クルマを買い替えたら人生が激変、スズキ ジムニーシエラとオフロード三昧な日々
「もともとクルマには興味がなかった」と振り返ってくれたふみふみさん。しかしひょんな出来事をキッカケに手にしたスズキ ジムニーシエラに出会うと、それまでとは180度違う生活になったそうです。
今ではクルマ関係のお仕事に就いて、大好きなオフロード走行を満喫する日々を送っています。そんな、ふみふみさん×ジムニーシエラのお話です。
――ふみふみさんはこれまで、どんなクルマに乗られてきましたか?
最初はダイハツのタントです。そのころはクルマには全然興味なかったんですよね。で、今のジムニーシエラが2台目です。
――当時はクルマに興味がなかったんですね。ジムニーシエラって比較的キャラの立ったクルマに感じますが、買い替えたキッカケは何でしょうか?
もともと外観のデザインに一目惚れして、忘れられなかったというのはありますが……。海外に移住しようかなと考えているタイミングで丁度コロナ禍になり、海外へ行くことをあきらめたんです。
正直モチベーションも上がらないし、気持ちをアゲる意味でも、このクルマが欲しいなって。デザインも好きでしたし、モスグリーンのボディカラーもカッコいいなと思い、買い替えました。
――初めての新車だったということですが、購入する際にこだわったものはありますか?
色はこのモスグリーンがいいと考えていました。あとはMT車がいいなって思って、こだわりました。
――MT車を選んだ理由は?
このジムニーシエラを買うなら、絶対MTの方がハマると思って。MTの免許はもともと持っていたんですけど、前のタントはAT車だったから使わなかったんです。
――久しぶりのMT車の運転は、結構勇気がいると思いますがどうでしたか?
最初はヤバかったですね(笑)。でも、このクルマに乗るならMTじゃないと合わないし、将来、MT車に乗る機会なんてそうそうないから、せっかくだから乗りたいなって。
それもあって、自動ブレーキとかのオプションはほとんど付けず、基本、素のままの状態でお願いしました。
――納車まで5ヵ月待ちということなので、納車された時は感激もひとしおだったかなと思いますが……?
これにしてよかったって改めて思いましたね。あとは海外に行こうとしてあきらめた後だったので、感激して納車式で泣いてましたね(笑)。
――先ほどMT車で「運転がヤバかった」ということですが、乗ってみての第一印象は?
MTの運転は大変でしたが、慣れてくると「やっぱり最高!」と思いました。タントと比べると乗り味は決していいわけではないですが、それが良かったというか。
もともと父もパジェロミニのMT車に乗っていたので、割とうるさかったり、ガタガタしたりするクルマに慣れていたのかもですね(笑)。
――お父さんがパジェロミニに乗っていたということで、ふみふみさんの原体験の中に「SUV楽しい!」みたいなものがあったのかもしれませんね?
特に意識はしていませんでしたが、もしかしたらそうかもしれないですね。クルマでのお出かけは楽しかったんですよね。お父さんに雪上走行に連れていってもらったりしましたよ。
――今までタントに乗っていた女性が急にジムニーシエラってなると、みんなびっくりしそうですが、反響はどうですか?
びっくりはされましたけど、友達も家族も「いいやん!」って感じで好意的でした。お父さんに至っては「乗らなくなったら頂戴」って(笑)。絶対譲らん!って思いますけどね(笑)。
――ジムニーシエラに乗り替えて、お出かけの頻度は増えましたか?
めちゃめちゃ増えました(笑)。ドライブへ行った中で思い出深いのは、千里浜なぎさドライブウェイですね。
クルマで砂浜を走れるところがあるというのを友達から聞いていて、連れてってもらいました。あとは内灘海岸にも行きましたね。
――オフロードにハマる前兆がここで見えますね(笑)。タイヤはこのころはまだノーマルでしたか?
このころはまだタイヤまではいじっていなかったかな? BFグッドリッチというタイヤだったと思います。最初はノーマルで納車しましたが、もともと車高を上げようと考えていたんですよ。買って2ヶ月くらいで千里浜に行った時には2インチ上げた状態でしたね。
――路上を走るのと砂浜では全然違うと思いますが、走ってみてどうでしたか?
砂浜だと「四駆って何!?」って感じでパワフルな走りに惹かれましたね。「こんなに走るんだ!」って。それでオフロードを走ることにだんだん興味を持ちだして、周りから誘われていくようになって、どんどんハマっていきました。
普通のクルマだと走れないところでもグングン進むのがとにかく楽しかったです。
言葉にするのはちょっと難しいですが、タントでは行けない整備されていない道なき道をどんどん走る、というのは本当に感動したし、自由になった感じがしましたね。
――その砂浜を走ったのをキッカケにオフロードに熱が上がりましたか?
