2ドアでFRのクルマに乗りたい!乗りやすいスポーツカーが86だった
初代セリカが好きだったという「原田さん」。その当時、日本車にはあまり見られなかった湾曲したボディラインや、ダルマの髭のように見えるフロントバンパーのデザインが気に入っていたのだとか。
どことなく、マッスルカーやアメ車っぽく見える出で立ちに幼少期から憧れ、いつか乗りたいと思っていたそうです。そんな原田さんが選んだ愛車とは?
今回は、原田さん×86 のお話をお届けします。
――子供のころは、セリカが好きだったんですね。
“ダルマセリカ”という愛称で親しまれていたクルマなんですけど、子供の頃にこのトミカを持っていたんですよ。リアの丸みを帯びたスタイルとか、ちょっと癖のあるフロントが好きで、ずっと持ち歩いていた記憶があります。
このダルマセリカがきっかけでクルマ好きになって、カタログを収集したりするようになりました。
――じゃあ、思い入れのあるクルマなんですね。
そうですね。そういう経緯もあり、ダルマセリカと同じ2ドアでFRというクルマに乗りたかったんです。色々探していたら、手頃で誰でも乗りやすそうなのが86なのかなと思い購入しました。
――実際に購入してみて、どういうところが快適と感じましたか?
僕の説明の仕方が悪かったかもしれませんが、乗りやすい=快適ということではなくてですね。求めていた走りをしてくれつつ、ディーラーに行けば整備してくれるなど、維持がしやすい=乗りやすいということなんです。
逆に快適性でいえば、ほかのクルマよりは劣ってしまう部分もあると思います。
例えば、2ドアだと後席への乗り込みが不便ですし、後席に座れるとはいえども足を伸ばしてゆったりとくつろげるわけではありませんしね。どちらかというと、ギュウギュウな感じかも……(笑)。
乗っていて使い勝手が悪すぎるというように感じたことはありませんが、そう感じる人もいるのかもしれないです。
ただ、僕はこういうところが好きなんです。内装なんかは、必要以上に華美な装飾はなく、シンプルでアナログな作りが気に入っていますし。
――と、いいますと?
車内カラーが黒と赤でスッキリとまとまっていること、スピードメーターはあえて針、車内でご飯を食べるときに役立つ机というような機能は無く必要最低限のものが付いているだけなんです。
だけど、だからこそ車内がスッキリとして、運転に集中できるんですよ。
――なるほど。ちなみに、よくドライブには行かれるのですか?
行きますよ~!休みの日に温泉地に行くことが多いんですけど、朝7時に家を出発して夜9時頃に戻ってくるみたいな1人放浪旅を楽しんでいます(笑)。
あえて目的地は決めず赴くままに走っているので、気付けば1日で300kmくらい走っちゃってます。
――放浪旅っていう割には、けっこう走るんですね
これが不思議と、運転するのが楽しいから苦じゃないんですよ。むしろ、温泉地までの移動は自分にとっての贅沢な時間ですね。
ただ、そう思ってどんどん運転していたら走行距離が伸びちゃって……。前は普段使いもしていたんですけど、最近は休日にしか乗っていません。
あとは、サーキット走行をしたりとか!走行距離が伸びても、これだけはやめられないんです♪
――サーキット走行は、どういうところが楽しいですか?
公道では出せないような速度で走れる、ということが魅力だと思います。
とか言ってますけど……、タイムを競ったりするというよりは、ルール範囲内でマイペースに走るタイプだから、かなりスピードを出すというわけではないんですけどね(笑)。
それでも、十勝スピードウェイで100km以上出した時はアドレナリンが出ましたね~。
ほぼノーマルなんですけど、ハンドルを回すと思うように曲がってくれるし、軽い走り出しやスムーズな加速、なにより自分の手や足のようにクルマが反応してくれるところが面白かったです。
ちなみに、雪上走行のときも、そう感じました。
――おおっ!雪上走行もされているのですね!
そうなんです。これがまたサーキットとは違った面白さがあるんですよ。
例えば、サーキットはスピード勝負なところがあるんですけど、雪上の時は如何に無駄な動きをクルマにさせないようにするかが大事になってくるんです。それが出来ていないと、ケツを取られてフリフリしてしまって前に進めないんです。
あとは、何番目に走行するかというのもポイントで!それによって、綺麗なフカフカの雪の上を走るのか、みんなが走った後のザクザクな雪の上を走るのかが決まるので、走り方を変えなくちゃいけなくて。
路面状況が当日まで分からないというのもワクワクするな~なんて。
――なるほど。ちなみに、先程“ほぼノーマル”と仰っていたのですが、カスタムも少ししているのですか?
