長い付き合いをしたい愛車ホンダS660なので、走りすぎに注意

  • ホンダ S660

    ホンダ S660

ホンダ S660を愛車に迎えて2年半が経ち、メーターをふと見ると“50576km”に突破していたという「安藤さん」。

長く大事に乗ろうと決めて購入したのに、かなりのスピードで伸びていく走行距離に、大丈夫かな?と心配になってしまったそうです。自制してはいるものの、暇さえあればフラッとどこにでも出かけるそうで、今年もかなり走ってしまいそうとのこと。

今回は、安藤さん×S660 のお話をお届けします。

――走りまくってますね〜!

あはは(笑)そうですね〜!この前、ふっとメーターを見たら「えええ!こんなにもーーー!」って、自分でもびっくりしました。

長く乗りたいという目標があるので、必要以上に走行距離は伸ばさないようにしようと思っているのですが……なかなかねぇ。

1年目で2万4000kmを走ったときに、いい加減自制しなくちゃと決意して、2年目は2万km以内に抑えるように乗りました。

――2年目も、大分走ってますけどね(笑)。ちなみにドライブではどこに行かれましたか?

う〜ん。今までで1番の遠出は、山口県から京都府嵐山にある“竹林の小径”までドライブに行ったことです。SNSで見かけて、オープンにして竹の中を走ってみたいと一走りしました。

余裕を持って早めに到着したいなと思い、山口県の徳山駅周辺を夜10時に出発して、そのまま下道で24時に広島県に突入。廿日市ICから高速に乗って、嵐山に着いたのが朝5時くらいでした。

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――大分、早く着いちゃいましたね。

そうなんです!だけど、オープンにして早朝の竹藪の中を走れたのは すごく気持ちが良かったです。

サワサワという葉っぱの擦れる音や、涼しい風を受けながらのドライブは、長旅してでも来た甲斐があったな〜と感じるくらい最高でしたね♪ただ、写真は太陽がまだ昇っていない時間で、全部暗めだったけど……。

――お話を伺うだけで素敵な情景が浮かんできます!長距離を運転して行った甲斐がありますね♪

そうですね。こんな感じで片道450kmを走ったのは初めてだったんですけど全然平気でしたし、むしろあっという間だったんですよね。

そして、そう思えるのは、やっぱりこのクルマが楽しいからだと思います。

――具体的に、どういうところが良いと感じますか?

やっぱり、 “S660でしか味わえない楽しさ”が沢山詰まっているところですね。

まずMT車だから、アクセルを踏んでクルマの状態を見ながらシフトチェンジしていくなど、自分が操作しているのを感じられるところです。それから、ミッドシップ独特の、後ろからグッと押されるような加速感。コーナーを曲がる時に重心が低く沈み、思った通りのラインで曲がってくれる操舵感。

ただ運転しているという感じは一切なく、1つ1つの動作がすごく面白いです。

あと、間違いなく僕はS660に乗るようになって、四季を楽しめるようになったと思います。数ヶ月前に桜が咲いていた時は、桜並木のトンネルの中をわざと通って、車内に桜の花びらを沢山入れるという遊び?をしていました(笑)。

――えっ!?すごく素敵な遊びです♡S660に乗って楽しみ方が増えたのですね。

はい。S660に乗る前はムーヴが愛車だったんですけど、S660に乗るようになって見える景色がガラリと変わりましたね。

例えば、同じ海沿いを走るとするでしょう?そうすると、今までは、海が見えていたけど、S660は車高が低いから防波堤のコンクリートしか見えなくなっちゃったんです。

で、しょうがないかと反対側を見てみると、紅葉のある山がそこには広がっていたんです。

何度も通っている道なのに、僕は気に留めていなかったんですよ。そういうことが結構あって、あっ!ここに銀杏の木があったんだとか、新しいカフェが出来てる!とか、とにかく周りの景色を見ながら走るようになって、新たな発見がありました。今まで味わったことのないカーライフを送ることが出来ています。

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――じゃあ、S660は安藤さんにとって、最高の相棒ですね。

そうですね。車内はお世辞にも広いとは言えないですし、人も荷物も乗らないんですけど、このクルマに乗ると、それ以上の喜びや幸せが沢山あるんです。

先程もお話しましたが、日常生活の中で今まで気付かなかったような発見、僕と同じようにカーライフを大切にしている仲間との出会いなど、色々な嬉しいことをS660が運んできてくれるんです。

だから、ちょっと快適性がなくたって、それが個性だと思えるくらい、大切にしていきたいクルマです。

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そう話す安藤さんのS660は、そこそこ走れる仕様にしてあるそうで、車高調を入れ、タワーバーでボディ剛性向上させ、ECU純正書き換えなどを行っているそうです。

今後は純正デザインを生かしつつ、スポーティーさの中に可愛らしさのあるカスタムをしていきたいと話してくれました。

S660に乗って、走る楽しさに気付けて良かった!と明るい声で話してくれたのが、とても印象的でした。ただ、一貫して思ったのは、これからもどんどん走行距離は伸びそうです……(笑)。

【Instagram】
安藤さん

(文:矢田部明子)