夫の影響でAT限定解除。夢にまで見た赤黒のスイスポで大満足のカーライフ

  • スズキ・スイフトスポーツ


ご主人様の愛車が“マニュアル車”で、そういったクルマに興味を持つようになったと話してくれたのは「ゆいさん」。どんな道も楽しそうに運転する姿を助手席から眺めていると、次第に“何が彼をそうさせるのか?”と気になっていったそうです。

AT限定で運転免許を取ったゆいさんにとって、シフトチェンジ、クラッチを踏むなどの操作が、どれもキラキラして見えたとのこと。

今回は、ゆいさん×スイスポ(MT)のお話をお届けします。

――ゆいさんがMTに興味を持つことになったご主人様の愛車は何ですか?

  • オーナーご夫婦とスズキ・スイフトスポーツとホンダ・シビックタイプR

EK9型のシビックタイプRです。ちなみに、主人はこのEK9で、ケーキをお客さんに運んでいるんです。

――えっ!? そのケーキ屋さんって、静岡にありませんか!? もしかしたら、ご主人様を以前取材させて頂いたかもしれません

そのまさかでございます(笑)。そのシビックEK9の方と結婚しまして、マニュアルに興味を持ってしまいました。

――こんな偶然ってあるんですね! ビックリしました。ところで、ご主人様のどんな姿が楽しそうだと感じたのですか?

  • スズキ・スイフトスポーツとホンダ・シビックタイプR

よく、伊豆スカイラインにドライブに連れて行ってもらったのですが、その時にワインディングをすごく気持ちよさそうに走るんですよ。ハンドリングも気持ち良い加速も、クルマと一体になっているのが助手席に座っている私にまで伝わってくるといいますか。

正直なところ、それまでスポーツカーはスピードを出すだけというイメージがあったから、主人の姿を見てクルマに対する価値観はかなり変わりました。それで、見ているだけじゃなくて、私もマニュアル車を運転してみたいと思うようになり、AT限定解除をしに行ったというわけです。

――ご主人様には何と言われましたか?

相談も全くしていなかったし、事後報告だったので、かなり驚いていました(笑)。ん〜というか、自分が挑戦してみたい!と思ったらやらないと気が済まないタチなので、相談もなにも……という感じです(笑)。

――男らしいです(笑)

  • スズキ・スイフトスポーツのシフトノブ

あはは(笑)、ありがとうございます。ただ、そのあとは、主人や祖母に色々とサポートしてもらったんですけどね。

マニュアル車しか乗った事のない祖母に、運転のコツを教えてもらったり、主人にはスイスポを買うまで色々と相談に乗ってもらいました。思い描いた個体がなかなか見つからなくて、とにかく大変でした。

――AT免許の限定解除からスイスポ購入までは、どれくらいの期間があったのですか?

1年くらい空きました。というのも、車高調が入っている個体があれば欲しかったのですが、赤黒でそういった個体がなかなか見つからなかったんです。

――なぜ、赤黒にこだわったのですか?

  • スズキ・スイフトスポーツのリヤ

どのマニュアル車に乗ろうかと迷っていた時に、Instagramで海外の女性の方が赤黒のスイスポに乗っているのを見つけたんです。スポーツカーって男性が乗っているイメージが強かったのに、エレガントで、カッコ良くて女性らしさもあって、私もこんな風に乗りたい!と思ったんです。

だから、ボディカラーにはこだわりたくて、そこは譲れなかったんですよ。そしたらある時、車高調、アイライン、吸排気系、エアクリーナー、マフラーも付いた個体が千葉にあって、これは行くしかないと思って、次の日に5時間かけて見に行きました。

――アクティブですね……(笑)。

1年待ちましたからね(笑)。本来であれば、結構吟味して物を購入するタイプなのですが、憧れのクルマが目の前にあったから即決ですよ(笑)。横で夫がとんでもない顔してたけど、「買います!」みたいな。

――実際に乗ってみて、どうでしたか?

  • スズキ・スイフトスポーツが履くWedsSport TC 105X

これで山を走っている夢を見ていたので、ついに現実になったと手が震えるくらい嬉しかったです。最初は坂道発進でエンストしていたので、会社の人に見られたくないと1時間弱くらい早く出社していたけど、今はもう大丈夫です(笑)。

運転できるようになって感じたのは、毎日の生活の中に“クルマに乗る”という楽しみが1つ加わったことです。それによって、1日がすごく充実したし、夫と楽しみを共有できるようになりました。

私は足周りのカスタムにこだわりたいタイプなんですけど、ホイールのリム幅が何インチだとか、それならツラがもうちょっといけるとか、主人と深い話が出来るようになりました。

自分がカスタムした中ではWedsSport TC 105Xのホイールが特に気に入っていて、スポーティーだけど上品さがあって、若干ブロンズが混ざっているので、見る角度によって色が変わって見えるのが好きなポイントです。センターホールが深くなっているのも気に入ってます。

――そんなスイスポと、今後どんなカーライフを過ごしたいですか?

最近の楽しみの1つは、夫と箱根にツーリングに行くことなんです。一通り走って休憩して、また走るという修行のようなツーリングなんですけど、運転も上手くなるし、それがすごく楽しいんです。今後も、これまで通り楽しいカーライフを送りたいと思います。

  • ウェディングケーキ

出来るだけ長く乗れるように、メンテナンスなどをしっかりしながら夫婦で楽しんでいきたいというゆいさん。上品で可憐でスポーティーなスイスポをと一緒に、ご夫婦で走り続けて下さい!

【X】
ゆいさん

(文:矢田部明子 写真:ゆいさん提供ss)

GAZOO愛車広場 出張取材会 in 香川、徳島
参加者追加募集中! 6/15 20:00まで