トヨタ プリウスに出会って人生が変わった! かけがえのない仲間と出会えて行動範囲も広がった魔法のクルマ

  • トヨタ・プリウス(50系)

kotaさんにとってのクルマのイメージは「生活の足」。しかし、前まで乗っていたクルマの燃費に辟易したところで出会ったのがトヨタ プリウス

燃費のいいクルマの代表格とも言うべきクルマを手にしたことでもともと行動派だったというkotaさんの移動範囲は大幅に拡大。今ではお住いの三重県内に週末はいないというほどのアクティブな休日を過ごしているそうです。

そんな、kotaさん×プリウスのお話です。

――kotaさんは現在、プリウスに乗られているということですが、それまではどんなクルマに?

前は実家にあったスズキ ワゴンRのXXに乗っていたんです。私は三重の山の方に住んでいたので生活するうえではどうしてもクルマが必要で……それで最初はそれを生活の足として活用していました。

――ワゴンRからプリウスへと買い替えた理由とは?

それがですね……ワゴンRの燃費があまり良くなかったんですよ(笑)。パワーがないからついつい踏んでしまうこともあり、リッターで10キロいけばいい方っていうくらいだったからちょっと不満があったんです。

それで次に乗り替えるなら「燃費のいいクルマ、それもハイブリッドがいい」という感じに考えるようになりました。

――そうしたkotaさんの願いを叶えるとしたらプリウスはまさにうってつけの存在ですね!

  • 家の前のトヨタ・プリウス(50系)
  • 購入当時のトヨタ・プリウス(50系)

ですが……私はそのころ、特にクルマに興味があったわけではなくて(笑)。「燃費がいいクルマ=プリウス」というくらいの知識しかなかったんですよ。それで必然的にプリウスを狙う形になったんですよ。

ただ、もともとはPHEVの方を探していたんですが、条件にハマらなかったので私の母の知り合いが務めているディーラー店に置いてあった50のプリウスにしたんですよ。

――中古車としての購入だったので、何か条件はありましたか?

ボディカラーは白か黒がいいなと思っていたし、予算は200万円くらいで考えていたんですが……PHEVだと多走行のクルマばかりだったんですよね。「なるべく使い込まれていないクルマがいい」というくらいでそこまでこだわりはなかったんですよ。

――クルマを買う際の決め手みたいなものは?

それがないんですよね(笑)。とにかくワゴンRから早く買い替えたい!という思いが強かったので、ディーラー店に置いてあったプリウスで即決した感じです。私に知識がないのもありますが、スタッフさんが太鼓判を押してくれたクルマなので大丈夫だろうと。

――それで念願かなってプリウスに替わりましたが、最初に乗ってみての印象は?

あたりまえですが、軽自動車とは全然違いますね(笑)。パワーもあるし。最初の頃はモーターだからか踏み込んだ時の初速がいいなという気がしましたね。

  • トヨタ・プリウス(50系)
  • トヨタ・プリウス(50系)と淡路サービスエリア

――では、プリウスになってから出かけることって増えましたか?

増えましたね。以前は燃費が気になっていて遠出するのも抵抗があったんですが、このクルマに替わってからは苦にならないどころか休みになると毎回どこかに行っていますね。

――最初は主にどんなところでドライブしていたのですか?

最初のころは県外に出るのはまだ怖かったので、当時はまだ学生だったこともありこのクルマで通学するようになったのが思い出深いですね。

――学生でクルマに乗って通学はなかなかいないと思いますが、周りの反響はどうでしたか?

プリウスでも私が乗っている50プリウスって当時は比較的高額だったクルマなので、周りからは驚かれましたね。あとプリウスって知名度が高いクルマなので知っている子は多かったですが、そこまで興味は示されなかったです。

――kotaさんは当時「クルマに興味がなかった」と言いますが、今みたいにクルマに興味を持ったキッカケは?

一番のキッカケは「人と違うことをしたい」ということで自分なりにカスタムをしたことですね。プリウスって乗っている人が多いから個性が出ないんですよね。

なので自分なりに変わったことをしたいということでメッキを貼るとかくらいな簡単なカスタムを始めたんです。

そのころは今みたいにクルマ仲間がいなかったから、ちょこちょことしたところをカスタムしているうちに興味を持ちだして。

  • メッキパーツでカスタムしたトヨタ・プリウス(50系)の
  • トヨタ・プリウス(50系)のステッカーチューン

――それでオフ会にも参加するようになったんですか?

