再燃したホンダスポーツへの情熱。シビック タイプR ユーロがもたらす理想のカーライフ
幼いころからホンダ車に囲まれて育ち、好きなクルマとともに過ごしてきた“s”さん。一度は冷めたクルマ趣味の熱は、ホンダ シビック タイプR ユーロを迎えたことで再びよみがえってきたそうです。
「やっぱり自分は、ホンダスポーツが好きなんだ」
今回はsさんとシビック タイプR ユーロ(以下、FN2)のお話です。
――もともと、クルマはお好きだったんですか?
幼いころからホンダ車に囲まれて育ちました。父がホンダに勤めていた影響が大きいですね。家には初代シビックやライフがありました。中学生のころに見た番組で、グループAのワンダーシビックに憧れたことも覚えています。
――幼少から濃厚なカーライフを体験されていたのですね。sさんご自身は、どんな愛車と過ごしてこられたんですか?
ずっとホンダですね。CR-X(EF8)、インテグラ(DA6)、 シビック(EG6)。先輩に譲ってもらったビート 、 インテグラ(DC2)。もう一度 シビック(EG6)、 アコード ユーロR、 S2000 タイプV 、 N-ONE 。また アコード ユーロR、S660 、 シビック(EK9) 、 N-WGN です。
――sさんは、ホンダのどこに魅力を感じているのでしょう?
企業としての姿勢が好きです。二輪・四輪・農耕機・飛行機まで手がけていますし、環境への取り組みも行っています。技術に対して誠実な会社だと思います。
――なるほど! FN2の存在を知ったのはいつごろでしたか?
FN2がデビューしたころから知っていました。当時はS2000に乗っていて、ハッチバック、しかも輸入車のシビックは、かっこいいけどハードルが高いな……という遠い存在でした。
――一度、クルマの趣味から離れたこともあったんですよね。そこから戻った経緯とは?
ホンダスポーツに乗り続けてきましたが、維持費がかかることもあって一度距離を置いたんです。そんなとき、FD2(三代目シビックタイプR)に乗る彼女のクルマを運転させてもらう機会があって、そこでスイッチが入りました。
――彼女さんがタイプR乗りっていうのもスゴイです。
もともと地元同士で、SNSでつながってました。当時、彼女はインテグラ タイプR(DC5)に乗っていて、ある日たまたま街中で彼女のDC5を見かけて、連絡して食事に誘ったのがきっかけでしたね。
――素敵な出逢いですね! では、FN2との出合いも教えてください
中古車サイトで検索すると、京都に良さそうな1台があって現車確認に行きました。16万km走ってはいましたが、修復歴がなくクラッチ・電装系・オルタネーターが交換されていたところが決め手でした。外装と内装はヤレてましたけど(笑)。
――探すうえで「ここは見ておいたほうがいい」と感じたポイントはありましたか?
FN2の場合、年式上外装や内装のヤレは仕方ないですが、自分の許容範囲を決めて探すと見つけやすいかもしれません。自分がいちばん重視したのは、重要な部品が交換されているかどうかでした。クラッチや電装系、オルタネーターのように致命傷にもなり得る部分は、交換歴をしっかり確認したほうがいいと思います。
――納車当日の思い出を教えてください
当日は、京都まで電車で向かいました。片道で3〜4時間くらいかかるので、旅行気分でおいしいものを食べつつ移動しました。駅に着くと、ショップの方がかなり手の入ったFD2で迎えに来てくれたんです。それがうれしくて「この店で買って良かったな」と思いました。
手続きが終わって自走で帰るときは、久々のMTで最初はギクシャクしてました(笑)。でも地元に近づく頃にはすっかり慣れて、ドライブを楽しめました。FFならではのフィーリング、高回転エンジンに、自分を取り戻したような感覚がありました。「やっぱりホンダのNAっていいな」としみじみ感じたのを覚えています。
――納車後の初ドライブはどこへ?
早朝ツーリングでいつもの仲間たちにお披露目しました。仲間にはFN2オーナーがいなかったので、みんなで珍しがってくれましたね。
――FN2と暮らし始めて、どんな変化がありましたか?
傷んでいたシートとステアリングを交換しました。シートはタバコでできた穴があって、ステアリングはボロボロすぎて、触るのも嫌になるレベルだったので(笑)。オークションで比較的キレイなものを見つけて、夏場に汗だくで交換しました。
タイヤも、古いアジアンタイヤを履かせたままになっていたので、大好きなSPOONのデモカーと同じブリヂストンPOTENZAの同じ銘柄に交換しました。ちなみに、ナンバーもデモカーのゼッケン「95」に合わせました!
彼女と、FN2とFD2の違いを語り合うのが楽しくなりました。どっちが上とかじゃなくて、お互いに自分のクルマをいいと思えるところを共有できていることがうれしいですね。
――FN2を「TAMAGO」と呼んでいるとか?
タマゴみたいなフォルムでとにかく可愛いんですよね。斜め後ろからのアングルが特に気に入っています。
――今後のメンテナンスなどの予定は?
足回りをリフレッシュして、今後は、ゆっくりレストアして長く乗りたいです。自分の悪いクセで、クルマが満足のいくカタチになると、飽きてしまうことが多いんですよ。FN2はシビック最後のハッチバックNAですし、じっくりゆっくり付き合っていけたらなと思います。
sさんがこれまで乗ってきたホンダスポーツたちはどれも魅力的で、1台ずつに大切な思い出があるのだろうと思います。
そのsさんをしても、FN2はさらに特別なのかもしれません。
忙しさや距離感のなかで薄れていた、クルマに乗る喜びや自分らしさを思い出せたこと。仲間や彼女さんとの時間も一層充実させてくれる……何より「好き」という感覚を強く感じられる一台。ひょっとするとsさんにとって、FN2は“理想の愛車”といってもいいのかもしれないと、お話を伺いながら感じました。FN2との心地よいカーライフを、これからもずっと楽しんでくださいね。
【X】
sさん
@SPOON_TYPEONE
【Instagram】
sさん
spoon_typeone_95
(文:野鶴美和 写真:sさん提供)
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