上がりました(笑)。「河川敷走ってみる?」とか「林道行ってみない?」って感じであちこち誘われるようにもなりました。
――それでクルマも次第にオフロード仕様に?
そうですね。今までは映え重視なカスタムだったんですけど、最近はオフロードを走ることを前提なカスタムが増えましたね。
最初はそんな気なかったんですけどね(笑)。街乗りでいいと思っていたからタイヤもオールテレーンだったのに。砂浜を走ったことでよりクルマに興味を持ったし、ジムニーつながりで知り合った人たちから教えてもらったのも大きいですね。
――知り合うのはオフ会などですか?
それもありますが、最初は石川県へ行った際に、私からジムニーに乗っているおじさまに声をかけたんですよ。そしたら、その方がオフロードをよく走る人だったみたいで、それで仲良くなっていろいろ紹介してもらいました。
私自身がもともと人見知りするタイプではないので、結構話しかけちゃいますね。この時も声をかけたことがキッカケで仲良くなって、その後オフ会で再会して、さらに仲良くなったって感じです。
――そしてふみふみさんは縁あって、現在はこのクルマを買ったお店で働いているということですが……その経緯を教えてもらえますか?
最初はただのお客さんだったんですけどね(笑)。このクルマ屋さんでクルマを買ったキッカケも、前の職場の上司が、このお店のオーナーと知り合いで紹介してもらったからなんですよ。購入した後もカスタムでお世話になるうちに親しくなっていきました。
それである時、私が仕事を辞めるという話をオーナーが聞いたらしくて、連絡があったんですよ。「よかったらウチで働かない?」って感じで。
前職は全くクルマとは関係ない職業だったのに(笑)。ホントすごい話だし、ご縁を感じました。ちなみにお店の名前も「GOEN」っていうんですけどね(笑)。
――クルマ業界のお仕事は今までと違うと思いますが……慣れました?
慣れました。働き出して1年経ちますが、クルマの知識も増えたし、よりジムニーライフへの愛も深まりました。
カスタム相談もしやすいし、オフロードコースに行く頻度も以前より増えて充実していますね。
前の仕事は休みがあまりなかったので、オフ会への参加やオフロードで走ることができなかったんですが、今のクルマ屋のオーナーは「いつでも行ってきな!」的な感じで休みを取らせてくれるので、ありがたくお休みをいただいて走りに行ってます(笑)。
――たくさんの思い出ができそうですが、中でも1番といえば?
どれだろう? どれも楽しかったからなぁ……。強いて挙げるなら最近行った静岡でのオフ会ですね。私の住んでいる富山からはクルマで5時間程かかりますが、そこまで自走して行ってきて。
静岡のオフ会では、これまでインスタでしか見たことがなかったフォロワーさんやそのクルマが実際に見られたのが印象的で、凄いカスタムが施されているクルマが多くて、勉強にもなりました。
――数々のクルマを見てきた中であえて聞きますが、ふみふみさんのジムニーシエラで特に気に入っているところは?
グリルですね。純正っぽく見えるんですけど、実は違うんです。スズキのエンブレムがなくてスリットが7個になっていてジープっぽくしたんですよね。インチアップするときに一緒にカスタムしましたが、ここが1番のお気に入りです。これによって顔面に個性が出ました。
あとは今履いているタイヤと車高のバランスですね。よりワイルドになった感じで特に気に入っていて、バランスがいいなって毎回思います。
――いろいろカスタムされていますが、今後の予定はありますか?
バンプラバーを入れないとかな?とは思っています。カスタムに入れていいかはともかくって感じですけど(笑)。
あとはサイドステップを直したいんですよね。ジムニーシエラってもともとアウトドア向きに作られたクルマだと思うんですが、そうしたクルマの個性を生かしたカスタムをして、カッコよさをもっと引き出したいです。
今後走ってみたいところで言うと、奈良にあるトライアルコースとか県外のオフロードコースにいろいろ行ってみたいなという思いはあります。最近オフロード競技にどっぷりハマってしまっていて、将来的には「走れるジムニー女子」になりたいという思いがあります(笑)。
――ステキな夢ですね。このジムニーシエラは、ふみふみさんにとってどんな存在ですか?
