新生活をスムーズに！　運転免許証の変更手続きアレやコレ

ドライバーの証としてだけでなく、身分証明証としても提示することの多い運転免許証。利用頻度の高いモノだからこそ、引越、結婚・入籍などで住所や本籍、氏名が変わったら、なるべく早めに変更手続きをしましょう。住所変更や氏名変更の手続きに必要なことをまとめましたので、ぜひチェックを！

結婚・入籍で氏名が変わると、行わなければいけない手続きがいろいろとあって、あたふた……。どれから手をつけていいのか分からない～という人は、まず先に運転免許証の変更手続きを済ませておくと、何かと便利です。銀行口座、クレジットカード、生命保険など様々な名義変更の際に、記載事項変更済みの運転免許証を“身分を証明する書類”にすれば、住民票の写しなどを提出する手間が省けます。

変更手続きは無料で、その場で運転免許証の裏側に変更事項を明記してくれるので、下記3点を持参して運転免許試験場、運転免許センター、または最寄の警察署へGO！（警察署は平日のみ、手続きが可能です）

※受付時間は各警察署、運転免許センターによって異なりますが、8：30～17：00（12：00～13：00は除く）となっている場合が多いです。詳しくは、手続き予定の都道府県の警察署、運転免許センターへお問い合わせください。

[変更届け出に必要なもの]
1.運転免許証
2.印鑑 (認印可、シャチハタ印は不可）
3.結婚後の新しい本籍と氏名が記載されている住民票の写し

万が一、変更手続きを忘れていても運転免許証そのものは有効ですが、道路交通法に「免許証の記載事項に変更を生じたときは、速やかに住所地を管轄する都道府県公安委員会に届け出て、免許証に変更に係る事項の記載を受けなければならない」と記されているので、氏名や住所などが変わったときは、早めに手続きを！ もし届出等を行わなかった場合には、2万円以下の罰金又は科料に処せられることもあるので要注意。

転勤や引越で住所が変わった場合も、転居先住所の管轄する警察署や運転免許試験場、運転免許センターで住所変更手続きをしましょう。手続きをしないままでいると、更新の連絡ハガキが旧住所へ届いてしまい、免許証の更新をうっかり忘れてしまうリスクが大！ おまけに、免許証更新のときに、旧住所の管轄する運転免許試験場や警察署まで行って手続きしないといけないなど、後々、面倒なことに…。

住所変更も氏名のときと同様に、手数料は無料。手続きは転居先で行います。新住所と旧住所が同一都道府県内の場合に必要なのは、運転免許証と印鑑のほかに新住所を確認できる書類（*１）でOK。県外からの転入の場合は、都道府県によって、申請用写真が別途必要なところもあるのでご注意を。
市町村合併で市区町村名が変わった場合は、原則として住所変更手続きの必要はナシ！ 運転免許証更新時に自動で住所が変更されるので、安心してくださいね。

*１…住民票・新住所へ送付された消印付きハガキ・公共料金の領収証など

Q 忙しくて手続きになかなか行けない…。そんなときは？
A 運転免許証の記載事項変更手続きは、原則として本人ですが、都道府県によっては代理人による申請ができるところも。その際には、申請者と代理人が併記された住民票の写しと代理人の身分を証明する書類も追加で必要になります。

Q もうすぐ免許更新だから、手続きを一気に済ませたい！ 一括変更は可能？
A 更新期間に入っている人は、更新と同時に住所変更や氏名変更の手続きができます。それ以外の人は、免許更新の時期を待つのではなく、できるだけ早めに変更手続きを行いましょう。

Q 新住所を確認できる書類は、旧住所から転送されたものでもいいの？
A 消印がはっきりと分かるものであれば、旧住所から新住所へ転送されたものでも基本的にはOKです。ただし、場所によって取り扱いが異なることがあるので、手続きを行う予定の運転免許センターや警察署へ事前に確認するのがベター。

Q 免許証の氏名変更や住所変更の手続きにかかる時間は？
A 運転免許証の記載事項の変更手続きに要する時間はだいたい30分程度です。ただし、春や秋の引越シーズンは混雑が予想されるので、時間に余裕を持って手続きに出かけるようにしましょう。

ドライバーなら肌身離さず持ち歩く運転免許証は、いわば顔写真付きの公文書。身分証明証としても幅広いシーンで利用します。必要書類などを漏れなく揃えて行けば、免許証更新のときと比べて、氏名変更や住所変更手続きはそれほど時間がかからないので、結婚や引越で記載内容が変更になった際には、すぐに変更手続きをして下さいね。都道府県によって統一されていないこともあるので、手続きの前に、新住所を管轄する運転免許センターなどへ問い合せておくのもおすすめですよ。

[ガズー編集部]