「自分が楽しいのが一番!」シビックと一緒に四季を駆け抜け、一瞬一瞬を写真に収めるオーナーの物語
「クルマに興味が無かった自分が人生を変えられたのだから、本当に面白いですよね」
取材中、ふとそんな言葉をこぼしたのは、今回お話を伺った“ないと”さん37歳。
23歳のときに購入したホンダ・CR-Zが初めての愛車であり、20万km以上走行したお気に入りの愛車だったといいますが、ハイブリッド車ならではのバッテリー寿命をきっかけに、11代目のホンダ・シビック(FL1型)に乗り換えたと話してくれました。
この乗り換えを皮切りに、ないとさん自身の生き方も変わったのだとか。一体どんな変化があったのか伺いました。今回は、シビック×ないとさんのお話です。
――今のモデルのシビックは元々、乗りたいクルマの候補として上がっていたのでしょうか?
実は、最初はあまりピンとこなかったんですよね。というのは、元々、前の型である10代目シビック(FK7型)が欲しかったのですが、すでに生産終了になっていたんです…。
それで、他のクルマも検討したりなどをしていたら、お世話になっているディーラーの方が「11代目シビックの試乗車を見にきませんか?」って言ってくださったんです。写真で見たら自分的にはイマイチだったのですが、ディーラーに行って実物を見てみたらめちゃくちゃ良くて、5分後にはもう「欲しい!」という気持ちになっていました(笑)。
――ないとさんがそこまで心を掴まれたのは、どこだったのでしょう?
よくあるハッチバックの形ってお尻がストンと落ちる、ファストバックスタイルなんですよね。でも私はどちらかというと、セダンやクーペのようなデザインが好きで、今の11代目シビックも10代目シビックもハッチバックなのですが、11代目シビックのクーペライクなお尻やボディラインがとても好みだったんですよ。それが一番の決め手でした。
――デザインに魅了されたということですね! 乗り味に関してはあまり意識はしていなかったのでしょうか?
意識はしていましたよ! 実は、10代目シビックに会社の同僚が乗っていて、運転させてもらったことがあったんですよ。そのときに感じた足回りやハンドリング性能は非常に好みだったので、11代目も同じ方向性なんだろうなと予想していたんです。それと、両親がずっとホンダ車に乗っていて、その足回りの感覚やサスペンションの硬さなどは慣れていたので、ホンダ車を信頼していたという感じですね。なので、試乗はせずに購入したんですよ(笑)。
――その決断、とてもカッコいいです! 納車されるまではどんな気持ちでしたか?
納車されるまでの期間、その車種についていろいろ調べるのが“あるある”だと思うのですが、自分の場合、楽しみな物に対しては、事前に情報を入れたくないタイプなんです(笑)。初めてシビックを運転する瞬間や、触れるときの感動が減っちゃう気がして、情報を何も入れたくなかったんですよ。試乗をしなかったのもそれが理由のひとつかもしれないですね(笑)。
試乗車を見にいったときが初めてシビックに触れた1回目、そして納車日が2回目だったというわけです。
――とても素敵なこだわりです! その納車日のことは覚えていますか?
すごく鮮明に覚えています! 当時はコロナ禍で、ワクチンを打った翌日が納車日でした。若干の副反応が出ている中の納車日だったのですが、副反応なんか感じないくらいにテンションがMAXでしたね(笑)。
――アドレナリンが出ていたんでしょうね(笑)。2回目に見たご自分のシビックはどう感じましたか?
車体色にクリスタルレッドメタリックを選んだのですが、選んで正解だったと感じましたね。めちゃくちゃカッコよかったです。以前に乗っていたクルマが白だったのと、実家のクルマもブラックばかりだったので、本当にその色でいいのか家族にも心配されました(笑)。自分的にはどうしてもレッドがカッコよくて選んだので、この色を選んで本当によかったです。
――想像以上のカッコよさだったということですね!!
カタログで見た以上のカッコよさでしたね。そういえば、この11代目シビックが世に出た当初から「もしかしたら写真写りが悪いクルマなのかもな」って思っていたんですよ。「実車はこんなにカッコいいのに!」ってずっと思っています(笑)。
――もしかして、ないとさんがSNSで投稿されているお写真って“ないとさん目線のカッコよさ”を表現していたりするのでしょうか…?
