後期型と思って購入したら、中身はまさかの前期型!スバル・インプレッサWRXと挑戦するダートラ!
子供の頃からクルマ好きだったという「さとけんさん」。
小学生の頃にテレビで放送されていたSUPER GTで、伊藤大輔選手がスーパーアタックをしたのを見て、いつか自分もそういう走りがしてみたい!と思ったのが、モータースポーツにハマったキッカケだそうです。
大学の自動車部に入り、愛車のスバル・インプレッサWRXと今も楽しむダートトライアルに出会えたそうです。
今回は、さとけんさん×インプレッサWRXのお話をお届けします。
―――ラリーにもハマっているそうですが、いつからですか?
初めはSUPER GTしか見ていなかったんですけど、その後、小学校高学年くらいの時にコリン・マクレーの“良い意味で”クレイジーな運転を見て、ラリーにどハマりしちゃったんです(笑)。
1回観てもらいたいんですけど、本当にアニメの中のような、あり得ない運転をするんですよ。そんなところに行っちゃうの……!?みたいなね!
免許を取ったら自分もそんな走りをしてみたいと憧れて、大学は自動車部に入部しました。
―――在学中はどんな競技に挑戦したのですか?
ダートラが多かったですかね。
恥ずかしながら、ジムカーナは自分がどこを走っているかが分からなくなっちゃうんです……。そうすると、「コースを間違えないように」ということばかり考えちゃって、思いっきり走れなくなるんですよ。
性格的に大雑把だから、せーの!どりゃー!みたいに単純なのが僕は好きなんですよ(笑)。
舗装路よりもグラベルを走る方が好きというのもあります。未舗装路の林道に行くだけでも不思議なダンジョンに行くような、冒険感を味わうことができますし、そういうのもグラベルの醍醐味だと思うんです。
今は就職して長野県に住んでいるんですけど、ここは田舎道が結構あるので、山道に迷い込むというのを、定期的にやってしまいます(笑)。
小学生の頃に、裏山を探検しに行きませんでしたか?あれをクルマでやっている感じですよ(笑)。
―――やりました!この道って、○○ちゃん家に繋がってたんだー!とかなるんですよね(笑)。ちなみに、初めてダートラに挑戦したのはインプレッサだったのですか?
いえ。最初にダートラを経験したのは、インプレッサの前に乗っていたホンダ・シビック(EP3型)でした。そこでダートラの楽しさにハマってしまって、それ以降ずっと楽しんでいるんです。
ちなみに、こういう非日常的な走りが面白いと思うようになったのは、部車のS14シルビアでドリフトを体験してからですね。先輩に初めてドリフトのやり方を教わった時に、がむしゃらにハンドルを切って「曲がらない!止まらない!」とサイドブレーキを引っ張ったのが、自分の中ですごく心に残っています。
今振り返ると全く出来ていなかったけど(笑)、それでも少し派手な運転が出来たというのが、当時の僕にとってはすごく嬉しかったんですよ。そのドキドキが忘れられず、今も何かしらモータースポーツに挑戦しています。
ちなみに、シビックの前に乗っていたのはホンダ・S2000で、バイト代を全て注ぎ込んで100万円以下で購入しました。すごく楽しいクルマではあったんですけど、後輪駆動のオーバーステアで中毒性の高いクルマでですね……(笑)。
S2000のせいで、アクセルを踏んでケツが出ないFF車に物足りなさを感じてしまうくらい、その魅力にハマってしまいました。
だから、次もFRで探していたんですけど、予算の都合で見つからなくてですねぇ。ちょうど乗り換えるからどう?と声をかけていただいたシビックを愛車に選んで、ダートラで遊んでいたというわけです。
ところが、帰宅途中に鹿さんとぶつかってしまい、今のインプレッサに乗り換えという流れです。鹿さんが無事だったから、良いんですけどね。
―――そうだったんですか。
というわけで、ダートラをするのに後輪が駆動すればなんでもいい!と次のクルマを探し始めたんですけど、これまたなかなか無くて。そんな時に、所属しているクラブの先輩がランサーに乗り換えるということで、インプレッサWRXを譲ってもらったんです。
―――写真を見る限り、初代後期型?ですか?
僕もそう思って購入したんですけど、何と中身は前期型でした!
―――本当に欲しかったのは?
見た目が前期で、中身が後期です。
―――えっ!?全て逆をいってません!?
そうなんですよ(笑)。バリバリ走りたい僕にとっては、パワーもあって頑丈で壊れにくい後期型のエンジンとミッションが良かったんですけど、搭載されていたのは、部品が出にくいなどメンテナンスの大変な、前期のエンジンだったんです。
ですが、前期だとエンジンが壊れたり、ミッションが割れたりすると大変なので……。
―――今後、どうするのですか?
中身も、後期型にするか検討中です。インプレッサのような四駆ターボが大好きになったので、それを最大限活かしつつ、インプレッサらしく乗りたいと思っているんです。
土の上を泥だらけに、雪を被って真っ白になりながら真横を向いている姿がカッコいいと思うから、これからもタフに使っていきたいと思っています。
取材の最後まで、走るのが大好きだと話してくれた、さとけんさん。ダートラを全力走行も気持ち良いそうですが、交差点をスムーズに曲がるのも気持ちいいということです。
長野から新潟までフラッと海沿いを走ったり、千葉の実家まで運転することはしょっちゅうで、走行距離は現在進行形でのびていっているとのこと。ということは、20万kmを越えてきたエンジンの載せ替えが、もうすぐかも?
(文:矢田部明子)
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