【WRC2023】第11戦 TOYOTA GAZOO Racing WRTは、3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得(ラリー・チリ・ビオビオ)

  • マニュファクチャラーズタイトル表彰式

2023/9/28-10/1、4年ぶりにWRCカレンダーに復帰したWRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオが行われ、スポーツ・フォードWRTのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (8号車)が総合優勝を果たした。
TOYOTA GAZOO Racing WRTは、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(33号車)が総合3位に入り表彰台を獲得。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン(69号車)は総合4位で、勝田貴元/アーロン・ジョンストン (18号車)は総合5位でフィニッシュし、チームは3年連続4回目となる、またトヨタにとっては通算7回目となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

DAY1
サービスパークの南東エリアで3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。合計6本のステージの距離は112.86km。
この日、路面は一日を通してドライコンディションが保たれたため、各ステージの1回目の走行時は道の表面が滑りやすいルースグラベルに覆われ、出走順が早い選手たちにとっては不利なコンディションであった。
ドライバー選手権2位につけるエバンスは出走順2番手でステージに臨み、SS2でベストタイムを記録するなどし総合3位に、ロバンペラが総合5位に、勝田が総合6位につけた。

DAY2
サービスパークの南側エリアで、3本のステージを各2回走行。その合計距離154.00kmと3日間で最長。
前日に続き天気は良く、路面コンディションは全体的にドライ。DAY1とはグラベル路面の特徴が大きく異なり、タイヤに厳しい路面コンディションのステージが続く1日となった。
エバンスは午前中最後のSS9でタイヤの摩耗により大幅にタイムロスし総合4位となり、ロバンペラは総合5位を、勝田は総合6位を死守した。

DAY3
サービスパークの東側エリアで、2本のステージをミッドデイサービスを挟み各2回走行。合計4本のステージの距離は54.12kmと3日間で最も短い一日。
この日は雲の多い朝であったが、ステージの路面は全体的にドライコンディションとなった。
最終ステージとなるパワーステージで、エバンスは、2番手タイムとなり総合3位に、ロバンペラは、今シーズン6回目となるパワーステージ優勝を果たし、総合4位でフィニッシュ。
勝田も、パワーステージを5番手タイムで走りきり、ボーナスのドライバー選手権ポイントを獲得。結果総合5位となり、シーズン5回目となったワークス登録ドライバーとしての仕事を完遂した。

≪豊田 章男 (TGR-WRT会長)≫
チームのみんなマニュファクチャラータイトル獲得おめでとう!

今年のエルフィンは11戦目までで優勝2回を含む6回のポディウムでマニュファクチャラータイトル獲得の大きな原動力になってくれました。今回もタイトルの決め手となる3位表彰台をありがとう!

カッレの3回の優勝も、もちろん大きな力になっています。残り2戦、2人には悔いのない走りでチャンピオンを目指してもらいたいと思います。セントラルヨーロッパ、ジャパンでの2人の走りが今から楽しみです。全力でがんばってください。チームのみんなも2人に最高のクルマをお願いします。

チームとしては昨年より1戦早い11戦目でタイトルを決めてくれました。チームの力がさらに高まった証だと思います。代表就任1年目からチームでタイトルを獲りながらも、みんなと一緒にチームを強くし続けてくれたヤリ-マティに心から感謝します。

11月に、日本でみんなに会えることを楽しみにしています。

TGR-WRT会長 豊田章男

追伸
カッレ、誕生日おめでとう!来週の岡山は”いちドリフトファン”として、モリゾウもカッレの走りを楽しみにしています。

レースカレンダー

MORIZO on the Road