これぞ「私仕様」のバンライフ。DIYで自分の好きを全部詰め込んだハイエース
1年かけて、自分の手でキャンパー仕様に仕上げたハイエースでキャンプを楽しむ「あやか」さん。大好きなものを詰め込んだというキャビンは、まるで“もうひとつのお部屋”のよう。
今回は、バンライフとキャンプと旅を満喫している「あやか」さん×ハイエースのお話をお届けします。
――インスタグラムにはキャンプを楽しむ様子をたくさん投稿しています。元々アウトドアがお好きだったんですか?
自分でキャンプを始めたのは2015年になってからです。小さい頃から自然が好きで、家族に連れていってもらってはいたんです。でも、高校・大学のときは“おじさん”の趣味というイメージになってしまって。
ところが、インスタでとある女性がキャンプを楽しんでいるのを見つけて、「女の人でも楽しめるんだ」と、またキャンプを始めたくなりました。
最初のうちは実家のファミリーカーであるエスティマを借りて出掛けていたのですが、だんだんそれでは満足できなくなり、2019年にハイエースを購入しました。
――どうしてハイエースを選んだのですか?
アウトドア界では有名なクルマなので元々存在を知っていましたし、キャンプをしているうちに大きなクルマが欲しくなってきたというのもありました。
父がクルマ関係の仕事をしているのですが、ちょうどそんなタイミングで父の会社にハイエースがやってきたんです。
――それで、自分で購入し、DIYでキャンパー仕様に?
はい。せっかく買ったのだから思い切りバンライフを楽しみたくて、DIYすることにしました。最初だけ、ショップさんにお願いしてベージュのマットカラーにオールペンしてもらうことからスタートしました。
元々は社用車として使われていた“いかにも”なシルバーだったので、それだけは絶対に嫌だったんですね(笑)
――ボディカラーの塗装以外は全部自分の手で作業したんですね
1年がかりで、全部自分でやりました。海外でバンライフを送っている方のインスタ投稿などを参考にしながら。
――自作のキャビン、とっても居心地が良さそうです
ひとりでキャンプに行くというより、友達と一緒に行きたかったんです。だから、何人でも楽しめるように、なるべく広い空間を活かしたいと考えました。
そのスペースへ自分の考える「可愛い」と「好き」を全部詰め込みたくて、デザインや色を作り込んでいったんです。
家のように落ち着く場所にしたかったから、ナチュラルな雰囲気の木目をたくさん使っています。
――かなり本格的な仕上がりですが、工具とかは使い慣れていたんですか?
これは性格だと思うのですが、どうしても「人の手は借りたくない」って思っちゃうんですよね。このハイエースのDIYをする前から、工具の使い方などは父に教えてもらっていました。
いきなりクルマ、じゃなくて、机や椅子、棚なんかを自分で色々作っていたんです。インパクトドライバーや丸ノコ、トリマー、ジグソー、サンダーなど、電動工具を使って。マイ工具も持っていますよ。
――電子ピアノを設置されているのも、ユニークですよね
ピアノが趣味で、20年くらいやっています。それで、「クルマの中で弾けたらいいな」と考えました。
ドアや窓を閉め切って、ボリュームを絞ってしまえば、自分自身で楽しむ程度なら演奏しても迷惑はかかりません。雨で外に出られないときとか、身内だけの貸し切りイベントのときなどに楽しんでいます。
――「好き」を詰め込むのがテーマだから、大好きなピアノも採り入れたと。他に何か欲しいものはありますか?
アニメも好きなので、いずれはプロジェクターとスクリーンを車内に持ち込もうかなと企んでいます(笑)。
――1年かけてDIYされてきたわけですが、これでほぼ完成形ということでしょうか?
いえ、まだ全然完成していません。シェルフも2作目だし、ベッドも作り変えたり、飽きたらどんどん変えていっています。アイデアもどんどん沸いてくるんです。
なにより、自分の手を動かして、クルマに触っていることが一番楽しいので。土日になったらずっとハイエースをいじっています。
――ハイエースを愛車にしてから、何か生活に変化はありましたか?
仲間が増えました!バンライフ関連のイベントにも結構行くようになって、お互いにここをこうしたとかああしたとか、何を参考にした、なんていうお話を交わしたりして、世界が広がった気がしています。
――相棒とこれからどんなところに出掛けてみたいですか?
北海道に行ってみたいですね。先日は飛行機で行って、現地でキャンピングカーを借りて富良野や美瑛に行きました。車中泊しやすいエリアやRVパーク、道の駅も充実しているので、いずれフェリーに愛車を乗せていきたいです。
――あやかさんのようなバンライフを楽しみたいけど、一歩勇気が出ない。そういう女性に、背中を押す一言をください!(笑)
全部丸ごとやろうとすると大変なんですけど、例えば窓枠だけ木張りするにとか、ドライフラワーやお気に入りのランプを飾るとか、自分の「好き」をひとつでも採り入れるとテンションがあがります。
車中泊となるとハードルが高いかもしれないけれど、いつもと違う場所へ出掛けていって景色を見るだけでも全然気分が違います。ベッドが無くたって、座席を倒してリラックスしたり、IKEAやニトリで買ったテーブルをお外にぽん、と置いてお茶をするだけですごく気分転換できますよ。
ハイエースの中に広がる、自分だけの世界。あやかさんの「好き」を詰め込んだ世界に1台だけのキャンパーは、今日も日本のどこかを旅しているかもしれません。
【Instagram】
あやかさん
(文:三代やよい)
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