子供のころの夢を現実に!トヨタ ランドクルーザー60で知るクルマの楽しさと素晴らしき日々

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    トヨタ ランドクルーザー60

「大きくなったらジープに乗りたい!」と幼少期に語るほど、tsukaponさんは子供のころから大のSUV好き。

そんな彼の愛車がSUVになるのは必然のことですが……中でも現在の愛車となったトヨタ ランドクルーザー60への思い入れは人一倍。趣味のアウトドアライフへの活用はもちろんのこと、最近では別の楽しみも見つけたそうです。

そんな、tsukaponさん×ランドクルーザー60のお話です。

――tsukaponさんの愛車を拝見すると78プラド、そして現在の愛車であるランクル60と続きますが、SUVがお好みだったんですか?

最初はアウディのTTだったんですけど、あとは78プラド、ランクル60って感じだったんですよ。もともとクルマの中でも四駆が大好きで「将来はジープに乗りたい!」って言うような子供だったんです。

ただ、クルマ全般が好きだったので当時はMT車に乗りたいのと、他の人と被りたくないという思いからアウディのTTを選んだんですが、やっぱりSUVへの憧れが捨てきれずに78プラドに買い替えました。

――それで78プラドに2年ほど乗られてからランクル60になりましたが、買い替えのキッカケは?

もともとはランクル60を最初から狙ってはいたんですが、当時はランクルに対する知識が浅くて所有するにはちょっと心もとないところがあったんですよね。

古いクルマなのである程度知識を持っていないと乗れないと思っていたし、TTからクルマを買い替えるタイミングで78プラドの専門店を見つけたので、整備のところで安心かなってことで78プラドを選んだというところもあったんです。

ただ、78プラドも大好きだったんですが乗っていると「やっぱりランクル60に乗りたいな」っていう思いがふつふつと沸いてきて。それで買い替えを決意しました。

――ランクル60を買う際にこだわっていたポイントは?

ディーゼルのターボ車がよかったので、型式で言えば12HTのMT車が絶対で、あとは角目ライトとワイドタイプのボディに絞って探していました。

――だいぶ絞った感じでしたが、なかなか見つからなかったんでは?

それがですね、最初に探していたお店にドンピシャのクルマがあったんですよ。しかもそのクルマはワンオーナー車とか、他では考えられない好条件を備えていたのがいきなり一発目で見つかったんです。

ただ、そのお店があるのが北海道だったんです。私は神奈川県に住んでいるので買う前に実車を見るのはちょっと難しくて。

――いくら状態がいいという情報があっても、かなり古いクルマであるランクル60を実際に見ないで買うのは心配ですよね。

そうなんです。とても心配だったので写真をたくさん送ってもらいましたし、お店のスタッフさんたちの対応がすごくよかったので、信じてみようということで購入しました。

――では、納車時は一番ドキドキしたのでは?

はい。納車まで半年待ったので、対面するまでは本当にドキドキしていました。だから最初見た時には「デカいな」と感じたし、ボディカラーはオールペンで私が希望していた赤に替えてもらったんですが、その色味もキマっていていいなって感じました。

――もともと78プラドに乗られていてからのランクル60ですが、色味も派手になって、より古いクルマに替わったので周りの反響も気になりますが……?

家族からは「赤くてカッコイイ」とほめてもらうことが多かったですが、友達とかからは「壊れないの?」「大丈夫なの?」みたいな意見が多かったですね。より古いクルマになったのでなかなか理解してくれる方は少なかったですね(笑)。

――運転してみての第一印象はどうでしょうか?

いわゆる板バネのクルマって、私は初めて乗ったんですが……意外と楽しいですね。事前の情報だと「ガタガタする」「乗り味が悪い」というのを知ってはいたんですけど、実際に乗ってみると運転する楽しさが一番伝わってきて、楽しいという印象が強いです。

――お出かけの頻度は増えましたか?

かなり増えました。もともとキャンプやアウトドアで遊ぶことは多かったんですけど、このクルマになってからは予定がなくてもドライブに行くことが増えました。

よく行くのは相模川の河原ですかね。コーヒーを淹れて、自然を見ながらゆっくりと過ごしたり、ちょっとしたランチを楽しんだりって感じです。コーヒーの豆とかも少しこだわって、挽く道具なんかもちょっと凝って淹れるので楽しいですね。

――ランクル60を手にしたのが2022年の7月ごろということで、購入して1年半ほど経ちますが、故障等はありましたか?

