶌弘 写真:fit_rs_gk5さん提供)

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