クルマへの熱が急加速!CR-Zが教えてくれた運転の楽しさと新たな趣味
『もっとクルマを楽しんでみたい。そう思ってCR-Zに乗ることにしました』
運転免許を取得したばかりの頃は、まだクルマには興味が無かったというYTさん27歳。実家にあったミニバンをなんとなく運転していた時、ふとクルマの楽しさに気付き始めたのだとか。その後、好きなアニメの影響でMT車に憧れ、自分も乗りたいと思い、タイミング良く2010年式のCR-Z(ZF1)を譲ってもらったといいます。
CR-Zに乗り替えてからは、新しい趣味も増えたという、YTさんのカーライフを伺いました。
今回は、CR-Z×YTさんのお話です。
――初めてご自身で購入したのはCR-Zだったのでしょうか?
実は、最初のマイカーはHONDAのN-ONEだったんです。
丸目で可愛いクルマを探していた時に、中古車を見つけて、自分的に気に入り購入しました。
――N-ONEからCR-Zに乗り替えた理由は何だったのでしょう?
N-ONEは、今でも内外装のデザインは本当に気に入っていて好きなのですが、1年くらい乗って、運転していて何か物寂しかったというか、退屈さを感じてしまっていたんですよね。それで「運転の楽しさをもっと感じたい」って思い始めてMT車を探し始めたんです。
あと、当時ハマっていた、MT車が活躍するアニメを見て、自分もMTに乗りたいって思い始めたんですよね。最初はAT限定でしたが、限定解除し、CR-Zをマイカーに迎えたんです。
――そういった経緯があったんですね。CR-Zは中古車サイトで見つけたんですか?
MT車を探していた時、ちょうどCR-Zに乗っていた友達がいたんですよ。それで、MT車を探していることを話したら「乗り替える予定だけどいる?」って声をかけてくれたんです。それで、譲ってもらう運びになりました。
――YTさんは元々、CR-Zが欲しいと思っていたんでしょうか?
それが、当時は頭の片隅にも無かったんです(笑)。
――そうだったんですか!?
CR-Zがまだ友達のクルマだった時、駅まで乗せて送ってくれたり、何度か乗せてもらったことがあったんですよ。その時に、CR-Zっていわゆる2+2で、後部座席に乗るとなると、頭を曲げないと乗れないことを知って、最初の印象はあまり良くなかったんです。
――それでも、愛車として迎え入れようと思ったわけですよね?
当時、MTのN-ONEにしようか、コペンにしようか、オープンカーも良いよなって迷っていたんですよね。その時に、ほぼ無料でCR-Zを譲っていただけることになったんです。要するに、乗り出しが1番安かったからという、単純な理由でCR-Zに乗り始めたんです(笑)。
だけど、いざ運転してみると、憧れのMT車にようやく乗れた嬉しさと同時に、走りの楽しさを肌で感じることが出来たんです。そこから愛着が急速に湧いていった感じですね。
――最初は悪かった印象も、乗っていくうちに変わったというわけですね
そうですね。なので、今では毎日乗ってしまっている状況です(笑)。
――運転していてN-ONEとの違いは感じましたか?
軽セミトールワゴンから普通車の3ナンバーに乗り替えたので、まず車幅が広いなっていうのは感じましたね。そのためか、安定感を感じられて、とても頼もしいなと思いました。
あとは、ハイブリッドとMTの組み合わせが世界初っていうのも、このクルマの特徴で、気に入っているポイントでもあります。
――他にも気に入っているポイントはありますか?
実は、最初は内装が何だかジャギジャギしていて「ちょっとやりすぎじゃない?」って思っていたんですよ。スポーティすぎるというか……。水平基調のシンプルなインパネが個人的には好みだったんです。
だけど、これも乗っているうちに、インパネ周りやハンドル周りの手の届く範囲にボタン類があったりして、ドライバーファーストな作りになっていることに気付き、今でもすごく気に入っています。
スピードメーターもデジタル表示の針じゃなくて、数字なのですが、奥行きのあるデザインが近未来感があって「13年前のクルマにも関わらずカッコ良いな」といつも思っています。
――CR-Zに乗り替えて、何か変化したことってありましたか?
