話題のConcept EQGがついに日本上陸 ラインアップの電動化がさらに加速する…ジャパンモビリティショー2023

  • メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長 兼 CEO 上野金太郎氏

    メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長 兼 CEO 上野金太郎氏

2023年10月25日にメルセデス・ベンツはJAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)の会場内でプレスカンファレンスを行った。

メルセデス・ベンツでは「電動化」「デジタル化」「サステナビリティ」をテーマとし、日本での人気が高いGクラスを電動化したコンセプトカー「Concept EQG」「メルセデスAMG C 63 S E PERFORMANCE」の2台をジャパンプレミアするとともに、「メルセデスAMG S 63 E PERFORMANCE」「EQS 450+ Edition1」「EQE 350 4MATIC SUV Launch Edition」の計5台を展示。すべての車両がBEV、PHEV、マイルドHVなど電動パワーユニットを搭載したモデルとなっていた。

2023年時点ですでに7車種12モデルもの電動モデルを日本市場に投入しているが、メルセデス・ベンツ日本株式会社の代表取締役社長兼CEOの上野氏によると2030年までに市場の環境が許す限り、販売するすべての乗用車を電動化する準備を進めているということ。2021年には約1000台だった販売台数が2022年にはすでに約2000台、2023年にはそのさらに2倍以上の販売を期待しているということ。
また、多くのユーザーが安心して電動自動車に乗ることができるように2024年中には急速充電設備を展開できるよう検討・準備を進めており、この施設ではより効率的かつエクスクルーシブな充電体験ができるようになるということ。安全性に関しても世界で初めての電気自動車同士の衝突試験が行われたが、2台ともに高電圧バッテリーは無傷でドアを開けることが可能といった高い安全性も確認。電動モデルであっても従来からの内燃機関モデルと同じように安心して乗ってもらうことができると強調していた。

続いて登壇したのがGクラスのプロダクトマネージャーを務めているトニー・メンテル氏。IAA2021にてメルセデス・ベンツ初のEVオフローダーとして発表された「Concept EQG」だが、歴代Gクラスを彷彿とさせるスクエアなボディを踏襲しているものの、ライティングバーが付いたサイドモールや新たに解釈されたグリルデザインなど各部に先進的なイメージをプラス。リヤゲート背面にはスペアタイヤではなく、充電ケーブルなどを収納できるボックスが設けられている。
走行性能に関しても4つのモーターを独立して制御することで高い走破性を獲得できることに加え、小回りが効くようになるなど日常の使いやすさも大きく向上させることができることを強調。ドイツ本国では2024年中のリリースを予定しており、世界でもGクラスの人気が高い日本にもできるかぎり早期の導入を目指すということだ。

なお、会期中はジャパンモビリティショーの会場である東京ビッグサイトとサテライト会場であるメルセデス・ベンツのブランド情報発信拠点のひとつ「メルセデス ミー 東京」間の送迎をEQS SUVおよびV クラス(土日祝日のみ)によって行うという新しい試みも実施。EQS SUVでは、Burmester 3D サラウンドサウンドシステムに搭載されるDolby Atmosによる立体音響を体験できるなど、メルセデスブランドをより深く体験できるコンテンツが多数用意されている。

  • Concept EQG

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  • EQS 450+ Edition1

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  • Gクラス プロダクトマネージャー トニー・メンテル氏

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(GAZOO編集部)