NA6CEロードスターに乗り替えてカーライフが激変! 20歳の彼女がどハマりしたその理由とは?

  • マツダ・ロードスター(NA型)

リトラ(リトラクタブルライト)が愛らしいロードスター(NA6CE)を昨年5月に購入して、「これまでのカーライフが激変した」という20歳の「きたちゃん」さん。

このクルマに乗りはじめたことをキッカケにおなじロードスターオーナーと出会って交際もスタートするなど「このクルマがない生活なんて考えられない」というくらい愛車ライフを楽しんでいます。

一体彼女はなぜこれほどまでにロードスターにはまったのでしょうか? そしていまはどんな愛車ライフを送っているのか、お話を伺ってみました。

――早速ですが、ロードスターを手に入れたのは結構最近なんですよね? それまではコペンに乗っていたとか…。

はい、昨年の12月末です。その頃は中古車屋さんで働いていたのんですが、ある時お店のみんなでドライブに行こうってなったときに、友達の友達が乗ってきたのがNA型のロードスターだったんです。

実はそれまでロードスターのことをまったく知らなくて…。はじめて見たそのロードスターはとにかくすごくカッコ良いいという印象で。車高が低いし速いしリトラだし「なにこれ欲しい!」って一目惚れでした。

――もともとクルマにそれほど興味はなかったんですか?

そうですね。クルマ自体には全然興味がなくて、コペンに乗ったことでちょっと興味がでてきたくらいでした。

  • ルノー・トゥインゴ
  • ダイハツ・コペン

――コペンって比較的クルマにこだわりを持つオーナーさんが好んで乗っている印象があるのですが、はじめにコペンを選んだ理由は?

当時仕事でマニュアル免許が必要で、せっかくなら人と被らないマニュアル車に乗りたかったんですよ。

で、最初に乗ったのがちょっと古いモデルのルノー・トゥインゴでした。でも納車2日目にエンジンブローしまして(苦笑)。エンジンは載せ替えたけれどやっぱり不安だなと思って、今度は、乗っておもしろくて人と被らない国産車は?と探してコペンに乗り替えたんです。

でもそのコペンも半年くらいでロードスターに乗り換えてしまったので、2台とも所有していた期間は短かかったですね。

――初の愛車にトゥインゴでその後コペンを選んでいる時点でけっこうこだわりが強い気がしますけど(笑)。運転するのは好きなんですか?

はい、運転自体はぜんぜん苦ではなかったです。最初の仕事も運転に関わる仕事でしたし。

――ロードスターはいろんなモデルがありますが、なにかこだわりはあったんでしょうか?

はい、モデルは絶対にNA型と決めていました。NB型もNC型も顔があまり好きじゃないんですよね。現行モデルのND型はかっこいいけれど、せっかくなら若い人があまり乗っていないほうがいいし、個人的にリトラが好きだしなによりNAはかっこいいしかわいいので!

テンパチ(1800cc)かテンロク(1600cc)かもまったく決めていなくて、ロードスターのNA型ということだけです。

  • 夜のマツダ・ロードスター(NA型)

――現在のクルマはどうやって見つけてきたのですか?

当時はクルマ屋さんで働いていたので、自分でオークションで見つけて落札しました。写真だけを見て一目惚れで買ったかんじですね。とにかく成人式に間に合わせたくて!

――成人式ですか! 乗って行きたかったんですね?

はい、かっこいいクルマで成人式に行きたかったんですよ(笑)。でも、フルバケットシートが装着されていたので、さすがに着物では座れなくて…。記念写真だけ撮って、その後タイムカプセルを開けに小学校へ行く時にこのクルマで行きました。

  • 成人式の振袖姿とマツダ・ロードスター(NA型)

_____記念日に間に合ってよかったですね! 購入したロードスターはどんな仕様なんですか?

1992年製でベースグレードの1600ccマニュアル仕様です。私が20歳なので10歳年上ですね(笑)。

最初から外装はフロントリップスポイラーにSSRのフォーミュラーメッシュホイール、ロールバーも入っていました。マフラーはメーカー不明ですが、ノーマルかというくらい静かです。

____現車確認をせずに購入したけれど、きたちゃんさん的には当たりの車両だったということですね! そしてこのロードスターを買ってから、カーライフが激変したそうですね?

そうなんですよ! まず、友達の輪がすごく広がりました。納車されてからよくロードスターの友達と大黒パーキングに行っていたんですけど、そこで自然と友達が増えていって。

最近はTwitterなどのSNSで私を知ってくれたという方に「きたちゃんですよね?」と話しかけていただくこともあります。

  • マツダ・ロードスター(NA型)の2台並び

――彼氏さんもロードスターに乗って知り合った方なんですよね?

