シートに押し付けられる加速を感じたくて。思い切って踏み出したインプレッサGDBライフ
「雨が降っているから送ってあげるよ」と友人に言われ「それじゃあ…お言葉に甘えて……」と乗ったクルマが日産・スカイラインHCR32だったという「ふみくん」さん。走り出すと、シートに押し付けられるような加速に魅せられスカイランの虜になってしまったと、うれしそうに話してくれました。それからどっぷりクルマにハマり、スバル・インプレッサGDBを愛車として迎え入れたということです。
今回は、ふみくん さん×インプレッサGDBのお話をお届けします。
―――それまで、クルマに興味はなかったのですか?
恥ずかしながら、まったくなかったんです。免許は取ろうと思っていましたが、何のクルマでも走ればいいや〜という感じでした。だけど、友達のお父さんのスカイラインHCR32の加速感を味わったとき、一気にその魅力に引き込まれてしまいました。クルマってすごい!こんなに面白いのかって!!
―――それで、インプレッサを?
スカイラインを探したんですけど、20年前でも就職したての僕が手を出せるような金額じゃなかったんです。だから、走りを楽しめつつ、節約をしまくれば何とか買えるクルマはないかと探しまくって行き着いたのが、インプレッサGC8(初代)でした。そうしたらこれが、なかなか面白くてですね〜。音や加速感、スピードが上がるにつれて少し重くなるハンドル、切ったら思いどおりに動くところが“THEスバル”という感じで気に入っちゃったんです。
故障が多くなってきて乗り換えるタイミングになったとき、次もスバル車がいいなと思って、10年前に乗り換えたのがいまのインプレッサGDB(2代目)です。
―――おっ!インプレッサからインプレッサに、というわけですな♪
正規の中古ディーラーに行ったときに、銀の鷹目インプレッサ(2代目2005年6月以降モデル)と並んで売っていたんですよ。
―――鷹目に心は揺らがなかったのですか?
いや、僕は昔から涙目派(2代目2002年11月〜2005年5月モデル)なんです♪ ライトの形や歴代の中で一番大きいダクトが開いているボンネットなど、この見た目がとても好きなんですよ。中古で売っていたこの個体には4点式ベルトを付けるためのアンカーなどが装着してあって、元オーナーさんがサーキットを走る人だったのかな?と予想できたのと、それにもかかわらず改造した形跡が少なかったのも購入した決め手となりました。
―――ということは、その後サーキットを走ったりしたのですか?
念願叶って、やっとサーキットを走ることができました! GC8のころは就職したてで余裕がなく諦めていましたから、一体どれくらいの速度が出るんだろうとか、どんな感じで走ってみようかとワクワクしながら、タカタサーキット(広島県)までクルマを走らせたことを覚えています。
―――実際に走ってみてどうでしたか?
普段じゃあり得ないようなスピードで突っ込んで、タイヤが滑るような感覚を初めて体感したんですけど、クルマって高速域でこんな動きをするんだ!と、今まで見えなかった部分が見えてきて感動しました。タイム的には決して速くはなかったけど(笑)、忙しくハンドルを回してブレーキを踏んでギアを替えてと、一連の操作がすごく楽しかったんです。上手にコーナーを曲がれたときにはよっしゃ!決まった!感があって、やっぱり運転って楽しいなと再確認しました。
―――とても楽しかったことが、声だけなのに伝わってきます(笑)。
いやいや、実際すっっっっごく楽しかったんですよ。さらに新たな発見だったのは、サーキットを走る時間以外も楽しかったということです。先程、タイムはお恥ずかしい……とお話しましたが、少しでも縮めるためにどう運転すればいいかを考えるのがおもしろかったし、グランツーリスモ(ゲームソフト)で「ターボチャージャーにしますか?」というアイテム選択があったのは こういうことか!と学びもありましたしね。ショップに行って聞いたり、サーキット仲間も自然と増えていって、世界がとても広がったなと思います。
―――カスタムしている箇所はありますか?
大きなところでいくと、車高調(車高調整式サスペンション)やスタビライザー、タービン、ボディがグニャッとならないようにタワーバーを装着しました。全体的にストリートからミニサーキットが気持ちよく走れる仕様にしています。突き上げ感は多少ありますが、減衰を柔くして海沿いを流すと、不思議とこの突き上げ感が心地良く感じるんですよ。
6年前からサーキット走行に挑戦し始めて、10回行けたかな〜くらいなんですど、これからも自分のペースでやってみます。
―――最後の質問です。このクルマを買ってよかったと感じますか?
もちろんです! シートに打ち付けられるような感覚を味わったときは、買ってよかったと毎回思いますね。それと、この年代のクルマにしかない楽しさを味わったときもかな。油圧式パワステ(パワーステアリング)のダイレクト感、ワイヤーアクセルのレスポンスの良さなど、五感を揺さぶられる何かがインプレッサにはあると思います。
ちょっと背伸びをして購入したインプレッサと、これからも一緒にサーキットを走っていきたいと話してくれた ふみくんさん。新車には新車の、中古車には中古車の良さがあると、この電話取材を通じて学ぶことができました。
(文:矢田部明子 写真:ふみくんさん提供)
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