やっぱりありました。納車して2週間くらいでクラッチオイルが漏れてしまってクラッチが切れなくなったり、オルタネーターがうまく作動しなくて発電がされなくてバッテリーのランプが付いたりという感じですが。

――多少覚悟はしていたと思いますが、ちょっとネガティブな想いにはならなかったですか?

いや、逆に弱いところを直していったのでこれでしばらく安心、とプラスに考えました。部品があるうちに直しておけるところは直しておきたいですからね。

――長く乗りたい人の発想ですよね(笑)。キャンプでの写真が多いようですが、このクルマで行ったら目立ちそうですね!

キャンプ場に着くとみんなからの視線は感じますよ(笑)。そうでなくても日ごろの運転中も見られているなと感じることはよくあります。駐車場に停めているとクルマを眺めている人も多いし、「昔乗っていたんだ」という方から声をかけてもらうことも増えました。

――そしてイベントにもよく行かれるみたいですが、もともと参加していたんですか?

いえ、このクルマになってからですね。興味はあったもののなかなか踏み出せなくて、思い切ってあるイベントに参加したらすごく楽しかったんです。それをキッカケに仲間が増えて、イベントに呼んでもらえる機会も増えて、よく出かけるようになったという感じです。

――こういうオフ会やイベントって、初めて行くとインパクトがすごそうですね。

すごかったですね。一番印象に残ったのは知らないオーナーさんとも仲良くなれることですね。

私自体はランクルに詳しいわけではないんですが、同じクルマに乗っているオーナーさんだからか話が弾んで。「ランクルに乗っている」という共通点だけでこんなに仲良くなれるんだって思いました。

――クルマのカスタムをされている方も多いので、刺激を受けることもあるかと思いますが、tsukaponさんはそうした熱は上がりませんでしたか?

カスタム欲はすごくあるんですが……今は維持するので精いっぱいで。なので、これ以上お金をかけると厳しくなってくるから、踏みとどまっているという感じです(笑)。

――このクルマで色んな思い出ができたと思いますが、一番印象深い出来事は?

クルマのイベントのために、昨年の11月ごろに滋賀県の琵琶湖に行ったんですよ。片道6~7時間かけていったんですが、まさか自分が遠征してまで参加するとは思わなくて。このクルマがそうさせてくれたのかな?って思います。

イベントに参加した関東勢の方たちと一緒に帰ってきたんですが、10台くらいランクルが連なって走る画も結構壮観でした。

イベントが楽しかったのはもちろんですが、滋賀の絶景スポットであるメタセコイアにも行けてすごく楽しかったです。

――そんな思い出を作ったランクル60ですが、改めての自慢点は?

ボディカラーはこだわったのでぜひ見て欲しいなと思いますが、あとは角目のライトですね。結構丸目を選びがちだと思いますが、私はアメリカンスタイルが好きで、ガッシリとしたイメージに魅力を感じて、そこを貫いたところが自慢です。

車内もステアリングをナルディに替えたんですが、メーター周りを含めて雰囲気を出したところもぜひ見て欲しいです。

――今後このクルマでやりたいことは?

やりたいカスタムとしてはリフトアップですね。高さが出た方が迫力が増すかなと思うので。あとはオフロードコースをもっと走りたいんですよ。これもリフトアップをしたい理由でもあるんですが、最近初心者コースを体験して、もっと乗りたくなってしまったので。

ただ、「汚れたり、傷ついたりしたらどうしよう……」とも感じるので、そことのジレンマもありそうです(笑)。

――では、そんなランクル60はtsukaponさんにとってどんな存在ですか?

もう「生活の一部」ですね。このクルマといる時間がもしかしたら一番長いんじゃないかなってくらいいるんですよ。このクルマに出会ってから、様々なつながりができたし、いろいろな楽しみが生まれて、本当に楽しい毎日を過ごしています。

だからこそ、1日も長くこのクルマに乗りたいから、維持することを頑張りたいですね。

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tsukaponさん

(文:福嶌弘)

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