トヨタ 86が生活を変えた! スポーティな走りとクールな佇まいを楽しめるドライブ三昧の日々
2台目のマイカーを探している中でひょんなことで知ったトヨタ 86の存在に胸を打たれたというkanaさん。半年もの期間をかけて探しあてた真っ白な愛車を手にすると、そのスポーティな走りに心を打たれてからカーライフが一変。
それまでクルマが特別好きではなかったという女性が今ではイベントで知り合った仲間とのツーリングやドライブには頻繁に顔を出す楽しい日々が続いているそうです。
そんな、kanaさん×86のお話です。
――かなりクールな86に乗られているkanaさんですが、これまでの車歴はどうでしょうか?
このクルマの前は軽自動車に乗っていて、2台目でこのクルマを選びました。
――2台目で86を選ばれたということはもともとクルマが好きだったんですか?
いや、もともとはそんなにクルマに興味があったわけではなかったんです。大学生のころに免許を取ったんですが、最初は面倒だなとか、社会人になってすぐのころはペーパードライバーだったこともありまともに運転ができなくて、クルマなんか嫌いって思うくらいで(笑)。
でも、運転に慣れていくと楽しく乗れるようになって、そのころからカッコいいクルマに乗りたいなということで、最初はアウディのTTが欲しいなと思っていたんですが、働き始めたばかりでまだお金がなかったので、中古で買える国産車の中から探そうとしていたんです。
そうしたら親から「86ってクルマがカッコよかったよ」と教えてもらったので、調べてみたら……一目惚れしちゃったって感じです(笑)。
――念願の86オーナーになりましたが、その時の心境は?
「86を買う」という目標ができてから、1年間貯金を頑張ってきたので嬉しさもひとしおでした。
86を買うまでに内装、外装を画像で見たり、走りの性能など動画を見たりしていたので納車されて初めて運転席に座ったときは本当に自分のものなんだとうれしさのあまり何も言えなかったです(笑)。
――kanaさんのような若い女性が86のオーナーになると反響がすごそうですね!
職場とかでは「86乗ってるらしいじゃん!」とか車好きの人からは「どこをカスタムしてるの!?」って感じで反響はありました。どこから情報が漏れたんだろうという感じですが(笑)。
でも、私の性格を知っている友達からは「kanaらしい」とか「乗りそうだよね」というリアクションでした。もともとサバサバした性格って言われるのでピッタリだったのかもしれないです。
――クルマから少し離れますが、普段のファッションもユニセックスな感じですか?
過去に友人からかわいい感じの服はどうなのかな?って言われて着てみたんですが似合わないと言われるくらいなので(笑)。
――そんなkanaさんだからこそ86がピッタリ似合っていたんですね。このクルマに初めて乗った時ってどんな印象を抱きましたか?
普通のクルマよりも車高が低いクルマなので、最初は坂道を走るのが怖かったですね。納車の時もディーラーのお店から車道に出るときも結構急な坂道があるところだったので、最初だけスタッフさんにクルマを運転して車道に出してもらうくらいでした(笑)。
――運転にも慣れてくるとスピードの違いを楽しめるように?
そうですね。高速道路を乗っているとそれは感じましたし、前に乗っていた軽自動車よりも車高が低いので横風を受けることもないから安心して走れるなって。
このころにはクルマの運転自体は好きになっていたので、こう配のキツいところで下を擦らないかだけが怖かったですが、走り自体は最初から楽しめました。
――きっとドライブの頻度も増えたと思いますが、とりわけお気に入りの場所はありますか?
長野のビーナスラインとかは年に2~3回は行くんですが、そこは特にお気に入りですね。私の家からも2時間程度だから気軽に行けて、そこでドライブを楽しんで愛車の写真を撮って……と、自己満足の世界ですが楽しんでいます。
――もともとクルマはそこまで興味はなかったということですが、このクルマに乗り出してから好きになった感じですか?
そうですね。最初はクルマのパーツに関しての知識も皆無でカスタムする考えすらなかったんです。
でも、86のオフ会に何度か参加してカスタムされたクルマを見ていくうちに私も周りに劣らない自分好みのカッコいい86に仕上げたいなって思うようになりました。
――クルマに限らず、オフ会とかSNSでつながったりすることはあったんですか?