ほんの少しですけどね。電子制御スロットルだし、ペダルアシストもついているから、走りがヌルッとしているんですよ。
個人的にはそれがあまり好きじゃないので、スロコン(スロットルコントローラー:電子制御スロットルのアクセルレスポンスを制御する装置)を入れて、アクセルを踏んだらグッと行くようにしています。
ほかには、運転席のシートを“レカロ PRO RACER RMS”に換えています。ちょっと普通のレカロとは違うデザインが、お気に入りポイントですかね♪
ほかには、ホイールを青色にしていることも見て欲しい部分なのだとか。黒と赤とゴールドでまとめる人が多いなか、あえて青を使うことで自分らしさを表現していると話してくれました。
まだまだ乗り続けたいという86に、今後も愛情を沢山注ぎながら大事にしていくそうです。
(文:矢田部明子)
86と過ごす素敵なカーライフ
関連記事
-
-
ホンダ ヴェゼルと家族で最強のユニットを作る!? 数々のつながりを生んでくれた最高の存在
2024.07.16 愛車広場
-
-
私だけのかっこ可愛いトヨタ・ヤリスクロスが愛おしく、一緒に過ごせるロングドライブが何よりの楽しみ
2024.07.15 愛車広場
-
-
27年間トヨタ車一筋、中学生の頃から憧れた初代ソアラに行きつく
2024.07.14 愛車広場
-
-
女性ウケを狙ったはずが、自分が虜に!スバル・R-2はポジティブの源
2024.07.13 愛車広場
-
-
1990年「いつかはこのクルマに乗る!」と決意し、手に入れて18年。1994年式 ホンダ・NSX
2024.07.11 愛車広場
-
-
日産・スカイラインの虜になった、クルマに全く興味が無かった青年の物語
2024.07.09 愛車広場
-
-
「いつかはクラウン」がずっと頭に残っていた。クラウンは今でも私の最高峰
2024.07.08 愛車広場
-
-
昭和が好きだ。働くクルマが好きだ。愛車は26人乗りの小型マイクロバス ローザ
2024.07.07 愛車広場
-
-
足車として購入したはずなのに、沼にハマって6年。スズキ・アルトと過ごすカーライフ
2024.07.06 愛車広場
最新ニュース
-
-
ATF交換で性能向上!? 過距離走行車にも対応する最適なメンテナンス法~カスタムHOW TO~
2024.07.16
-
-
フィアット『グランデパンダ』初公開、世界市場に投入へ…EVは航続320km以上
2024.07.16
-
-
初代ホンダ『プレリュード』は、ロングノーズ&ショートデッキの小気味良いスポーティさが印象的だった【懐かしのカーカタログ】
2024.07.16
-
-
[夏のメンテナンス]気温35度でも安心! 夏のエンジンオイル管理法を徹底解説
2024.07.16
-
-
KINTOがプラグインハイブリッド車の取扱いを開始 8月から
2024.07.15
-
-
日産『GT-R』最後の北米限定車「T-spec 匠エディション」&「スカイライン・エディション」がエモすぎる[詳細画像]
2024.07.15
-
-
『ドラゴンボール』悟空とベジータがドリフトパフォーマンス、フュージョン!?
2024.07.15
最新ニュース
-
-
ATF交換で性能向上!? 過距離走行車にも対応する最適なメンテナンス法~カスタムHOW TO~
2024.07.16
-
-
フィアット『グランデパンダ』初公開、世界市場に投入へ…EVは航続320km以上
2024.07.16
-
-
初代ホンダ『プレリュード』は、ロングノーズ&ショートデッキの小気味良いスポーティさが印象的だった【懐かしのカーカタログ】
2024.07.16
-
-
[夏のメンテナンス]気温35度でも安心! 夏のエンジンオイル管理法を徹底解説
2024.07.16
-
-
KINTOがプラグインハイブリッド車の取扱いを開始 8月から
2024.07.15
-
-
日産『GT-R』最後の北米限定車「T-spec 匠エディション」&「スカイライン・エディション」がエモすぎる[詳細画像]
2024.07.15