僕の愛車は子供の頃に憧れた、西部警察劇用車仕様の日産 セドリック 200E GL
日曜日の夜8時に、リアルタイムで放送されていた「西部警察」が、小学校低学年の頃から大人になる現在まで大好きだという山浦さん。その影響で、現在の愛車は「西部警察劇用車仕様の日産セドリック200E GL」だと嬉しそうに話してくれました。
劇用車仕様のセドリックを再現するのに、かなり手を焼いたそうで……。一体何があったのでしょうか?今回は、山浦さん×日産セドリックのお話をお届けします。
――「西部警察」って、石原軍団?さんが出演しているドラマですよね?
あはは(笑)!石原軍団さんって!
――男気溢れる方が属していらっしゃるイメージなので、「さん」付けをと思いまして……。
確かにその通りで、石原裕次郎さんをはじめとする、渡哲也さんや舘ひろしさんなどの男らしい方がメンバーでした。そして、そういった方々が、西部警察という刑事ドラマに出演していたんです。
――警察ということは、刑事ものですよね?
そうそう!そうか……、知らないよなぁ……。当時は大人だけじゃなくて子供からも大人気のドラマで、放送があった次の日に学校に行くと、「あのシーン見た!?カッコよかったよなぁ〜」という話題で持ちきりだったんですよ。
今の刑事ドラマと少し毛色が違って、悪い奴を大門団長が根絶やしにするとか、とにかくカーチェイスがすごかったんです。スカイラインやフェアレディZの特殊車両の活躍も見どころでしたが、建物やクルマの爆破、犯人車のフェアレディZが運河をジャンプするなど、大迫力の演出を合成なしでやっているんですよ。
それがとてつもなくカッコよくて、劇中に出てくるクルマはみんなの憧れでした。なにせ、西部警察仕様のミニカーやラジコンが出ていたくらいですから。
――西部警察での日産セドリックはどんな活躍をしていたのですか?
覆面パトカー(黒パト)や白黒パトカー、時には犯人のクルマとしても登場していましたね(笑)。430より以前の230や330は、ほぼ高確率でクラッシュして大破したり、もしくは爆破されたりと可哀想な最後を迎えていました……。
ちなみに、僕の430は、黒パト仕様にしています。
――単純な疑問なのですが、主人公が乗っているようなクルマの方に憧れを持たなかったのはなぜですか?
父が建設会社の役員の運転手をしていたんですけど、その社用車のセドリックに乗って家に帰ってきていたんです。ちょうどその時期に僕は西部警察にハマっていたので、本物が家にあるということが嬉しかったんです。そこからかな〜。
あとは、僕は2ドアのクルマが似合わないから乗るならセダンだ、というのもあって、4ドアセダンがカーチェイスをするというのが逆にカッコよく思えたんです。
――乗ろうと思ったキッカケは何だったのですか?
石原裕次郎さんの13回忌に、地上波で236話全話を再放送したんですけど、それを見たのがキッカケですね。子供の頃の気持ちが蘇ってきて、23歳になっていた僕は「乗りたい……」と思ったんです。
――それからすぐに見つかったのですか?
それが、なかなか見つからなくてね〜。本当は430の前期型を探していたんですけど、どうやら330から430にモデルチェンジしたときに鉄板の材質が変わったらしく、そのせいでサビているクルマが多かったんです。
壊滅的にタマが無かったんですけど、栃木県に後期のシルバーのセダンがあることが分かって、これを逃したら次があるか分からないと思い購入しました。
まぁ、欲しいグレードでは無かったんですけどね。
――欲しかったのはどんなグレードだったのですか?
西部警察に出ていた車両と全く同じの、GLというグレードです。僕のクルマはSGLというグレードで、GLよりも少し良いグレードだったんですよ。
――そうすると劇用車仕様ではなくなっちゃいますね
そうなんです。だからグレード落としをしたんです。外装関係でいくと、ドア下側と窓枠のメッキモールの撤去、トランクリッドキーカバーの撤去、グレードエンブレムを200E SGLから200E GLに変更しました。
内装は、ラジオの交換、サンバイザーやCピラーのトリムを起毛生地タイプからビニールレザー生地に交換、前後シートとドアトリムの交換などもしました。
あとは、当時の番組提供だったエンケイアルミホイールのバハに履き替えました。
――すごい……。徹底してますね!
ボディの全塗装は流石に業者に頼みましたが、エンジンルームの塗装は自分でしたんですよ。オーバーホールする際にエンジンを降ろしたので、マスキングしてスプレーでプシューと塗装しました。
――山浦さんがそこまでこだわりたかった理由は何ですか?
西部警察というドラマが好きなのはもちろんですが、このセドリックを見て、西部警察というドラマがあったと思い出してくれる人が1人でもいたら嬉しいなと思ったんです。
ドラマでは、男同士の友情や信頼を描いているんですけど、僕自身が何歳になってもそういう気持ちを忘れたくないから、初心に帰るために乗っているというのもあるかもしれません。
西部警察の劇用車仕様に乗る理由は、自分自身が西部警察への憧れを大切にしていきたい気持ちを忘れないためでもあるという山浦さん。また、セドリックに乗ることでできた、人との繋がりを大事にしていきたいと話してくれました。
どうやらセドリックは、山浦さんの心の拠り所になっているようです。
(文:矢田部明子)
憧れのクルマを楽しむカーライフ
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