「最高のパートナー」ですね。このクルマに出会わなかったら、きっと私は海外に行っていただろうし、クルマにも興味を持つこともなかったでしょう。いろんな縁があって、このクルマに出会ったことで、見たことない景色や会ったことがない人たちにも出会えました。このクルマなしの生活は考えられないです。
もし、結婚して子供ができてもこのクルマには乗り続けたいし、この不便さも含めてすべてを愛していますね。
もともとアクティブな気質があったふみふみさんでしたが、ジムニーシエラを手に入れてからさらにアクティブなキャラクターが全開になったようです。
カスタムはもちろんですがオフロードでもバリバリ走るという具合でクルマを楽しむようになりました。同時に新しい職場でも楽しくお仕事をされているということでクルマを買っただけでここまで劇的に人生が変わるとは……と取材したライターも驚くほど。
今後も大好きなジムニーシエラとともに素敵なカーライフを送ってください!
【Instagram】
ふみふみ🍍🌽🚙フミニーさん
(文:福嶌弘)
ジムニーで満喫のカーライフ
スズキ ジムニーに関する記事
-
-
3年前の自分からは信じられない!スズキ ジムニーシエラで見つけた楽しすぎるアウトドアカーライフ
2023.09.26 愛車広場
-
-
クルマを買い替えたら人生が激変、スズキ ジムニーシエラとオフロード三昧な日々
2023.09.16 愛車広場
-
-
レトロなジムニー用新作ボディキット「little G. TRADITIONAL」発売…ダムド
2023.09.16 ニュース
-
-
【デリカミニ vs ジムニー 比較】最新と最古参の軽SUV、それぞれの魅力とは
2023.08.22 ニュース
-
-
愛車冥利に尽きる ジムニーシエラ
2023.07.04 愛車広場
-
-
老舗和菓子店の“ギャル女将”を救ったのは、荒川の大自然とジムニーだった
2023.06.23 愛車広場
関連記事
-
-
ミラココア所有10年目の大変身!私は車好きに、そして車はカッコよくなった
2023.09.28 愛車広場
-
-
3年前の自分からは信じられない!スズキ ジムニーシエラで見つけた楽しすぎるアウトドアカーライフ
2023.09.26 愛車広場
-
-
好きなクルマを好きなように乗るのが一番。幼少期からのあこがれ日産パオと大人になって好きになった四駆デリカD:5
2023.09.24 愛車広場
-
-
憧れのインパル仕様の日産・マーチで、仲間との楽しいドライブがかけがえのない時間に
2023.09.23 愛車広場
-
-
子供のようにはしゃいじゃう!スイフトスポーツは僕のお気に入りの“オモチャ”
2023.09.21 愛車広場
-
-
スズキ アルトの稀少車でレトロを味わうネオクラシックカーライフ
2023.09.19 愛車広場
-
-
30年ぶりの再会、若いころとは違うスカイラインGT-Rとの付き合い方
2023.09.17 愛車広場
-
-
クルマを買い替えたら人生が激変、スズキ ジムニーシエラとオフロード三昧な日々
2023.09.16 愛車広場
-
-
22歳の若者が、2代目レパード前期型に中学生の時から憧れた理由
2023.09.14 愛車広場
連載コラム
最新ニュース
-
-
秋の洗車シーズン到来! ウォータースポットから愛車を救う~Weeklyメンテナンス~
2023.09.28
-
-
展示車両のオーナーに直撃!ユーザーに聞くマレーシアのクルマ事情【東京オートサロン・クアラルンプール2023】
2023.09.28
-
-
トヨタのハイブリッドミニバン『シエナ』がスポーティ性を強化 10月発売
2023.09.28
-
-
トヨタ カローラクロス、ブラックアクセント映える「ナイトシェード」設定…米2024年型
2023.09.27
-
-
AE86誕生40周年! 新旧86とBRZが約2,300台集まる…FUJI 86/BRZ STYLE 2023
2023.09.27
-
-
ホンダの夢をかたちに、ジャパンモビリティショー2023で各種製品公開へ
2023.09.27
-
-
トヨタ GRカローラ に新グレード「プレミアム」…2024年型
2023.09.27
最新ニュース
-
-
メルセデスベンツ Sクラス、最高峰PHEV「S63 Eパフォーマンス」を限定発売…価格は4040万円
2023.09.28
-
-
秋の洗車シーズン到来! ウォータースポットから愛車を救う~Weeklyメンテナンス~
2023.09.28
-
-
展示車両のオーナーに直撃!ユーザーに聞くマレーシアのクルマ事情【東京オートサロン・クアラルンプール2023】
2023.09.28
-
-
米国で最も価格の安い新車、日産『ヴァーサ』2024年型…入門小型セダン
2023.09.28
-
-
トヨタのハイブリッドミニバン『シエナ』がスポーティ性を強化 10月発売
2023.09.28
-
-
AE86誕生40周年! 新旧86とBRZが約2,300台集まる…FUJI 86/BRZ STYLE 2023
2023.09.27