確かに、そうかもしれないです。SNSを始めたのもシビックに乗るようになってからで、写真を綺麗に撮られている人の投稿と出合い、オフ会でも会ってお話して「自分もこんなふうにカッコよく撮りたい」って思ったのが、そもそものきっかけでした。本当にシビックを買う前と後で、生活や生き方が180度変わりましたね。
――私生活は、具体的にどう変わったのでしょう?
元々、仕事が休みの日は前日に食べ物を買って一日中家にこもってゲームをしているタイプで……職場以外では誰とも関わらないみたいな生き方をしていたんです。それがシビックに乗るようになってからは、いろんな情報が欲しくなって「みんなはどんなふうにクルマをイジっているんだろう?」って気になってきたんですよ。SNSを始めた影響でオフ会にも行くようになって、本当に私生活が大きく転換したと感じます。
――すべての起因がシビックだったんですね! ないとさんが一番気に入っているお写真はどれなのでしょう?
秋の早朝に行った美ヶ原の雲海の一枚でしょうか。
良い写真を撮れるかどうかって、運もあるなって思っていて。この写真も光加減や雲海が出るタイミングは一瞬なんですよ。その瞬間にしかそろわない条件が全部絡み合って、奇跡的に撮れた写真っていうのは、満足感もあるせいか、とても印象に残ります。
――ホントにめちゃくちゃ綺麗ですね。写真に関して、今後の目標はあったりしますか?
今後もSNSで写真を投稿して、自分目線のシビックを見てもらいたいのはもちろんあります。ですが“自分が楽しい”ことが一番大切だと思っていて……今の一番の目標というか願望は、シビックでもっといろんな景色を見に行きたいということですね。
一昨年、転職する間の10日間でシビックと北海道へ行ってきたのですが、めちゃくちゃ感動したんですよ。今後も、もっといろんな場所にシビックと行って、そこで撮れたものをSNSに投稿して、感動した瞬間のお裾分けができたらいいなと思っています。
――ないとさんの写真に感銘を受ける人は必ずいますよ! 北海道は一番印象に残る場所になったんじゃないですか!?
本当にその通りで、実は北海道はずっと行きたかった念願の場所でもあったんですよ。前の仕事に就いているときは連休を取るのが難しくて行けなかったのですが、転職期間を利用して行くことができました。
――念願叶った北海道はどうでしたか?
道内を数千km走ったのですが、本州で描いていたイメージとはスケール感が違いすぎて……どこを走っても感動しっぱなしの10日間でした。あまりにもずっと景色がいいので、ちょっと走っては写真を撮りっていうのを繰り返していたら、2時間で着く予定が6時間費やしてしまったこともありましたね(笑)。北海道は今後もまた絶対に行きたい場所のひとつになりましたよ!
――今後、ないとさんはシビックをどのように乗っていく予定ですか?
ちょっとした味付けをしたいなと思っています。例えば、今は夏用のホイールを履いていてとても気に入っているのですが、一度組み直してみたいんですよね。ボディも少し手を入れようかなって考えていたりします。だけど、あまりノーマル仕様からは離れたくないので、あくまでもちょっとした変化を施して、自分好みにしていきたいです。
――シビックはないとさんにとって、めちゃくちゃ特別な存在というのが伝わってきます!
本当に人生を変えてくれたクルマなんですよ。友人や家族といった関係ともまた違う、パートナーっていう言葉が一番近いかな〜。外の世界に連れ出してくれた、世の中ってこんなに綺麗なんだよっていうのを教えてくれたクルマでもありましたね。
「このシビックが自分のカーライフの最後のクルマになってもいいと思っています」
最後に言った、ないとさんのその言葉は「人生を変えられた いちオーナー」としての“シビックへの全ての思い”が詰まっている言葉だと、筆者は感じ取りました。
「爽快シビック」をグランドコンセプトとして開発したホンダの思いは、クルマを通して人々へと伝わっているのだと、ないとさんのお話を聞いていて思うのでした。
【X】
ないとさん
(文:秦 悠陽 写真提供:ないとさん)
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