【全日本ラリー】新体制で臨んだ初挑戦のスノーラリー 難しい路面に対応し、2位表彰台を得る

路面状況が変化する雪道を駆け抜けたTGR Vitz CVT

2月2日(金)〜4日(日)、2018年シーズン全日本ラリー選手権(JRC)開幕戦「Rally of Tsumagoi」が、群馬県嬬恋村を拠点として行われ、TOYOTA GAZOO Racingの眞貝知志/安藤裕一組(TGR Vitz CVT)が、2位表彰台を獲得しました。

モータースポーツの厳しい環境の下で「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的として、2018年全日本ラリー選手権開幕戦にTGR Vitz CVTで臨んだTOYOTA GAZOO Racing。活動4年目を迎えるチームは、ドライバーに眞貝知志選手、コ・ドライバーに安藤裕一選手を迎えました。チームにとってスノーラリーは初参戦。車両は2017年のグラベル(未舗装路)ラリー仕様をもとに、氷雪路に向けサスペンションなどの調整が行われました。

これまでターマック(舗装路)を中心に活躍してきた眞貝選手にとってもスノーラリーは初挑戦。
「参戦にあたりTGR Vitz CVTでテストを行ってきましたが、実戦でこそ理解できる点も多いと思っています。まずはこのラリーを完走することで、経験やデータをしっかりと持ち帰りたいと思います」と、眞貝選手は意気込みを語り、ラリーをスタートしました。

夜間の走行となった初日、圧雪路や凍結路などが混在するなか、眞貝選手は慎重な走行でクラス2番手につける堅調な出だし。気温が上がり、雪が融けた部分など難しい路面状況となった2日目も、8箇所のSS(スペシャルステージ:競技区間)を大きなミスなく走り切りました。3日目の最終日には、SS17で今大会初となるSSベストタイムを記録し、残されたSSも安定したペースを維持してフィニッシュ。チームは2018年シーズンに向けて、開幕戦で2位表彰台を獲得する幸先の良いスタートを切りました。

  • 今年からチームに加わった眞貝(左)と安藤(右)
  • TGR Vitz CVTを支える凄腕技能養成部のメカニックたち

Rally of Tsumagoi JN3クラス最終結果

1. 天野 智之/井上 裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS) 1:12:30.9
2. 眞貝 知志/安藤 裕一(トヨタ・ヴィッツCVT) +1:10.9
3. 渡部 哲成/松浦 俊郎(マツダ・デミオ) +1:28.4

[ガズー編集部]