はい。出会ったのは乗り始めてすぐに参加した日光サーキットで開催されたロードスター祭りです。その時ピットが隣だったんですけど、その日はほとんど話さなくて。ただその後に職場がめっちゃ近いのがわかって、仕事帰りにラーメンでも…と会うようになって、そこからですね。

付き合って一緒に住むようになった今は、彼氏のクルマを合わせて家にロードスターが3台になりました。彼がトラック整備士でもあるので、絶対無理だと思っていたドリフトのようなクルマ遊びもできるようになったんですよ。

____ロードスターって楽しみ方も幅広いですけど、ドリフトされる方も結構いますよね。きたちゃんさんも走り始めたんですか?

はい! この間初めてサーキットでスタッドレスタイヤで定常円の練習をしたんですけど、めちゃくちゃ楽しかったです。ドリフトに興味はあったんですけど、自分には無理で別世界のものだと思っていたので…。

早くドリフトできるようになりたかったらパワーがあってパーツの種類も豊富な定番車種のツアラー系やシルビアでやればいいのかもしれないけれど、あえてテンロクのロードスターでドリフトできたらカッコいいと自分の中では思ってがんばっています。

  • マツダ・ロードスター(NA型)の前でピースするきたちゃんさん

――憧れだったことを愛車で実現できるようになったのは大きいですよね。ではロードスターで今一番楽しいのはドリフトですか?

うーん、やっぱり一番楽しいのはちょっとしたお出かけですね。私の愛車はこの1台なので、普段からこれで買い物やドライブにでかけるんですけど、道でロードスターとすれ違うと、みんなめっちゃ“ヤエー(手をあげて挨拶)”するんですよ(笑)。

通勤でも全然知らないロードスターに、毎回すれ違うたびにリトラをパカパカさせて挨拶してわーって勝手に盛り上がるんですけどそれが楽しい。

それにオープンカーなのも気に入ってます!

____普段からオープンにしているんですか?

結構しています。ただ、彼氏の愛車と合わせて家に3台あるロードスターは全部幌なしのハードトップ仕様なので、オープンにするときは屋根を置き去りにしていくから雨降ったらおしまいです(苦笑)。
開けるときは絶対に雨が降らない時だけにしています。

でもこの時期(夏)の夜のオープンは本当に最高で、朝はすごく気持ちがいいんですよ!

  • マツダ・ロードスター(NA型)から両手を広げるきたちゃんさん

____ただのドライブだけでもとても楽しそうでなによりです。

SNSのハッシュタグに「♯ロードスターのある風景」とか「♯ロードスターのある生活」というのがあるんですけど、私もまさしくそれでしか生きていけない。ロードスターが生活の基準で、そこにいるのが当たり前なんです。

ドリフトも楽しいけれど、それは遊びというか息抜きというか…。来年のロードスター祭りにはドリフトクラスもあるので出たいなとは思っていますけどね。

____きたちゃんさんにとってロードスターってどんな存在ですか?

もはや家族。私を見守ってくれる大好きなお兄ちゃんですね。もうロードスターがあるのが当たり前になってしまって。ロードスターを降りるかっていわれたら降りないですもん。

____トゥインゴやコペンのときとは違う?

そうですね。コペンのときにはカスタムしたり走ったりというイメージがあまり広がらなかったんですけど、ロードスターはいろいろな方向性のカスタムパーツも豊富だし、FRだからドリフトとか走りの楽しみ方も幅広いと感じています。

それに、このロードスターははじめからカスタムされていたから「自分でもイジってみよう」と思えたのも大きかったかな。だから本当に自分にとってはこのロードスターがドンピシャだったんだと思います。

  • マツダ・ロードスター(NA型)ときたちゃんさん

まだロードスターに乗ってから1年もたっていないきたちゃんさんですが、カーライフが充実するだけではなく、生活の基準であり家族の一員にまでなってしまうロードスターの魅力はすごすぎますね。

これからも、ロードスターの輪と楽しみ方が広がっていきそうですね。

【Twitter】
きたちゃんさん

(文:西本尚恵)

[GAZOO編集部]

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