クルマいじりにサーキット走行まで、自分の成長が感じられるS660とシビック タイプRとの奮闘記!
シビックTYPE R とS660 MUGEN RAの2台を愛車としている「LTさん」。どちらのクルマでもサーキット走行をしているとのことで、スポーツカーライフを満喫していると話してくれました。
そんなLTさんは、走ることだけではなく、クルマいじりをするのも大好きなのだとか。可能な範囲は、全て自分でいじっていきたいということです。
今回は、LTさん×シビックTYPE R×S660のお話をお届けします。
――S660を購入するキッカケは何だったのですか?
後輪駆動のマニュアルに乗ってみたい!という夢が捨てきれなかったんです。
どうしようかな~と悩んでいた時に、前の愛車だったN-ONEの車両点検でディーラーに行ったら担当者の方が、「あっ!そういえばS660無限RAがちょっとだけ残ってるんですよ~」とパンフレットを持ってきて……。
気付けば1週間後にハンコを押しに行っていたという……。
――ほほう……。その営業マン、なかなかやりますな。
そうなんですよ。あのタイミングでカタログを持ってくるなんて……。まんまとやられてしまいました(笑)。とまぁそれもありますが、やっぱり後輪駆動のクルマでサーキット走行をしたかったというのが1番大きいです。
――実際に走ってみてどうでしたか?
ミッドシップによるトラクションの良さや、それによるフロントノーズの入りの良さなど、やっぱり“ならでは”の魅力は沢山ありました。休日はサーキット走行ばかりしています。
ちなみに、走行会の軽自動車カテゴリーで優勝したこともあります!
――おお!すごいです!シビックでは走らないんですか?
走りそうな雰囲気はバリバリありますが(笑)、サーキット走行はS660が主ですね。もちろん走ったこともありますが、シビックは普段使いが多いですね!通勤とか、買い物とか。
――あのボディカラーのクルマが街を走っていると、かなり目立ちそうです!
いや、それがそうでも無いんですよ……(笑)。栃木に住んでいるのですが、ホンダの関連企業が結構あるのでS2000やインテグラ、S660はよく見かけるし、僕のクルマは2台ともよく溶け込んでいます(笑)。
あの色は、北米で先行発表されていた“レーシングブルーパール”という色なんですけど、分かりやすく明るい色がスポーツカーらしさがあって良いなと思ったんです。僕の中でのスポーツカーって、こういうイメージなんです。
それと、ホンダセンシングが搭載されたというのもポイントでした。それこそ、友人や家族を乗せて走ることも多いから、安全装備が万全のスポーツカーが欲しかったんです。なんですけど……。
――なんですけど?
もうね、大変なことがあったんですよ。
――な、な、な、なんですか?え、怖い……。
ディスプレイオーディオの画面が小さいなと思っていたんです。だから大画面にしたかったんですけど、シビックに搭載可能なディスプレイオーディオがなかなか見つからなくて。
そしたら、海外で販売されている縦画面ディスプレーオーディオ(Android10搭載)というのを見つけて、取り付けたまでは良かったんです!ここまで!!
で、出来はどうだろうと触ってみると、エアコンのスイッチが入らない…、リアカメラが見れない……という不測の自体に。
――何が起こったのですか!?
配線が海外使用者向けだったんです……。ふうっ、盲点でしたよ……。
配線の解析に1週間、配線の加工で更に1週間、エアコンパネルを入れる為の加工と取り付け工事に半日を費やしました。あの、絡まったスパゲッティのような配線……。
ううう、思い出すのも嫌です(笑)。二度と見たくないです!
――お疲れ様でした。そして、ナイスファイトです。
ううぅ~、ありがとうございます~(泣)。
確かに配線は大変でしたが、クルマをイジること自体はとても好きなんです。例えば、弟の愛車が故障したから廃車にするとのことで、捨てるならと引き取ったことがあったんですよ。それを修理して乗れるようにしたんですけど、その工程もとても面白かったです。
まぁ、乗ろうと思ったら弟がやっぱり乗ると言って乗って行っちゃったんですけどね(笑)。いいんだ。お兄ちゃんは、また乗ると言ってくれただけで嬉しいさ。
――お兄ちゃん……。S660とシビックもいじったりしているのですか?
自分なりにちょこちょこいじっています。両方に共通していえるのは、無限製ホイール装着とホイール塗装、4点式のシートベルトなどです。サーキット走行頻度の多いS660は、レカロのバケットシートやターボチャージャー、追加メーターも取り付けています。
すごくカスタムしているとか、そういうのではないんですけど、自分の愛車は自分で整備していきたいという気持ちがあります。
あと、ここをイジったらサーキットでタイムを縮められるんじゃないかとか考えるのも好きですね。試行錯誤しながら、ちょっとずつみたいな。
――自分の作品をサーキットで走らせるという感じですか?
そうです!サーキット走行をする理由は、タイムが良くなると成長できているなと思えるからなんです。運転技術が少し上がったのかな?とか、車両の調整が上手くいったのかな?と思うと嬉しくて。
キャラクターの違うクルマなので、乗り比べるのもすごく楽しいですよ。S660は車重が軽いので思った通りに動かせる感が強くて、振り回す面白さがあります。
シビックは絶対的に速いのが魅力です。モテギの直線を190km/hで走るという良い経験もさせてもらいました。でも、直進安定性や遮音性がしっかりしているので、高速道路よりも窓を流れる景色が速いかなぁくらいの感覚でした。これもまた、新たな発見です♪
愛車に関することは積極的に教えてくれるし話してくれるのに、自分のこととなると遠慮がちに話すLTさん。
「前髪が伸びきってますけど……、ご了承ください……」と送ってきた写真は、愛車の隣で満面の笑みで笑っているお写真でした。
でも、マスク越しでも感じられる楽しそうな笑顔が、本当にクルマが好きなんだなと感じる素敵な一枚ですよね。
【Twitter】
https://mobile.twitter.com/liberaltourer/
(文:矢田部明子)
[GAZOO編集部]
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