そうですね。SNSでプリウスのことを投稿し始めていくとクルマ好きのフォロワーさんが増えていって、自分の住んでいるところの近場でオフ会をやっていることを知ったんですね。

それで「ここなら近いし、自分でも行けるな」というところを見つけて自分から連絡して参加したのが始まりですね。

――初めてのオフ会って、緊張したのではないですか?

「私とはレベル違うな」って感じましたね(笑)。個性の出し方とかセンスとか。私がやれることとは全然違うからすごく刺激を受けたのを覚えています。

そうしたカスタム例を見て「こういう風にしてみよう」みたいな感じで自分の中でイメージができてきて、ますますカスタム熱が上がってきました(笑)。

  • トヨタ・プリウスのオフ会

――どんなコンセプトでカスタムをしていますか?

もともとは「被りたくない」という思いでメッキとかを貼っていたんですが、最近は「純正の良さを生かしつつ、メッキ等で個性を出したい」という思いが強くなってきました。モデリスタとかTRDなどのパーツはちょっと高価ですけど、カッコイイデザインのものが多いのでそれを付けて自分の好みにしたいなって。

――オフ会で知り合った方たちとのドライブも増えた感じですか?

そうですね。2023年6月にあった滋賀県のプリウスが300台くらい集まる大きなイベントに参加したんですが、ここで今まで会えなかったフォロワーさんにもたくさん出会えて、それ以来、県外へのお出かけが増えました。

もともとクルマに限らず、出かけること自体は好きだったので時間さえあればどこでも行っちゃうという感じですね。クルマは電車と違って時間の制限がないし、あと燃費がいいから抵抗なく出かけられますね(笑)。

――そうしたお出かけで特に印象深いものは何でしょうか?

どれって決めるのは難しいんですが、同年代のプリウスオーナーって意外と多いんだなという印象があって、年代が近いと話も合うから、そうした仲間に出会って会いに行くことが何より印象深いし、ひとつひとつが思い出になっています。

――ちなみに一番遠出したので言うとどこまで行きましたか?

最近だと、広島の尾道の方に行ったのが一番遠かったですかね。高速を使わないで、一般道で行ったんですが、10時間近くかけてコツコツ走っていきました(笑)。周りにこの話すると驚かれますけどね。

――そう長距離ドライブが多いと、走行距離がとんでもないのでは?

購入当時が6万7000キロくらいだったんですけど、今10万5000キロですね。購入してからのペースだと年間で4万キロ近くですかね。相当乗っていますよね(笑)。土日は三重県内にいないことの方が多いと思いますよ。

――めちゃめちゃこのプリウスで楽しんでいますが、中でも特に気に入っているところはどこでしょう?

自分で貼ったメッキとステッカーと、光るところはキラキラとさせるようにしたのがこだわりですね。

  • トヨタ・プリウス(50系)のリア

――カスタムなどで今後の予定などはありますか?

フロントスポイラーを換えたいんですが、塗装もしないといけないのでちょっと高くなるんですよね。なのでまだ手が出せていないですが、購入できるようなら手に入れたいですね。

ちなみに来週、和歌山の友人に会いに行くんですが、これも数ヶ月で3回目なんですよ(笑)。それが楽しみですね。

――では、このプリウスはkotaさんにとってどういう存在ですか?

「人生変わった」というと言い過ぎな感じはしますけど、このクルマに出会ってからは趣味も遊び方も変わってしまって。もともとスマホゲームが好きでよく課金もしていたんですが、クルマを手に入れてからはすぐにやめて。今はクルマ一本ですね。

交友関係もクルマ仲間と遊ぶことがほとんどになったし、それを考えるとプリウスに出会ったからこそ人生変わったなって。ちなみに私の父はすごくクルマ好きだったので、最終的には似るんだなって感じですね(笑)。

――だとしたら、お父さん嬉しかったでしょうね。親子の会話って増えましたか?

ちょっと増えたと思います。「クルマ」という共通の趣味ができたことで会話内容が変わりましたね。父は86に乗っているようにスポーツカーが好きなので私とはタイプが違うんですけど、クルマのことはよく話します。

ただ、私のカスタムを見ては「ダサいな」ってよく言われますけどね(笑)。

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Kotaさん

(文:福嶌弘)

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