【全日本ラリー】前戦の大ダメージを修復しJN5クラスの2位表彰台を獲得

濡れて滑りやすい路面で安定した走行を見せるTGR Vitz GRMN Rally
濡れて滑りやすい路面で安定した走行を見せるTGR Vitz GRMN Rally

10月12日(金)〜14日(日)、2018年シーズン全日本ラリー選手権(JRC)第9戦「第46回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2018 Supported by Sammy」が、岐阜県高山市を起点として行われ、TOYOTA GAZOO Racingの眞貝知志/安藤裕一組(TGR Vitz GRMN Rally) はJN5クラス2位でフィニッシュしました。

モータースポーツの厳しい環境の下で「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的に、2018年の全日本ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racing。前戦の第8戦「RALLY HOKKAIDO」ではラリー2日目にコースオフから横転を喫し、車両へのダメージが大きくリタイアを余儀なくされました。しかしチームは短いインターバルで車両を修復し、第3戦以来となるターマック(舗装路)のSS(スペシャルステージ:競技区間)用に、サスペンションなど足まわりに改良を施して今回の第9戦に挑みました。

第3戦丹後以来となるターマックラリーに向けて、チームはラリー前日に短いテストを実施。ドライバーの眞貝選手は「北海道でのクラッシュの後、ラリーカーを修復してくれたチームに感謝しています。天候は晴れましたが、前日までの雨で路面は濡れているでしょうし、まずは慎重に走ります」とコメントし、ラリーをスタートしました。

初日、好ペースでスタートした眞貝選手は、昼のサービスで足まわりを調整。SS5では今大会初のベストタイムを獲得し、JN5クラス3番手につけます。ラリー2日目、路面の一部が湿った滑りやすい状態でも、眞貝選手は安定したペースで走行。SS7でベストタイムを記録し、SS8を終えた段階でクラス2番手にポジションアップを果たします。その後はSS9も制し、最後まで順位を守り切って2位表彰台を獲得しました。

  • 一丸となって整備作業に臨む凄腕技能養成部メカニックたち
    一丸となって整備作業に臨む凄腕技能養成部メカニックたち
  • 第3戦以来の舗装路ラリーで2位表彰台を得た眞貝選手(左)と安藤選手
    第3戦以来の舗装路ラリーで2位表彰台を得た眞貝選手(左)と安藤選手

第46回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2018 Supported by Sammy JN5クラス最終結果

1 川名 賢/保井 隆宏(シトロエンDS3 R3-MAX)    1:09:05.7
2 眞貝 知志/安藤 裕一(TGR Vitz GRMN Rally)    +32.8
3 小濱 勇希/馬場 雄一(シトロエンDS3 R3-MAX)    +44.2
4 横嶋 良/木村 裕介(プジョー 208 GTi)    +2:10.2
※出走5台、完走4台

[ガズー編集部]