道の駅のスタンプラリーですね。
僕の住んでいるエリアでもある近畿地方の道の駅のスタンプが押せるスタンプ帳が、道の駅で売っているんですよ。
MYスタンプ帳を持って、愛犬と一緒に道の駅を巡ること、これはCR-Zに乗り始めてからできた新しい趣味ですね。
――スタンプラリーをしようと思ったきっかけって何だったんでしょうか?
まず、CR-Zに乗り替えてから「とにかく走りたい」っていう気持ちが強くなったんですよね。でも、わけもなくドライブするんじゃなくて、何か走る理由が欲しくて。あてのないドライブも好きだったんですが、プラスαの理由があればもっと楽しめるなって思って。
道の駅って大体17時半くらいまで営業しているんですが、その時間までにどれだけ周れるのか、ルートをあらかじめ決めて走るのが、めちゃくちゃ楽しいんですよ。
そして実は今、CR-Zの中から電話しているんですけど…。
――ということは、もしかして今日も道の駅にいらっしゃるんですか!?
はい、正にスタンプラリーを押してきたところです(笑)。
――存分にカーライフを楽しんでいるんですね!スタンプは今、何個集まったんですか?
スタンプを押せるところが155個あるんですが、合計50駅分くらいですかね。3月末までに周り切ってハガキを送ると『完走認定証』っていう賞状がもらえるんですが、今はそれを目指しています。思い出としてその賞状が欲しいなって思って。
他にも、特産品がもらえたりすることもあるんですよ。
――スタンプラリーってそんな特典があるんですね!実際にスタンプラリーを始めてみて、他にも良さを感じたりしますか?
仕事などで溜まったストレスを解消出来るのも、良い点だと感じています。
あとは、例えば今日だとお茶が有名な場所に来ているので、お茶のプリンを買って帰り、妻と食べて楽しむ。そういうふうに、毎回異なる特産物に触れることが出来たり、美味しいものを食べることが出来るのも素晴らしいですよね。
あと、ドッグランがある道の駅もあったりするので、愛犬と一緒に旅をしている感じもとても楽しいです。
――今後のCR-Zとのカーライフで、何かやりたいことはありますか?
私が譲ってもらった時、走行距離は64,000kmくらいで、今は95,000kmくらいなんですけど、もらった時のダブルスコアである128,000kmくらいは、第1目標として乗りたいなと思っています。
あとは、さっきも言った通り、道の駅のスタンプラリーを達成したいですし、そのためにも末永く、大事に乗り続けたいなという思いです。とにかくずっと走り続けたいですね!
――振り返ってみて、CR-ZはYTさんにとって、どんな存在になりましたか?
無くてはならない存在です。毎日の移動手段としても必要だし、通勤も、買い出しも、そしてオフの日の楽しいツーリングもこなせる、私にとって完璧な1台で、家族の1員だとすら思っていますね。
最初はクルマに興味の無かったものの、CR-Zに乗るごとに愛着が湧いていったというYTさん。CR-Zに乗り始めたのは偶然でしたが、YTさんに「運転の楽しさ」をちゃんと教えてくれる“家族”になったそうです。
まだまだCR-Zとの旅を楽しみ続けたいという彼の熱意に、CR-Zはきっと答え続けるのだろうなと筆者は感じました。
「人みたいに喋らなかったり気持ちが分からないですが、そういうモノにこそ愛着が湧くのかもしれないです。」
取材中にふと言ったその言葉通り、今後もCR-Zを気遣い大切に乗り、愛犬を乗せて次のスタンプラリーへと目指して、これからも走り続けることでしょう。
(文:秦 悠陽)
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