スポーツカーが集まるイベントに、クロカン四駆で参戦!70スープラに憧れる、高校2年生

10月17日(日)に、富士スピードウェイにて開催された「富士全国オーナーズミーティング2021」。695台のスープラ、GRヤリス、86が集まり、オーナーさん達は、情報交換や愛車の魅力について語り合っていました。そんな「富士全国オーナーズミーティング2021」にいらっしゃっていた方に、愛車とのカーライフについてお話を伺ってきました。一体、どんなカーライフを送っているのでしょうか?

いわゆるスポーツカーと呼ばれるクルマが並んでいるなか、会場の隅に1台だけ停まっていたクロカン四駆。スープラ、GRヤリス、86とは少し毛色の違う「ランドクルーザー79」に乗っていたのは、親子でイベントに参加したという「ゆうさん」。なんでも、ランドクルーザー79は、ゆうさんのお父様の愛車なのだとか。スポーツカーとは真逆の所に位置付けされるタイプのクルマに乗って、イベントに参加しようと思った理由は何なのでしょうか?

「スープラが大好きなので、スープラが沢山集まるこのイベントに父が誘ってくれたんです。福島から5時間くらいかかったのですが、高速で早そうなクルマが横を通る度に、あのクルマも会場に行くのかな?と道中も楽しかったです」

ライトがパカッと飛び出すリトラクタブルヘッドライトや、リアのテールランプの形状が特徴的な「70スープラ」が1番好きだというゆうさん。ちなみに、息子であるゆうさんの影響で、好きなクルマの幅が広がったと話してくれたお父様は「60スープラ」にグッときたそうです。「サイズ感や角張ったボディが素敵でした。会場に入ってきた瞬間、あまりのカッコよさに痺れましたね……」とのこと。お2人とも今まで実車を見る機会があまり無かったそうで、内装や細部などを詳しく見ることが出来た、と目をキラキラさせながら話してくれました。

「実は、僕がクルマを好きになったのは最近になってからなんです。たまたまネットを見ていたら、古いクルマが載っていて。それで、カッコいいなぁと思ったのがキッカケでした」

お祖父様がマークⅡに乗っていたということもあり、古いクルマは親しみのある、身近な存在というのもあったといいます。色々な本や、ネットで画像を見るうちに、どんどん旧車の魅力にハマっていったそうです。

「古いクルマが好きになったのは良いんですけど、同じ高校に、この話題について話せる友達がいなくて。というより、クルマ好きがあまりいないんですよ。だから今は、バイト先のガソリンスタンドで、社員さんとクルマについて話すのがすごく楽しいです」

とのこと。そんなゆうさんですが、最近は眺めているだけではなく、自分でも運転してみたいと思うようになったといいます。

「今日のイベントでも、エンジン音やマフラー音が聞こえてきて。こういう音を聞いていると、自分のクルマが欲しくなるし、運転したらどんな感じなんだろうと、興味があるという。しかし、免許を持っていないので、走行性能と言われても分からないんです。だから、スペック表を見ながら、こんな感じなのかな?と想像するだけです。そうじゃなくて、はやく実感出来るようになりたいんです」

免許を取ったら、夜にドライブ、そして地元の猪苗代湖に行ってみたいとのこと。すかさずお父様が、「70スープラに乗ることになったら、もちろん僕も運転させてもらいますよ」と一言。それを聞いて、ゆうさんが笑っている光景にほっこりした筆者なのでした。

現在17歳のゆうさんは、おそらく1年後にはクルマの免許を取っていることでしょう。もしかしたら、来年の「富士全国オーナーズミーティング2022」には、ゆうさんの運転で会場に登場するかも?

来年もお会い出来るのを、楽しみにしています!

[ガズー編集部]

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