いや、クルマを買うまではそういう経験はなかったです。SNSを通じてオフ会をやっているのを見て共通の趣味をもった人たちと触れ合えることにいいなとは思っていたんですが、人見知りもあってなかなか参加しようという気にはならなかったんです。
そうしたらフォロワーさんで一緒に行かない?って誘ってくれた人がいて。その方と一緒に参加する形で初めてのオフ会に行きました。
そこでいろいろな人とお話して、気が合った人とはそこでお友達になってって感じで思ったよりもすぐに溶け込めました。共通の趣味があるからか話も弾んで楽しかったです。
――それでお友達が増えて、彼らとドライブに行くことが増えた感じですか?
そうですね。学生のころの友達とも遊ぶことはありますが、最近はドライブ仲間と遊ぶことが多いですね。
――そんなドライブで一番楽しかった思い出は?
群馬の榛名山をはじめとした「頭文字D」の聖地巡りをしたドライブですね。私はあまり詳しくはなかったのですが、友達からの勧められたこととSNSで調べていくうちに興味を持って。早朝に行って走ってきましたが、気持ちよかったです(笑)。
――それでカスタム欲も芽生えてきてということですが、初めてカスタムするとなるとどこから手を付けたらいいかわからないですよね
私の場合はパーツに関しての知識が全くなかったのでまずディーラーオプションで付けられるものをパンフレットで調べて、気に入ったのを付けたり、社外品ではどんなものがあるのかなというのをチェックしてという感じで知識を付けていきました。
もともとオフ会とかでいろいろなカスタムを見てきたから、「こういう風にしたい」というイメージは何となくあったんですよ。
――カスタムする際のkanaさんのコンセプトは?
私の86には「GR」というグレードがあるんですが、それは白と黒で統一されているんですが、シンプルでかっこよかったのでにそれに寄せていきたいなと思ったのが原点です。
モノトーンでシンプルにまとめたいっていう思いがあります。パンダみたいな86に仕上げたいです(笑)。
――中でも一番のこだわりは?
自分でできるところは自分でやっているところですかね。外装で言えばミラーカバーやフェンダーガーニッシュなどの小さいパーツ、内装ではシフトノブとサイドブレーキグリップの交換、フットランプの取り付けなどは自分でやりました。
ネットで調べていけば大体のことはわかるし、わからなくなったら詳しい友達に教えてもらってという感じです。自分でやったほうがやりがいもあるし、楽しいですからね。
昔からモノ作りとかDIYが好きなわけではないんですけどね(笑)。機械いじりに関しては好きなのでそれでかもしれないですが。ちなみにオイル交換や消耗品の交換も自分でやりますよ!
――このクルマを買ってからって、行動パターンがガラッと変わった感じですね
そうかもしれないです。昔から好きなことを見つけるとずーっと止まらないタイプでコツコツやっちゃうんですよ。それが今はクルマのカスタムやメンテナンス、クルマの写真を撮ることなのかなって。
クルマの整備も少しでも自分でできることが増えればと、これから独学していこうかなと考えてしまっているぐらいです(笑)。
―― 一目惚れでこの86を選びましたが、改めて今、「ここが好き!」というのはありますか?
今は足回りですね。自分好みのホイールに替えたのでスタイリッシュになったかなって。ドレスアップもしてサーキットでも走れる仕様に仕上がったので満足です。
――このクルマでの今後の予定はありますか?
すぐにはできないかもしれないですが、欲を言えばフロントフェンダーを換えたいし、GTウイングを付けるとか大掛かりなカスタムですね。ちょっとお金がかかるところなので頑張って働かないとですね(笑)。
ドライブでは今、峠ステッカーを集めているのでまだイケていない関西エリアの峠に行ってみたいです。福島や栃木も行きたいですが、距離があるのでとりあえず後回しな感じになっちゃってます(笑)。
――では、この86はkanaさんにとってどんな存在ですか?
なくてはならない存在ですね。それ以外言葉が見当たらないです。通勤の時も休日もいつもこのクルマにいるし、今までとは休みの日の過ごし方も変わったし。
仕事がない日だったら絶対ドライブに行こうという感じで私をより一層アクティブにしてくれたクルマですね。
仕事がどんなに辛くても終わって86に乗れば元気になれるし、私の原動力と言っても過言ではないです!
「ちょっとでも休みができたら、どこかにドライブしている」というkanaさん。インタビューの際には「クルマに特別詳しいわけでも、好きというわけでもなかった」といいますが、86と出会ってからはクルマへの知識、愛情が深まっていき、クルマでのドライブだけでなく、カスタムしていく楽しさも覚えたようです。
やり始めたらとことん突き詰めていく性格だということなので今後はさらにドレスアップした86が見られるかもしれません!
【Instagram】
kanaさん
(文:福嶌弘)
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