全力でドライブ撮影を楽しむ！ GRヤリスとともに撮影する美しき日本の四季と大自然

「写真は趣味の範囲内です」と語るみきRさん。モビごとやインスタグラムに掲載されている写真を目にすると、クオリティの高さを感じずにはいられませんでした。

トヨタ公式HPの「みんなのトヨタグラム」でもしばしば取り上げられているみきR さんに、ドライブ撮影の楽しさを語っていただきました。

――ドライブ撮影を始められてどれぐらいですか？

４年前に、デジタル一眼レフカメラを購入したことをきっかけに、写真撮影を始めました。

「出掛けた先の美しい景色の撮影」と「現地の名物や美味しいものを食べる」というテーマで、休みのたびに出かけています。行先を決めてから、あらかじめ「現地でクルマと一緒に撮影できる景色はないかな？」と軽く下調べもしますね。

私はカメラの知識がほとんどなく、最初は、車と景色を一緒に撮影をされている方々のインスタグラムで、「この風景いいなぁ」と感じた写真の真似から入りました。

下調べはしているのですが、実際に現地を走ってみると、事前にはわからなかった素敵な景色も多くて楽しいです。

――真似から入る、とは誰もが経験する入口ですね。そこから自分のクオリティを高めていくのが、その方の熱意の表れですよね

そうだといいのですが、写真撮影って「何が正解なんだろう」「何がいいのかわからない」と未だに感じています。

私のGRヤリスは普段、主人が通勤で乗っており、私も仕事がシフト制で休みが不定期なんです。乗りたいときに、必ずしも常にクルマに乗れるわけではないのですが、だからこそクルマが使える休日は、良い景色と美味しいものを求めて、あちこち走り回っています。

――現在のGRヤリスはいつごろ購入されたのですか？

トヨタからヤリスのスポーツタイプが出るようだと、自動車の雑誌やウェブで情報を得ていました。そして、夫婦で４年前に「TOYOTA GAZOO Racing Festival 2019」に行き、プロトタイプのGRヤリスが展示されているのを見たんです。

ある程度のスペックもそこで知りましたが、「なんて楽しそうなクルマだ」と感じました。その後、最寄りのGR Garageで実際に試乗してみると「これはいいぞ！」と夫婦で心を奪われ、試乗したその日に契約しました（笑）

――納車後、実際に乗ってみていかがでしたか？

長所はいくつもありましたが、一番は「こんなにハンドリングのいいスポーツカーがあるんだ」という衝撃でした。

主人は日産のスカイライン一筋で、当時R34型のスカイラインGT-Rに乗っていたんです。もちろん人気映画やクルマ系漫画にも登場し、国内だけでなく、海外でもとても人気が高いクルマだと思います。

走りも良いですし、私自身もR34スカイラインは大好きですが、運転してみると「自分には重たい」感じがしました。

私はワインディングロードを走るのが好きですが、道幅の狭いところが多いですし、見通しの悪いところもあり、ボディが大きめのスカイラインでは「運転しづらいなぁ」と感じていました。

対してGRヤリスはそういう重たさがなく、ボディ剛性もしっかりしているからか軽く感じられるんです。思った以上に動いてくれるクルマ、という印象を受けました。

多くのスポーツカーを乗ってきたわけではないので、狭い範囲での感想かもしれません…。

――乗って３年近く経たれるようですが、ライフスタイルの変化などありましたか？

変化というより、今までのカーライフに拍車がかかりました！

GRヤリスの前はトヨタのC-HRに乗っていたのですが、当時から「ジャパン峠プロジェクト」がプロデュースする「峠ステッカー」を集めていました。

峠ステッカーは全国にあり、そのステッカーを買いながらご当地の美味しいものを食べ、いい景色を見て撮影する、というドライブを楽しんでいました。

GRヤリスに乗り替えてから「峠ステッカー」を購入する目的以外でも出かける頻度がかなり上がり、今はGRヤリスで峠を走る楽しさを感じています。また、峠以外でも季節を感じられるスポットへよく出向くようになりました。

――GRヤリスを購入されてから、あらゆるエリアで撮影をされるようになったのですね。
下の３枚には「天空の回廊から雲海を眺める」と一言、記されていました。

この３枚は、今年の夏に行った福島県の「磐梯吾妻スカイライン」で撮影しました。

撮影した日は、最寄りの高速のインターを降りた時には小雨が降っていて、景色はほとんど諦めていたんです。ところが、磐梯吾妻スカイラインに到着してみたら、まさかの晴天で雲海まで現れました。感動して涙が出たほどです。

ここは火山地帯で今でも火山ガスが出ており、噴気の音が聞こえてきます。緑と荒地が入り混じる日本離れした景色が、「今自分は火山地帯にいるんだ」と実感できる大好きなエリアです。毎月行きたいくらい魅了されています。

――そんなエピソードがあったのですね。こちらの紅葉の写真はどちらですか？

上の２枚は埼玉県の秩父市にある秩父湖畔で撮影したもので、三峯神社という有名な神社の近辺です。ここの紅葉は真っ赤に染まって実にきれいです。

さほど知られていないのか、あまり人がいないのですが、静かにゆっくりと紅葉が楽しめるエリアです。今年の秋にも足を運びたいと思っています。

――ご自身のインスタグラムには撮影写真とともに、いくつかのエリアでドライブコースをルートごとに説明されていますね。たとえば奈良県の「奈良奥山ドライブウェイ」では、コース別に写真とともに説明されており、実にわかりやすいです

「奈良奥山ドライブウェイ」は３つのコースからなり、全てのコースを走ってみて、その場で感じたこと、おもしろいと思ったことを感じたままに記してみました。また、近辺には有名なご当地ラーメン屋さんがあり、ドライブグルメとして掲載しました。ご覧になった方々の参考になればうれしいです。

高円山コース…高円山頂上展望所から奈良市街を望む。展望台がそこそこあるので、景色を眺めるにはもってこい。

奈良奥山コース…世界遺産・春日山原始林の中を通り抜ける、未舗装の砂利道。各所に貴重な文化遺産が保存されているので、じっくり巡るべし。

新若草山コース…春は桜が美しい。鹿との遭遇率は高めなのでお気をつけて。

彩華ラーメン本店…白菜が入ってるのは関東では見かけないので新鮮。めっちゃ美味しかった～！

――これ以外にも、目を見張られる写真が数多くあります。伊豆の城山桜、青山高原、丹沢湖畔、宮ヶ瀬湖畔。みきRさんが感じた日本の四季が堪能できます

趣味で撮影している写真を見ていただけるのは本当にありがたいですし、インスタグラムをはじめ、SNSを見ていただいた方々からのコメントもうれしいです。

――撮影の際に意識していることはありますか？

「行った先々の魅力が少しでも伝わればいいな」といったところでしょうか。１人でも多くの方に「こんな素敵な所があるんだ」と感じてもらえたら幸いですが、なにより、自分がドライブ撮影を全力で楽しむことを心掛けています。

「あちらの花が美しいと聞けば急いで赴き、
こちらの食べ物が旨いと聞けば朝を抜いてでも食べ、
どこそこの紅葉が素晴らしいと聞けばなんとしてでも駆けつけ、
あそこの鍋は温まると聞けば寒くても食べに行く。
それが私のカーライフ」

こうした行動理念をモットーとしているミキRさん。これからも四季とりどりの彼女のドライブ撮影をインスタグラムなどで拝見することが楽しみです。

【X（旧twitter）】
みきRさん

【Instagram】
MIKI │ 日本の四季を車と楽しむ

（文：小川隆行）